たんぽぽ舎から No1944
- 2013年 8月 30日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1944】
2013年8月30日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.再稼働の嵐に立ち向かう阻止ネットワーク
~いざというときは全国から集結、再稼働よりも汚染水対策、
福島を知り再稼働を止める、補助金は落ちず放射能が落ちる
自治体への働きかけ、原子力防災訓練への取組、葉書大作戦~
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.はじめて官邸前金曜日原発行動に参加して
九州佐賀県から玄海原発廃止を訴える
九州玄海訴訟運営委員 佐賀 汐待和子
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆9/14(土)講演会「新聞記者がいま本音で語る 原発・改憲とマスコミ」
講師:田原 牧氏(東京新聞特報部デスク)
場所:東村山市民センター
★4.新聞・雑誌より4つ
◆「汚染水収束が条件」 新潟県知事 柏崎再稼働
「東電は破綻処理も選択肢のひとつ」
(8月30日日刊ゲンダイより抜粋)
◆「東電の汚染水管理破綻」 全漁連、社長に国主導要請
(8月29日東京新聞より抜粋)
◆国の研究、「地震予知」の看板おろす 「災害軽減」へ改称検討
(8月29日朝日新聞より抜粋)
◆むつの市民団体 「事実知らせよ」東電に申入書
(8月30日朝日新聞より抜粋)
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┗■1.再稼働の嵐に立ち向かう阻止ネットワーク
| ~いざというときは全国から集結、再稼働よりも汚染水対策、
| 福島を知り再稼働を止める、補助金は落ちず放射能が落ちる
| 自治体への働きかけ、原子力防災訓練への取組、葉書大作戦~
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
○ 去る8月24日(土)と25日(日)に「再稼働阻止全国ネットワーク」が開催した
「8.24~25 再稼働阻止・全国相談会」には、全国の原発立地・周辺の方々約25
人とともに合計約百名が集まり、各地の状況と東京の状況を確認し合いながら、
再稼働阻止の為に何をやっていくかの一点にしぼって議論をした。
今回は共同代表3名も参加。まず、柳田真さんが阻止ネット発足以来の行動と
今後の予定を基調報告した。続いて、佐々木慶子さんが福島の厳しさを訴え、県
内の原子力発電所を全て廃炉とすることと再生エネルギー推進を訴えた「ふくし
ま宣言」を紹介した。
1日目の交流会から参加の中嶌哲演さんは2日目冒頭に「はとぽっぽ通信」を
紹介して若狭の闘いを伝えるとともに、「廃炉にすることがしにくくなる歪んだ
インセンティブを取り除かなくてはいけない」と述べ、朴勝俊著「脱原発で地元
経済は破綻しない」(高文研)と金子勝著「原発は火力より高い」(岩波ブック
レット)を紹介した。
○ 原発現地の参加者の皆さんにはA4用紙一枚に凝縮した資料を元に報告して
いただいた。どなたにももっともっと話したいところを自制していただきながら、
これから皆で何をなすべきかを話し合った。確認したことの一端を以下に紹介する。
(1)再稼働阻止のために全国から集結
どこのサイトの再稼働が危惧される事態なっても、全国からそこの阻止行動
に集結する
(2)再稼働より汚染水対策
フクイチ汚染水問題(非収束問題)を政府・東電に訴える。特に、規制委に
対しては、発足以来のフクイチ事故隠しを責め、原発再稼働どころでないことを
訴える
(3)福島を知り再稼働を阻止する
前週に開催された「福島を忘れない!全国シンポジウム」(「反原発自治体
議員・市民連盟」主催)と同様の企画を全国の立地現地の方にも参加を呼びかけ
て実施する、あるいは愛媛県伊方、他で行われたように福島の方が立地・周辺の
方々に福島の実情を知らせる、などの機会をつくる
(4)はがき大作戦
泉田知事激励葉書や原発現地用の葉書を作成して多くの方に投函してもらう
(5)補助金は落ちず放射能が及ぶ「周辺」自治体への働きかけ
30km圏内自治体への働きかけと同意権への取組
(6)原子力防災訓練を知ろう
全国で開催される原子力防災訓練に参加し実態を確認し、避難の非現実性を
訴える
○ いよいよ、9月15日は大飯4号も定期点検入りし再び日本全国原発ゼロが始
まる(但し、厳密には、数日前に横須賀港に戻ってきた米原子力空母ジョージ・
ワシントンの二つの原子炉は稼働中)。この日から原発ゼロをできるだけ長く続
けて、総ての原発を廃炉にするべく、引き続き再稼働阻止の行動に取り組む決意
を新たにして全国相談会を終了した。
なお、事務局会では、(1)の行動として、9月11日(水)12時からの規制委員会
への抗議・申入れ行動、9月26日(木)夜の規制委―経産省―東電デモなどを検討
している。ご注目を。
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┗■2.はじめて官邸前金曜日原発行動に参加して
| 九州佐賀県から玄海原発廃止を訴える
└──── 九州玄海訴訟運営委員 佐賀 汐待和子
○熱気あふれる霞ヶ関
8月23日金曜日、官邸前行動に初めて参加した。24~25日行われる日本
母親大会に参加することにしていたので、1日早く出ることにして佐賀県より3
人参加した。
でもどこに行けばいいのか分からずたんぽぽ舎の柳田真さんを紹介頂き、地図
など資料を送って頂き、さらに当日は、西堂いづみさんの案内でそれぞれの場所
で発言できるようにコンタクトをとっていただき、要領よく5ヶ所で「九州玄海
訴訟」の訴えをさせてもらえた。
官邸前、議事堂前、経産省前などに、こっちの角、道を渡って向こう側からも
歌や鳴り物がきこえ、シュプレヒコールがきこえというふうに時間がたつにつれ
てひとの数も増え、それぞれが意志を示すプラカードを持って集まってにぎやか
であった。
それぞれのコーナーには担当のスタッフがいて、司会者いて、一段高い小さな
ステージを用意してというふうに、おそらく金曜日は、夕方6時から始まる行動
のために朝から準備をされていると思った。それを寒い日も暑い日も雨の日もず
っと欠かすことなく続けておられることにまず深く感動した。
○国会前で友人に会えて感激
ここは1分で、ここは3分いいよと時間も違ったし、どういうわけか、共産党
の国会議員の笠井さん、吉良さん、社民党の福島瑞穂さんのあとにしゃべるとい
うことが多く、ええっとどぎまぎもしたが、わが原告団の迫力ある横断幕の威力
で皆さんが一斉にカメラを向けてくださり、佐賀から来たのかと温かいまなざし
と拍手で耳を傾けてくださり、国会議員の迫力に負けないようにしゃべらなくち
ゃと思って、気合いを入れて話をした。原告募集も30人の人に手渡し、福島さ
んにも原告になって頂くようお願いした。
国会前で話すのを聞いて駆けつけてきてくれた方がいた。20年前早乙女勝元
さんと一緒にスペインのゲルニカへ一緒に旅した東京の小野田明理子さんだった。
ここでこんな形で再会できたことは驚きだった。それぞれの地で頑張っている友
人に会って感動した。
○再稼働をさせないために、市民が継続して行動し続ける運動を、全国各地で継
続することの大切さを肌で感じ取ることのできた集会参加だった。お世話してく
ださった方ありがとう。佐賀でも頑張ります。
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆9/14(土)講演会「新聞記者がいま本音で語る 原発・改憲とマスコミ」
講師:田原 牧氏(東京新聞特報部デスク)
脱原発を志す東村山市民(+川越市民1名)が集まり、市民の皆さんに脱原発
を考えてもらうための自主講座を企画しました。この市民講座第二回目に、田原
牧氏を迎えして縦横無尽に語っていただきます。
日 時:9月14日(土)13時30分~16時
場 所:東村山市民センター (西武新宿線東村山駅東口徒歩10分)
参加費:500円、保育300円(9/4までに要予約)
申込先:こどものごはん委員会 http://de1014.blog.fc2.com
講師紹介: 86年にレバノンでは、シリアの秘密警察にスパイとして死刑執行の判
決を受けて奇跡的に釈放された。91年に湾岸戦争、94年はルワンダ内戦・難民問
題を取材する。95年からカイロ・アメリカン大学に留学し、2000年までカイロ特
派員。現在、東京新聞特別報道部デスクとして、力を持たない者の目線から社会
を見つめ、踏みにじる者達へ怒りの言葉を突き刺す。その鋭い筆先は、現実主義
という思考停止を受け入れる日本社会にも向けられる。
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┗■4.新聞・雑誌より4つ
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◆「汚染水収束が条件」 新潟県知事 柏崎再稼働
「東電は破綻処理も選択肢のひとつ」
新潟県柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に向けたハードルが、さらに厳しくなっ
た。(中略)
同県の泉田裕彦知事が汚染水問題について「原発を運転する資格のある会社な
のかという判断の要素になりうる」と発言。汚染水問題にメドをつけることが、
柏崎刈羽原発の再稼働を左右するとの認識を示したからだ。
また知事は会見で、同原発の再稼働について「(福島)事故の検証と総括をした
うえで議論すべきだ」との考えを表明。「目先のお金を優先し、安全対策を怠り、
自らの首を絞めることが続くなら、破綻処理も選択肢のひとつ」と東電を批判。
汚染水流出の公表遅れについても「過去の経験に学べない企業が、原子力のオ
ペレーションをできるのか」と厳しかった。(後略)
(8月30日、日刊ゲンダイより抜粋)
◆「東電の汚染水管理破綻」 全漁連、社長に国主導要請
東京電力福島第一原発の汚染水問題で、全国漁業協同組合連合会(全漁連、岸
宏会長)は29日、東京都内の事務所に東電の広瀬直己社長を呼び、「もはや貴社
の汚染水管理は破綻した。国の主導の下、1日も早い抜本的解決を」と求める申
し入れ書を手渡した。
広瀬社長は「タンクから汚染水が漏れるという、あってはならないことが起き、
申し訳ない」と謝罪。汚染水対策については「最大の経営課題。しっかり現場に
張り付いて、1日も早くご心配をかけないようにしたい」と述べた。(中略)
申し入れ書は、「操業再開を心待ちにしていた地元漁業者の失望感は大きく、
国内外での風評被害の広がりはわが国漁業の将来に計り知れない影響を与える」
とし、早急な解決を求めた(後略) (8月29日東京新聞より抜粋)
◆国の研究、「地震予知」の看板おろす
「災害軽減」へ改称検討
1965年から続く、大学などによる「地震予知のための研究計画」が「地震予
知」の看板をおろす。東日本大震災を起こした巨大地震を予測できなかった反省
をふまえた。文部科学省の審議会は29日、名称を「災害の軽減に貢献するための
地震火山観測研究計画」に改める案をまとめた。(中略)
東日本大震災後、文科省の審議会は地震+予知をもとに減災をめざすのではな
く、揺れや津波、溶岩などによる「災害」の発生や推移を予測して、防災に役立
てる研究を重視することにした。
日本地震学会も昨年、「地震予知」がすぐに実現するような誤解を避けるため、
用語の使い方に注意することを決めている。(8月29日朝日新聞より抜粋)
◆むつの市民団体 「事実知らせよ」東電に申入書
青森県むつ市の使用済み核燃料中間貯蔵施設の用地買収を巡り、西松建設に裏
金2億円を肩代わりさせたとされる東京電力に、地元市民団体「核の『中間貯蔵
施設』はいらない!下北の会」(野坂庸子代表)が申入書を出した「。電気料金で
経営が成立している公益企業で説明義務がある。とりわけむつ市民には事実を知
らせなければならない」とし、9月13日までの回答を求めた。この問題は朝日新
聞が7月に報道。東電は清水正孝元社長ら当事者から聞き取りもしていない。
(8月30日朝日新聞より抜粋)
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