【News】9/14〜20 福島映像祭2013 ポレポレ東中野&Space&Cafe ポレポレ坐
- 2013年 9月 6日
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交流の広場
- ポレポレ坐木村英昭
<木村英昭:朝日新聞経済部記者>
14日から「ポレポレ東中野」で福島映画祭が開催されます。
そこで、東電テレビ会議の開示映像を編集してドキュメンタリー映画に仕立てた作品が上映されます。14日と19日。
上映時間はナント4時間! が、試写を見ましたがまったく飽きません。大画面、「間」や声の調子など、活字では伝えきれない生々しい人間の姿がそこにありました。
作品としてもかなりいいです。福島原発事故を語るとき、今後の原発政策を語るとき、議論の前提になる、欠くことのできない映像資料であると改めて確信しました。
「レベル7」の原発事故の事故対応を事業者の側から記録した世界初の記録映像だと言っていいでしょう。
他にも秀逸なドキュメンタリーテレビ作品が多数上映されます。お時間が合えばお越し下さい。
飯舘の酪農家、長谷川さんが監督デビューです。「石ではなくビデオカメラを!」という、民衆のインティファーダと言えるでしょうか。
主催は、アワープラネットTVと早大院J(ジャーナリズム)スクールです。
TV会議の映画はアワプラの白石さんが構成(プロデューサー)、平野さんが編集(監督)です。
http://webneo.org/archives/10798
By admin/2013年9月4日/★ ニュース
■関連イベント
※会場はすべてSpace&Cafe ポレポレ坐
(予約:03-3227-1405 event@polepoletimes.jp)
オープニングレセプション
9月14日(土)18:30開場/19:00開演
【料金】予約1,500円/当日2,000円(上映三回券使用不可)
市民のカメラがとらえた福島の記録をアーカイブするプロジェクト「ふくしまのこえ」の映像上映と、撮影したご本人のお話を聞きながらのオープニングレセプション。その他「福島映像祭」出品者も多数参加予定。福島の農産物を使った軽食もご用意します。
<ゲスト>
公募映像上映&制作者トーク、出品者トーク
トークセッション「地元テレビ局は福島をどう伝えていくのか」
9月15日(日)12:30開場/13:00開演
【料金】予約1,500円/当日2,000円(上映三回券使用不可)
震災から2年半が経った今、福島の地元テレビ局は福島をどう見つめ、どう伝えようとしているのか。映像に残せなかったもの、地元テレビ局としての苦悩と葛藤とは―。福島の民放局全4社、テレビユー福島、福島中央テレビ、福島テレビ、福島放送から関係者をお招きし、ジャーナリストの小田桐誠氏を迎え、原発事故後のメディアの役割を地元・福島からの視点で考えるトークセッション。
<ゲスト>
佐藤 崇(福島中央テレビ報道制作局長)
鈴木 延弘(福島テレビ報道局報道部長)
高橋 良明(福島放送報道制作部主任)
深谷 茂美(テレビユー福島制作部副部長)
<ファシリテーター>
小田桐 誠(ジャーナリスト)
白石 草(OurPlanetTV)
「飯舘村 わたしの記録」完成記念上映+トークイベント
9月16日(月・祝) 16:30開場/17:00開演
【料金】予約1,500円/当日2,000円(上映三回券使用不可)
福島県飯舘村で酪農家として、家族とともに暮らしてきた長谷川健一さん。原発事故後、ビデオカメラを購入し、独学で撮影をはじめました。飼っていた牛が売られていく様子、荒れ果てていく田畑、全村避難までの粛々とした時間、そして、村の自宅で家族が集まった最後の晩餐―。「当事者の目線で後世に残したい」という思いが成した、長谷川さんだけが伝えられる物語が『飯舘村 わたしの記録』として映画になりました。この作品の完成を記念し、長谷川さんに撮影時の思いや、現在の心境についてお話していただきます。
<ゲスト>
長谷川健一(酪農家/『飯舘村 わたしの記録』監督・撮影)
報道ドキュメント「東電テレビ会議」上映+トーク
9月19日(木)17:30開場/18:00開演
【料金】予約1,200円 ※ゲストトーク料として(上映三回券使用可能)
2011年3月12日から15日までの3日間、福島第一原発で何が起きていたのか。東京電力が一般向けにインターネット公開した映像をもとにまとめた報道ドキュメントを、朝日新聞記者・木村英昭さんの解説トーク付で上映。
<ゲスト>
木村英昭(朝日新聞経済部/「プロメテウスの罠」)
<進行>
白石 草(OurPlanetTV)
トークイベント「福島の農業のいま」
9月20日(金)18:30開場/19:00開演
【料金】予約1,500円/当日2,000円(上映三回券使用不可)
原発事故前から人々の食卓を支えてきた福島の農産物。最終日イベントでは、「食」にスポットをあて、事故後も現実から目をそらさず、放射能汚染の実態調査と農産物の測定を行い、正しい情報を消費者に届ける取り組みを続けている福島の農家の現在を、農家と映画監督、それぞれの視点から語っていただきます。
<ゲスト>
原村政樹(「天に栄える村」監督)
菅野正寿(NPO法人福島県有機農業ネットワーク理事長)
<進行>
大江正章(コモンズ出版)
福島映像祭in早稲田
日程:9月26日(木)14時〜20時
会場:早稲田大学大隈講堂小講堂(26日)
※京都の龍谷大学でも9月23日に関連するイベントが開催されます。 |
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