どうやって東電を破綻させようか!!
- 2013年 10月 31日
- 交流の広場
- ootomi akira
電気代不払いタイムス The TEPCO Unpaid Times
2013年10月31日号 転送/転載/拡散歓迎
今週の『週刊現代』おもしろいんですけど!
「東電破綻 特別レポート:当事者能力はゼロ、もはや時間の問題
メガバンクが貸した2.1兆円はパー、4.4兆円社債も紙屑に」
「止まらない汚染水漏れ、遅々として進まない除染、混乱続きの賠償問
題・・・傷だらけの東電に、同情する向きはもういない。今すぐ破綻処理せよ
と、東電に最後通牒を突きつける声は日増しに大きくなっている。国会や大手メ
ディアで東電破綻が公然と語られ始めたのが、「最終ステージ」に入ったことを
物語る」
こっから下は私論です。
東電破綻によって、これだけの資金が確保できる。
社債残高 4兆4036億円(償還しない)
銀行団からの借金 3兆4788億円(債権放棄させる)
株主資産 1兆5492億円(100%減資で紙屑にする)
新しくこの金が入ってくるという意味ではなく、
今まで預かってきた金が、東電のものになる、ということ。
その代わり信用はガタ落ちだけど、破綻とはそういうもの。
(あと、不動産、発電または送電設備の売却 ?兆円(→発送電分離)。)
一方で、これからかかる金は、こういうものがある。ざっくり。
賠償金 10兆円
福島第一原発の廃炉費用 1兆円
除染費用 5兆円(産総研見積り)
(私は、賠償金や除染費用をこれだけかけるなら、
福島からの移住を進めた方が安上がりだと思う。
15兆円を福島県民の人数で割ると、子どもから老人まで、
一人あたり770万円が支給できる。
移住を必要とする地域に住む人数はそれなりに絞られるはずだから、、、)
足りない分(6兆6千万円)は、新生東電に頑張ってもらう。
あと、賠償金に関しては電力会社9社で支えてもらう。
訴訟で原発メーカーの責任を問うのもあり。
そして!
いま、原発は一つも動いていないが、動いていない50機の原発のために、
維持管理費、再処理費用、立地対策費などで、
年間で2.6兆円が使われている。これらは税金と電気代から出ている。
そこで、そっくり賠償、廃炉、除染に使ってしまう!
そうすると、破綻処理でも足りない分6兆6千万円は、
2.5年で作れてしまう。(これが納税者負担)
つまり、東電破綻で作った金プラス、
明らかに失敗した原発政策からの撤退で浮かせた金をセットにして、
福島事故の後始末をする。
いいんじゃない!?
と、ここまでは、夢。
現実の世界では逆に、最初から納税者・電気利用者が
東電への税金注入と、賠償金建替え、電気代値上げで
負担させられている。
なぜか? 一言で言おう。
なめられてるからだ。
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「どうせ、難しくてついてこれないでしょ?
その間に、こっち(財界と政府)のいいように決めさせてもらいます。
あんたらが気がついたときには、もう遅いんだよー」
と、彼らは笑っている。許さないぞ!
東電破綻のやりかたと脱原発は結びついている。
みんなで、東電を「公正に」破綻させるプランをつくろう!
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発行:電気代一時不払いプロジェクト
http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/20120217/
ツイッター: @fubarai メール: toudenfubarai@gmail.com
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