「知られざる“同胞監視”~発見・GHQ秘密機関と日本人検閲官の記録~(11.5NHKスペシャルで放送)
- 2013年 11月 1日
- 交流の広場
- 醍醐聰
皆様
11月5日、NHKスペシャルで次のような番組が放送される予定です。
「知られざる“同胞監視”~発見・GHQ秘密機関と日本人検閲官の記録~
(NHKクローズアップ、2013年11月5日、放送予定)
http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/index_yotei_3425.html
世界中で、政府の要人や市民の電話盗聴を行っていた疑惑が連日報じられて
いるアメリカ。およそ70年前、終戦直後に大規模な電話盗聴や郵便検閲を、
日本でも行っていた事実を伝える資料が、今年、憲政資料館で見つかった。
第二次大戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の秘密機関が、多くの日本人を
使って、全国を行き交う手紙を秘密裏に開封し調べていた実態と、その作業
を担っていた日本人4000人の名簿が、早稲田大学の調査で明らかになっ
たのだ。GHQの秘密機関「CCD」(Civil Censorship Division)が、
終戦直後から1949年まで、日本の世論、反米の思想や動き、占領政策の
効果などを極秘に調査。GHQは徹底して事実を秘匿し、検閲に関わった多
くの日本人たちも、“敵国”へ協力していた負い目から、そうした体験はほ
とんど語られず“同胞監視”の真相は闇に包まれてきた。今回取材班は、発
見された名簿を元に当事者の証言を収集。見えてきたのは、アメリカの秘密
機関による諜報活動の実像と、検閲を手がけた人たちの苦渋の決断、戦後70
年近く背負ってきた苦悩だった。戦争の知られざる一面を紐解く。
出演者 春名 幹男 さん
(早稲田大学大学院客員教授)
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