たんぽぽ舎から No.2031
- 2013年 11月 27日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2031】
2013年11月27日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.このままでは制御不能の汚染水、
足場構造の整備と液体窒素による建屋の冷却がカナメ
まずは危険にさらされる作業員の安全対策を!
中村泰子(たんぽぽ舎)
★2.アニメで特定秘密保護法に反対の声を
この法案は、反原発・脱原発運動にとって、大きな脅威になるもの
はだしの源八おじさん
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆11/30【連続シンポジウム】第3回:
デマにまみれた安倍政権の原発再稼働暴走を許すな!
―東京五輪招致・放射能汚染水・被曝労働・改憲
【主催・問合せ先 】福島原発事故緊急会議
★4.新聞・雑誌より4つ
◆もう一つのモラルハザード 東電融資の金融機関
被災者考えぬ電力債買い 破綻の場合賠償よりも弁済優先
(11月22日東京新聞より抜粋)
◆ベントの条件 東電あいまい 柏崎刈羽 初の審査
(11月22日東京新聞より抜粋)
◆規制委、会見参加拒む 毎日記者を誤報理由に
(11月23日朝日新聞の見出しより)
◆規制庁のおもてなしにあぜん 主婦 立石由美65 (新潟市西区)
(11月16日毎日新聞 投書箱より)
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※11/28(木)学習会にご参加を!
東電福島・4号機燃料プール問題 いよいよ始まるプールからの核燃料移送
今後1~3号機も。失敗すれば3.11の再現
日 時:11月28日(木)19:00開会
お 話:後藤政志さん(元東芝 原発技術者)
山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:1000円
主 催:「スペースたんぽぽ」(連絡先:たんぽぽ舎)
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┗■1.このままでは制御不能の汚染水、
| 足場構造の整備と液体窒素による建屋の冷却がカナメ
| まずは危険にさらされる作業員の安全対策を!
└──── 中村泰子(たんぽぽ舎)
○足場構造の整備と液体窒素による建屋の冷却がカナメ
今福島がどうなっているか。山崎氏は、「建屋は地下水に浮いたコンクリートのハコ」と表現した。もともと地下水が多いところに立地されたので、できたときからサブドレンと呼ばれる地下水汲み上げ井戸から毎日汲み出して海に捨てていたが、3.11の地震と津波でサブドレンが使えなくなった。そのため、地下水が地上近くまで上がってきており、建屋が浮上し、傾斜して配管が破損するなどが起こりうるという。高濃度汚染水タンクは山側の高台にあるが、そこも地盤も軟弱で、しかもボルト止めタンクのパッキンは劣化している。今、地震がきたら液状化で放射能が混じった地下水が地上に噴出し、高濃度汚染水タンクは破損し、作業員は汚染水の沼の中に取り残されることになるとのことだ。(中略)
物理学者の槌田敦氏は「格納容器(あるいは建屋全体)を液体窒素で冷却することが汚染水流出抑制の要」と提案している(注)。液体窒素による冷却はチェルノブイリ原発事故時に実施された方法であり、「汚染水は出ない、塩分による赤さびの進行は止まる、水分が氷となって格納容器全体に張り付くので放射能漏れは止まる」という。急冷すると脆性破壊が起こるようなら、建屋全体を液体窒素(また液体空気でもよい)で凍結すればよいとのことだ。
汚染水を出さないために、汚染源を液体窒素で冷やし固めることが今からでも有効とのことである。(中略)
地下水流入を防ぐためとして鹿島が提案した巨大凍土壁とは、冷やすためにもう一つ発電所を作らなければならないほど電気を食うという。ゼネコンの言いなりのそんな計画より、液体窒素のほうが、今すぐ簡単にできて、実効性があり、被ばく労働は少なくて済むように思われる。(中略)
○ 作業員の安全確保に責任をもつ廃炉の専門機関を作れ
(前略)汚染水の作業では、まず現場作業員の安全を確保する対策を取ることが先決であると思う。この2年半、東電の汚染水問題への無策、愚策の結果、作業員は不必要な被ばく労働を強いられ、海はどんどん汚染されている。(中略)
東電は汚染者負担の原則に従い、全有価資産を売り払って責任をとるべきだ。
国は税金を投入するのであれば、東電の破綻処理が条件ではないか。(後略)
中村泰子=たんぽぽ舎
(注)槌田氏は事故直後当時の寺坂信昭原子力安全・保安院長宛てにファックスで「使用済み燃料プールには鉛を投入し、液体窒素で冷却する」という提案をしたが、無視された。
(被ばく労働を考えるネットワーク通信4号、11月22日発行より)
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┗■2.アニメで特定秘密保護法に反対の声を
| この法案は、反原発・脱原発運動にとって、大きな脅威になるもの
└──── はだしの源八おじさん
特定秘密保護法案が衆院特別委員会で可決されました。この法案は、反原発・脱原発運動にとって、大きな脅威になるものです。断固反対の声を上げなければなりません。既に声を上げている人たちはたくさんいますが、まだまだ圧倒的な多数は無関心層です。
そういう層に働きかけるツールとして、短いアニメ作品をつくりました。最長でも1分22秒、最短で15秒まで、4タイプあります。
これらのアニメの全部、もしくはどれか一本にあなたの一言を添えてメール、SNS、ツィッターなどで拡散してください。アニメは短いので説明不足です。あなたの一言が重要です。よろしくお願いいたします。
『秘密だニャ音頭』(1分22秒) http://youtu.be/LgXmQHjh5qs
『それは秘密です』(50秒) http://youtu.be/I1qz5CGH75s
『秘密保全法CMブロック編』(27秒) http://youtu.be/hwiKYe6dTck
『秘密保全法CMベビー編』(15秒) http://youtu.be/dIjRuCATzcQ
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆11/30【連続シンポジウム】第3回:
デマにまみれた安倍政権の原発再稼働暴走を許すな!
―東京五輪招致・放射能汚染水・被曝労働・改憲
http://2011shinsai.info/node/4857
・武藤一羊さん(ピープルズ・プラン研究所)
「オリンピックをテコとした再稼働と改憲策動」
・なすびさん(被ばく労働を考えるネットワーク)
「汚染水漏れと被曝労働」
【日時】11月30日(土)午後5時~8時
【会場】日本キリスト教会館4F(早稲田奉仕園内、AVACOビルとなり)
東京メトロ東西線「早稲田駅」より徒歩約5分(出口2または3b)
【資料代】500円
【主催・問合せ先 】福島原発事故緊急会議
東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2F PP研気付
Tel:090-6185-4407(杉原)、090-6146-8042(かいどう)
fax: 03-6424-5749 Email:office【@】2011shinsai.info
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┗■4.新聞・雑誌より4つ
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◆もう一つのモラルハザード 東電融資の金融機関
被災者考えぬ電力債買い 破綻の場合賠償よりも弁済優先
東京電力に資金を提供している金融機関が、無担保の貸し付けを担保付きの電力債に切り替えている。電力債は東電が破綻した際、福島原発事故の被災者への損害賠償より優先して弁済される。政府は東電を破綻処理すると賠償が滞るとしているが、その状況を促す金融機関の行為には見て見ぬふり。暴力団への融資よりも悪質なモラルハザード(倫理観の欠如)が進行中だ。 (中略)
私募債を使う東電と銀行の狙いは何か。町田氏は「東電は市場での信頼ががた落ちで、公募債を出しにくい。銀行は融資より私募債の方が回収できる可能性が高いので応じている可能性がある」と説明する。(中略)
ただ、私募債の使用は賠償を待ち望む被災者の利益に反する行為だ。
町田氏は「東電が破綻した場合、損害賠償より私募債の弁済が優先される。しかも、銀行への私募債の弁済のために税金や電気料金が充てられ、国民負担が増える」と指摘する。(中略)
「反社会的集団に融資したことを反省する以前に、まず自らの社会性の欠如に思いを致すべきだ」 (11月22日東京新聞より抜粋)
◆ベントの条件 東電あいまい 柏崎刈羽 初の審査
原子力規制委員会は21日、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働について、初めての審査会合を開いた。設置が義務付けられているフィルター付きベント(排気)設備に質問が集中。東電が示した設備の運用条件があいまいで、規制委は東電の対応次第で審査を止める可能性も示した。
柏崎刈羽は、事故を起こした福島第一と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)。規制委がBWRを審査するのは初めて。福島で重大事故を起こし、その対応に追われる東電に「再び原発を動かす資格と能力があるのか」という強い疑念の中、規制委には厳しい姿勢での審査が求められている。(中略)
しかし、9月に東電が「ベント設備の運用を始める前に、立地自治体の了解を得る」という県側の条件を受け入れ、県は再稼働申請を了承した。
初会合ではこの条件をめぐり、規制委から「了解が得られず、使えないこともあるのか」などの指摘が相次いだ。ベント設備が使えなければ、事故対策がないことになり、再稼働申請は門前払いとなるのが当然の結論だ。(中略)
ベント設備のほかにも、原子炉直下の断層が活断層かや、福島の事故収束作業と両立できるのかなどが、今後の審査の焦点となる。
(11月22日東京新聞より抜粋)
◆規制委、会見参加拒む 毎日記者を誤報理由に
(11月23日朝日新聞の見出しより)
◆規制庁のおもてなしにあぜん
主婦 立石由美65 (新潟市西区)
今月6日、柏崎刈羽原発の再稼働に反対する新潟県内の市民団体9団体で、原子力規制庁へ新規制基準適合審査の中断などの要請をするため出向いた。
あらかじめ約束をしておいたのだが、私たち要請団は受付で外に出された。
敷地に出たら今度は道路に出るように言われ、道路に出ると通行のじゃまになるから、また敷地に入るように言われた。
しばらく待たされて、建物の外で要請文を読み上げて、職員にそれを渡した。職員は何も言わずに受け取ると持って中に入った。幸い6日は晴れていたが、こうした要請は雨風の日でも外で受けるのだろうか。
私たちは憲法で保障された権利を行使しに上京したのである。規制庁は要請をどのようにとらえているのであろうか。
不慣れな東京で行き方を尋ねながらやっと港区六本木のビルにたどり着いた私たちだったが、これが規制庁の「おもてなし」なのかと、同庁の姿勢を垣間見た思いがした。(11月16日毎日新聞 投書箱より)
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