12月20日(金)憲法と秘密保護法・宇都宮健児氏講演
- 2013年 12月 2日
- 催し物案内
- 林克明
(1)宇都宮健児氏講演「憲法と秘密保護法」のおしらせ
(2)秘密保護法を審査する特別委員会委員「佐藤正久参院議員の疑惑の選挙」記事
2013年11月26日夜、特定秘密保護法案が衆院を通過しました。日本の運命を決める重要な法案の中身とその影響は、まだまだ知られていません。制定されたとしても、その廃止運動もしなければなりません。このような危機的な状況のなか、前日弁連会長の宇都宮健児弁護士に「憲法と秘密保護法」をテーマに講演をお願いしました。
いま日本の民主体制を根底から覆すような動きが強まっています。その際たるものは、特定秘密保護法案です。「何が秘密かは秘密」なので、権力が際限なく秘密の範囲を拡大し、情報統制できる恐ろしい法案です。
この法案は、かつての日本を誤らせた治安維持法、軍機保護法、国防保安法などのように、権力の武器となるでしょう。昨年4月には自民党改憲草案も発表されました。
天皇を元首とし、自衛隊の国防軍化、軍法会議の復活、「公益と公共の秩序」を理由に国民の基本的人権を制限する改憲案です。その象徴が21条。集会・結社・表現の自由を定めた21条に、公益と公の秩序に反すると制限できる条項を入れています。この条文をもとに法律をつくると治安維持法になる。
現在の改憲案や特定秘密保護法案は、まさに日本の屋台骨を崩しかねない内容です。いま日本で何が進行しているのか。日本国憲法の問題を中心に、宇都宮健児弁護士が語ります。
12月20日夜6時(受付開始)6時20分開演、原宿の「穏田区民会館」会議室でお待ちしています。
(1)「わるいやつら」(集英社新書)刊行記念講演会
■第59回草の実アカデミー講演会
「憲法と秘密保護法」
・講師 :宇都宮健児氏(弁護士・前日弁連会長)
・日時 :12月20日(金)夜6:00開場 6:20開始 8:50終了
・場所 :渋谷区神宮前 穏田区民会館 集会室
(渋谷区神宮前6-31-5 TEL03-3407-1807)
・交通 :R山手線「原宿駅」表参道口7分 /東京メトロ千代田線「明治神宮前<原宿>駅」4番出口3分
http://www.ss-kousya.com/institution/community/ondenkumin.htm
・主催 :草の実アカデミー
http://kusanomi.cocolog-nifty.com/blog/
E-mail kusanomi@notnet.jp
◇講演のチラシを身近な人に配布してもらえませんか。
この講演を少しでも多くの人に聞いてもらいたいたので、チラシを配布してくださる方を募っています。チラシはB5判表裏です。ご協力いただける方は、氏名・住所・必要枚数をお書きのうえ、下記にメールをお願いします。
草の実アカデミー、メール kusanomi@notnet.jp
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(2)記事紹介
「秘密保護法成立なら闇から闇 ヒゲ隊長・佐藤正久参院議員の“選挙演説”33回に血税から謝礼」
特定秘密保護法案は、ある日突然、全ての人が罪に問われる可能性があり、国会議員も例外ではない。同法案では、国政調査権で得た情報を国会議員が有権者に伝えても懲役5年以下の刑に処せられ、国権の最高機関たる国会の国政調査権を事実上無効にし、行政の独裁を可能にする。その例として、自衛隊のイラク派遣で有名になった佐藤正久参議院議員が初出馬時に自衛隊施設約113か所で講話したうち33回は税金から謝礼が支払われた事実を報告する。筆者が防衛省に情報公開請求すると不開示決定で資料はゼロだったが、国会が国政調査権を行使すると、選挙直前の講話に謝金が支払われている事実が判明、数百枚の証拠類が出たのだ。特定秘密保護法案が通ると、国会における行政可視化機能まで奪われてしまう。(証拠類は記事中と末尾でダウンロード可)
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