たんぽぽ舎から No.2036
- 2013年 12月 3日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2036】
2013年12月3日(火)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「NO NUKES えひめ 福島を忘れない!伊方を稼働させない!」速報
テント日誌12月1日(日)その2 経産省前テントひろば813日目
商業用原発停止78日目 (K.M)
★2.銀杏並木の美しい坂を登り、官邸前にて、思う。
11月29日第82回首相官邸前抗議行動
金子やよい(たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)
★3.スペースたんぽぽ12/28「学習会」の報告
東電福島第一原発4号機核燃料プール問題 失敗すれば3・11の再現
N.O(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.読者からのイベントのお知らせ
◆12/4「ふくしま集団疎開裁判」の会・記者会見
★5.新聞より4つ
◆原発の「今」、つぶやけない 秘密保護法案
「テロリズムによる被害の発生や拡大の防止のための措置、
またはこれに関する計画や研究」 (12月1日朝日新聞見出し)
◆原発こそ「秘密」ダメ 福島作業員ら法案に危機感 国家のヒミツ
(11月30日東京新聞より抜粋)
◆火力発電新会社 来月上旬に設立 中部電と東電
(11月29日朝日新聞見出し)
◆福島にLNG基地 石油資源開発 火力発電所も検討
(11月28日朝日新聞見出し)
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※12/4東電本店合同抗議行動にご参加を!
汚染水止めろ!柏崎刈羽再稼働するな!東電解体!東電本店合同抗議
日時:12月4日(水)18:30~20:00
場所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
主催:経産省前テントひろば・首都圏反原発連合・たんぽぽ舎・
東電株主代表訴訟
なお、午後5時10分~6時10分の1時間、新橋駅機関車前で、
東電本店行動の宣伝活動(ビラまきとマイク宣伝)をおこないます。
参加できる方、よろしくお願い致します。
宣伝活動終了後は、東電本店(徒歩4分)行動に合流します。
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┗■1.「NO NUKES えひめ 福島を忘れない!伊方を稼働させない!」速報
| テント日誌12月1日(日)その2 経産省前テントひろば813日目
| 商業用原発停止78日目
└──── (K.M)
○日曜夜にテントに着いたら、高校生4人がテントに来た話で盛り上がっている。夕方男女2人ずつの高校生が首相官邸前で秘密保護法反対の声を上げた。その後テントで歓談して帰ったそうだ。頼もしい。
○この日、伊方では「NO NUKES えひめ 福島を忘れない!伊方を稼働させない!」のために朝から松山の城山公園に集まり、午後に約8千人が市内をデモした。ミサオさん、橋本あきさん、木村俊雄さん、山本太郎さ、三宅洋三さん、広瀬隆さん、鎌田慧さん、秋山豊寛さん、野党国会議員他が、原発再稼働反対と秘密保護法への怒りを強く訴えた。あいにく、鯛めし等の美味しい昼食を食べている昼前に激しい雨になり、一時は雨中の集会になったが、デモ出発頃には小雨になり、松山市内に「伊方原発再稼働反対」の声を轟かせた。
○驚いたのは南北2コースに分かれたサウンドデモは歩道通行!
東京では歩道を歩くと車道のデモ隊内に入れといつもうるさい警官が、ここでは車道を歩くと執拗に歩道に戻れとデモ参加者を「補導」する。往復2車線道路が多いとはいえ、表現の自由の権利行使の観点で少々残念だった。
○夜の再稼働阻止全国ネットワークの交流会にも多数が参加し、伊方現地に住まいを確保して住民との対話を開始し何としても伊方再稼働を止める決意をしたYさんのアピールで盛り上がった。
○なお、この日に『原発再稼働絶対反対-再稼働阻止全国ネットワーク編-』(週刊金曜日 出版 ソフトカバー 126ページ 本体800円+税)を発行、全国の原発現地の現状(原発の危険性)をほぼすべて網羅した本を集会・デモ・交流会の参加者が持って帰った。
この日は、瀬戸内海を死の海にする伊方再稼働をさせないとの集会決議とともに、原発再稼働を止める勢いで秘密保護法を止める、そんな硬い決意を皆が胸に抱いた。
※編集部より
伊方原発再稼働阻止行動(11/30-12/2の3日間)について、このあと参加した方たち(数人)より報告します。乞御期待。
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┗■2.銀杏並木の美しい坂を登り、官邸前にて、思う。
| 11月29日第82回首相官邸前抗議行動
└──── 金子やよい(たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)
○外務省脇潮見坂、夕日射す銀杏並木の黄金色が素晴らしく美しい。今年、全国各地の紅葉が色冴えないとか、今日ここ潮見坂の並木は、夕日にほんのりとオレンジに染まり、青空とのコントラストに思わず足が止まる。その背中にあたる陽が、暖かい、こんな都会でも自然は、至る所で私達に恵みを与えてくれる。もう私達は、生活を見直さなければならない時がきている。本当の幸せとは、生きるとは、そんな問いを発するのは、私が今、不自由の無い生活をしているからだろうか。
○今日、国会前で、浪江町に住んでいたというお母さんが、訴えた。素朴なそのたたずまい、原発事故がなければ、畑の世話をし、孫の世話をし、山の紅葉を楽しみ、日々自然の恵を感謝し、穏やかな生活を今もおくられていただろう。その人が怒りに声を震わせ、この場に立たざるを得なかった現状、そしてその言葉は、私達にも向けられる「みなさんが、ここで、声を上げて下さる、ありがたいと思う。でも何が違う、何かが違う」
何が違う?そう、あらゆることが、悲しい事に。
福島に今も住む高校生の女の子が、問いかける「私の周りの人達にどうしたら、放射能の危険性を解ってもらえますか?教えて下さい」
○私も教えて欲しい、私の周囲の、目を耳を覆っている人達、流される事が心地良いひとたちをどうしたら立ち止まらせる事が出来ますか?
答えは、ここにあるだろうか?私にはわからない、でも行き着きたい所はわかる。其処までの道の欠片(かけら)がここには無数にある。
それを拾い集めよう。こつこつと、倦むことなく、こつこつと、倦むことなく。
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┗■3.スペースたんぽぽ12/28「学習会」の報告
| 東電福島第一原発4号機核燃料プール問題 失敗すれば3・11の再現
└──── N.O(たんぽぽ舎ボランティア)
12月28日(木)、4号機核燃料プール問題について後藤政志さんと山崎久隆さんにお話しいただきました。
☆後藤さんのお話
○クレーンの耐震設計が甘い(Ssではなくその約半分のSdを想定)
○長周期地震動を考慮していない(燃料集合体やキャスクをクレーンで吊り上げている時に地震がきたら振り子のように大きく揺れる)
○キャスクが32メートルの高さから落ちたときの実験をしていない
○ガレキが咬み込み引き抜けなくなったら?(うつ手はないのでは?)
東電は計算上大丈夫というが実証(実験)されていない限り安全などとは言えない。まるで子供を相手にしているかのようだ
☆山崎さんのお話
○取り出す燃料は
新燃料202体と使用済み燃料1331体。水から出てしまえば強力な中性子線とガンマ線のため接近不能
○作業被曝
凄まじい高線量の中、長時間の緊張を強いられる
(毎秒1cmの速度で引き上げるので22体を引き上げるだけで2時間以上かかる)
またガレキの撤去も必要で夜間に行われる
○燃料の健全性
・4号機の爆発や高温に晒されていたこと、高濃度塩水に浸されていた(海水冷却のため)ことによる損傷・腐食が心配
○少しでも安全に行うために
人を確保すること、できるだけ遮断と除染をすることが重要。
原発の売り込みをしている場合ではない。
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┗■4.メールマガジン読者からのイベントのお知らせ
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◆12/4「ふくしま集団疎開裁判」の会・記者会見
日時:12月4日(水)16時50分~19時45分(開場16時30分)
場所:参議院議員会館101号室
☆山本太郎、福島瑞穂議員、他の各パネリストからの報告と訴え
☆パネリスト おしどりマコ・井戸川克隆(前双葉町長)・鎌仲ひとみ(映像作家)・苅部しおり(チェルノブイリへのかけはしより・看護師)・神田香織(講談師)・柳沢裕子(医師)・川根眞也(内部被ばくを考える市民研究会代表)・桑原豊(元東電社員)・自主避難者(匿名希望)・福島瑞穂・山本太郎 ・柳原敏夫・光前幸一弁護士(予定11月28日現在・敬称略)
※主催者:「ふくしま集団疎開裁判」の会 岡田:090-8494-3856
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┗■5.新聞より4つ
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◆原発の「今」、つぶやけない 秘密保護法案
「テロリズムによる被害の発生や拡大の防止のための措置、
またはこれに関する計画や研究」 (12月1日朝日新聞見出し)
◆火力発電新会社 来月上旬に設立 中部電と東電
(11月29日朝日新聞見出し)
◆福島にLNG基地 石油資源開発 火力発電所も検討
(11月28日朝日新聞見出し)
◆原発こそ「秘密」ダメ 福島作業員ら法案に危機感 国家のヒミツ
☆現場実態伝えた「証言」
「原発に関わるあらゆることで、かん口令が強まるのではないか」。特定秘密保護法案が衆議院を通過したことを受け、東京電力福島第一原発で働く作業員らから懸念の声が上がっている。過去な作業実態など、事故後、作業員の証言で明らかになった事実は少なくない。現場からは、「福島第一で起きている事実を伝えていく」という決意の声も聞こえてくる。(中略)
原発について秘密に指定されるのは、テロ対策にかかわる部分と政府は説明しているが「話してダメな範囲が分からないから、何も話せなくなる」とベテラン作業員はいう。(中略)
汚染水を処理した水をためるタンクがボルト締めで溶接をしていないため、耐久性が劣ることが作業員の話で判明。被ばく線量が上限に達したり、コスト削減で待遇が悪化し、ベテランらが次々原発を離れ、人が集まらなくなっていることもわかった。高線量下の作業では、作業員が使い捨てになっている実態も明らかになった。
☆「命に関わる問題」
(略)原発での事故やトラブルを現場の人間が口にするのはタブーとされてきたツケが、福島第一原発事故につながったという悔いがある。「法が成立すれば隠蔽体質の後押しになる」(後略)
(11月30日東京新聞より抜粋)
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