逐条解説、その他資料(市民オンブズマンより)
- 2013年 12月 7日
- 評論・紹介・意見
- 「特定秘密保護法」chiba
情報公開市民センターの内田さんからの情報を下のほうに転載します。
※「特別秘密の保護に関する法律案【逐条解説】」は、サイズが大きいので
ご注意ください(32BMほど)
※市民オンブズマンのつぎの資料は必見だと思います。非公開審議を
→秘密保全法法案制定過程の情報開示請求から見えてくるもの【資料6】
http://www.jkcc.gr.jp/data/130819.pdf
一部抜粋
「 11)内閣情報調査室が内閣法制局に持ち込んだ資料を分析したところ、最も多いのが、「適正評価と思想・良心及び信教の自由との関係について」「適正評価と法の下の平等との関係について」の17回であり、本法案が憲法に抵触するおそれがあることを立法担当者が十分承知していることがわかる【資料11】。また、「刑事裁判手続における特別秘密の立証方法について」が13 回と続いて多く、憲法82条の裁判公開の原則と秘密保全法との兼ね合いについて多く議論していることも判明した。なお、先に述べた【資料1】は各国の刑事裁判手続における特別秘密の立証方法についての記載である。」
違憲可能性の高いものと分かっていてやっている、確信犯です。
警察庁が非公開審議を牛耳っていて、とにかく市民を罰することに
しか関心がないようです。 ひどい、こんなの法律じゃありません。
※WEBサイトでご覧になると他にもたくさん情報があります。
http://www.jkcc.gr.jp/menu6.html
———-転載ここから
NPO法人 情報公開市民センター の内田です。
転載可
秘密保護法に関し、政府が作成した逐条解説(H24.11.19付け)を福島みずほ事務所が
入手しました。条文解釈についてきわめて重要な書類です。
情報公開市民センターのページに全文をアップし、
その旨記載いたしました。
http://www.jkcc.gr.jp/menu6.html#131205
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「特別秘密の保護に関する法律案【逐条解説】」という文書が2013年
12月5日午前11時45分に福島みずほ議員の強い要求によって、ようやく
開示されました。福島みずほブログにもうすぐアップされますが、
福島みずほ事務所の許可を得て、以下でも見ることができます。
・特別秘密の保護に関する法律案【逐条解説】H24.11.19づけ
http://nagoya.ombudsman.jp/himitsu/chikujo.pdf
・内閣情報調査室が各省庁と協議した法令協議(H23.11分)
その1 http://nagoya.ombudsman.jp/himitsu/horeikyogi1.pdf
その2 http://nagoya.ombudsman.jp/himitsu/horeikyogi2.pdf
その3 http://nagoya.ombudsman.jp/himitsu/horeikyogi3.pdf
その4 http://nagoya.ombudsman.jp/himitsu/horeikyogi4.pdf
・2013年12月05日 福島みずほブログ
参議院国家安全保障特別委員会で秘密保護法強行採決
http://mizuhofukushima.blog83.fc2.com/blog-entry-2386.html
・2013年12月5日 参議院国家安全保障に関する特別委員会(動画)
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
福島みずほ議員の質問 2:37:10-2:55-40
以下、上記資料から分かったことならびに12/5参議院国家安全保障委員会での
福島みずほ議員と森まさこ大臣とのやりとりです。
・適性評価項目の薬物とは、医者から適切に処方されたものも含むか?
眠くなる花粉症の薬は?
→含むと答弁。
薬物については逐条解説29-30ページ、法令協議1の45ページ
・サーバーメンテナンス業者から過失で漏れたら?
→サーバーメンテナンス業者が懲役と答弁。
サーバーメンテナンス業務については法令協議2の64ページ、
3の16-17ページ
・新規採用予定者は対象か?
→特定秘密を扱いうる人は対象と答弁。
新規採用者については法令協議3-18ページに載っています。
内閣情報調査室が各省庁との法案内容の細かいやり取りが2011/8/1 –
2012/10/12で85回行われています。
・NPO法人 情報公開市民センター 2013/8/19発表
秘密保全法法案制定過程の情報開示請求から見えてくるもの
【資料6】内閣情報調査室と協議先の省庁 回数と日時分析
http://www.jkcc.gr.jp/data/130819.pdf
しかし、これらについて、閣議決定前に情報開示決定した分は「不当な混乱を生じる」と
して内容はすべて非公開でした。現在名古屋地裁で非公開取消訴訟を行っています。
・NPO法人 情報公開市民センター
http://www.jkcc.gr.jp/menu6.html
閣議決定後に情報開示決定した、H25.8.1分の法令協議は、内容がすべて公開されました。
http://www.jkcc.gr.jp/menu6.html#131202
これら書類は以前から複数の国会議員が出せと言っていましたが、ようやく12/5に
なってごく一部が開示されました。これらがあれば、国会の議論も空転しなかったと
福島みずほ議員は述べています。
これら国会での法案審議にきわめて重要な情報が国民はおろか、国会議員にも知らせない
まま強行採決するのは論外です。
全ての情報を公開した上で、きちんとした国会での審議を求めます。
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内田 隆 office@ombudsman.jp
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〔opinion4677:131207〕
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