3周年目の『3・11』―埼玉県内同時多発的総行動のよびかけ
- 2013年 12月 11日
- 交流の広場
- 仁井谷
2011年3月11日、大震災とその後の原発事故は、測り知れない物的被害、人的 被害と健康被害を生み出し、「収束」どころか今なお進行中です。丸3年とい う月日が経過したにもかかわらず、今なお汚染水が海洋にタレ流しされ、メル トスルーした核燃料がどのような状態になっているかも定かではありません
こうした状況にもかかわらず、安倍首相は原発輸出のトップセールスにのりだ していますが、被害者への背信行為と言わざるをえません。
この3年間という時間の経過の中で、いくつかのことが国民の前に明らかにな ってきました。
(1)国や電力会社は、その責任を取ろうとはせず、本気で被害者の救済に当 たろうとしない。
(2)マスコミは、真実を報道しないばかりか、「大本営発表」と言われるよ うに、政府の見解をそのままタレ流し続けている。
(3)マスコミの不誠実さにもかかわらず、国民・市民の間では、真実を伝え る有力な情報手段としてSNS(ツイッターやフェイスブックなど)が機能し始 めている。
(4)「原発が停止したままだと大停電が起こる」、「日本経済が低迷し大不 況が起こる」などのデマは破綻し、原発ゼロでも日本は健全な社会活動、経済 活動を続けている。
(5)原発に反対し、エネルギー政策の根本的変更を求める国民の声が大きな 広がりを見せており、金曜日の官邸前抗議行動に代表されるように全国各地で 草の根の反対運動が展開されている。
(6)原発に代わる電力供給手段として再生可能エネルギーが大きな注目を集 めており、実際に太陽光市民発電所などを建設する無数の市民団体が活動を開 始している。
この間、埼玉県内でも各地で原発反対の集会やパレード、デモが取り組まれて きましたが、原発に反対し、エネルギー政策をの根本的に変えていく運動は、 国民の総力をあげての大規模なな取り組みになると考えられます。
環境エネルギー政策研究所長の飯田哲也氏は、『「2011・3・11」は日本にと って、明治維新、太平洋戦争敗戦に次ぐ、歴史的な「リセット」の日となりま した。』と述べています。原発ゼロをめざす私たちの運動は、まさに日本の国 を作りかえる壮大な取り組みの一環でもあるのです。
原発の再稼働、新増設、輸出に反対するすべてのみなさん!
3周年めにあたる、2014年3月には、「埼玉県内同時多発的総行動」に旺盛に 取り組み、市民のみなさんに原発反対を訴えていこうではありませんか。
具体的には、3月1日から11日までの期間に集会、講演会、パレードやデモなど を企画、宣伝し、実行に移していきましょう。チラシなどの文面に【埼玉県内 同時多発パレード(デモ、総行動)】の文字を入れていただければ幸いです。
2013年11月27日
さよなら原発東松山の会世話人会
さよなら原発東松山の会のホームページ:
http://sayonara-matu.jimdoo.com/
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または、事務局長・山岸(埼玉土建東松山支部)�60493-23-3302まで》
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