NHK報道:「日本人は何をめざしてきたのか 第7回 下北半島 浜は核燃に揺れた」
- 2014年 1月 18日
- 催し物案内
- 塩田純
夜遅い時間ですが、ご覧いただければ幸いです。
…放送1月18日(土)23時~0時30分Eテレ放送
再放送25日0時45分~(金曜深夜)
かつて青森県下北半島は貧困のどん底に喘いでいた。辛酸を嘗めた戦後開拓。冷害。
希望を託したビート栽培も自由化で頓挫し、沿岸漁業も規模が零細で、中学生が夜はイカ漁に出るしかない状態だった。
1960年代半ばの高校進学率は20%で、若者たちの多くは集団就職で村を離れていった。
そうした暮らしが変わり始めたのは、1980年代の核燃料サイクル基地の六ヶ所村への誘致だった。
村を二分した激しい対立が繰り返されたが、結果として、原子力マネーは村を変えた。
いま六ヶ所村は全国でも数少ない地方交付税の未交付団体。若者たちは、希望すれば地元で働くことができるようになった。
下北半島はいまや有数の原子力産業集積地になったのである。
全国でも類を見ないほどの大きな変貌を遂げた下北半島、その戦後史を関係者の証言から綴る。
(語り 濱中博久 担当 仙台局 米原尚志)
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