たんぽぽ舎から No.2013
- 2013年 11月 8日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2013】
2013年11月7日(木) 地震と原発事故情報 -4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.11月6日(水)、東電解体!東電本店合同抗議 汚染水止めろ!
柏崎刈羽原発再稼働するな! 次回(第3回)は12月4日 (渡辺秀之)
★2.コラム その26「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」
国弱者を狙い撃ちする現代の地震 (島村英紀 地震学者)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◇【PAC3撤去!オスプレイくるな!原発再稼働反対!
12・8リレートーク&津田沼デモ】のご案内
★4.新聞・雑誌より5つ
◇燃料取り出し延期へ 安全確認に追加実証試験 福島第一4号機
(11月5日 東京新聞より抜粋)
◇東京ガス 抜本値下げ コスト削減効果 家庭向け2% 12月から
(10月31日 毎日新聞より抜粋)
◇原発情報、隠蔽を危惧 秘密保護法案に意見書 福島県議会
(11月5日 茨城新聞より抜粋)
◇除染費支払い督促 環境省 東電に延滞金検討
(11月2日 毎日新聞より)
◇「政治が方針を」 小泉元首相 脱原発批判に反論
(11月4日 東京新聞より抜粋)
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※11/10(日)14:00から 『原子力ムラの陰謀を語る』講師 今西 憲之さん
場所:スペースたんぽぽ 主催:もんじゅ・西村裁判を応援する会、いろり
ばた会議 参加費800円 事前予約不要です。会場へ直接お越し下さい。
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┗■1.11月6日(水)、東電解体!東電本店合同抗議
│ 汚染水止めろ! 柏崎刈羽原発再稼働するな!
│ 次回(第3波)は12月4日(水)
└────(渡辺秀之 たんぽぽ舎ボランティア)
11月6日(水)午後6時半、東京電力本店まえで「汚染水止めろ!柏崎刈羽
原発再稼働するな!」のコールが鳴り響いた。主催は、経産省前テントひろば
・首都圏反原発連合・たんぽぽ舎・東電株主代表訴訟。参加者は約350人。
10数本ののぼり旗が林立し、横幕も3枚。ドラムもにぎやか。コールのあと
主催者代表で経産省前テントひろば・渕上さんが挨拶。
この合同抗議に賛同する団体を紹介。
1)電気代一時不払いプロジェクト 2)反原発自治体議員・市民連盟
3)脱原発かわさき市民 4)原発止めよう!東葛の会
5)ピースサイクル全国ネットワーク 6)ストップ原発&再処理・意見広告の会
7)原発さよなら千葉 8)憲法を生かす千代田の会 9)アソシエイションズ.jp
問題提起として、たんぽぽ舎・山崎久隆さん、東電株主代表訴訟から木村結
さんが発言。また賛同のメッセージとして武藤類子さん(福島原発告訴団団
長)と刈羽村・近藤容人、ゆき子夫妻から「のたうち回る東電にとどめを刺さ
ねばなりません。早くしないと、第二、第三の原発事故が起き、日本が滅亡し
ます」。東電広瀬社長あての申入れ:首都圏反原発連合から1通を読み上げて
手渡した。
その後、コールと参加者からのアピールがあり、午後8時に終了。参加者の
熱い抗議の声が新橋の夜空に響きわたり、中身の濃い抗議行動でした。
なお、カンパが4万円ほど寄せられました。
カンパのご支援、ありがとうございます。
☆今後、12月4日(水)と行動を続けていく予定です。
時間は午後6時半~8時。東電本店前に、ぜひ多くの参加をお願いします。
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┗■2.コラム その26「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」
│ 国弱者を狙い撃ちする現代の地震
└────(島村英紀 地震学者)
┃国弱者を狙い撃ちする現代の地震
┃原発、地震、悪天候でもあらゆる被害者は立場の弱い人間たち
┃それに乗じ利益を得る人間がいる構図も今昔変わりなし
○鯰絵(なまずえ)というものがある。
安政江戸地震(1855年)のときには、地震後わずか3日間で380種類もが刊
行された。これはさまざまな地震ナマズの木版画に文章をつけた大衆向けの出
版物だ。いわば当時の夕刊紙である。カラー刷りの版画と文章で、大衆が好む
安政地震のさまざまなゴシップを取り上げている。
ナマズ絵には幕府や豪商への鋭い風刺もあるので幕府はすぐに禁止令を出し
た。だが庶民はたくましい。禁止令も何のその、版元も出版日も書いていない
ナマズ絵が次々に出版され、人々は先を争って買い求めた。
ナマズ絵で有名なものに地震の元凶であるナマズが豪商の首を締め上げて、
持っている小判が散らかっているものがある。
たしかに大地震のときには富裕な商人が蓄えてきた金を庶民に「再配分」す
ることが行われた。いや、大地震だけではない、江戸で繰り返された大火のと
きも、この種の再配分のおかげで庶民が立ちなおったり潤ったりしたのだ。
たとえば慶応の大火(1866年)のときには日本橋近くの豪商の詳細な支出記
録が残っている。
それによれば、材木商や大工や左官にはじまって釘屋、石灰屋、砂利屋、縄
屋、綿屋、桶屋など、驚くほど多くの零細な職業に支払が行われたのが分かる。
もしこの再配分がなければ、大衆による打ち壊しが富裕商人たちを襲う可能性
さえあったのだ。
しかし、現代はすっかり違ってしまった。瀬戸内海を見下ろす神戸大学の高
台には慰霊碑が建っている。阪神淡路大震災(1995年)で犠牲になった同大の
関係者の碑だ。それによれば、学生の死者は39人、うち37人は下宿生だった。
神戸大学が特別に下宿生の割合が高かったわけではない。下宿生は古い木造家
屋に住んでいることが多く、それゆえ午前6時少し前の大地震で、多くが犠牲
になってしまったのである。
ちなみに、神戸大学では建物はひとつも倒壊しなかったから、もしこの地震
が昼間だったら、これらの学生は命を落とさずにすんだだろう。
○阪神淡路大震災には限らない。
東日本大震災(2011年)でも犠牲者を年代別に数えると、60歳代が19%、70
歳代が23%、80歳代以上も23%あった。
一方50歳代は12%、40歳代は7%、30歳代は6%だったから、高齢者の割合
は人口割よりもずっと多かった。つまり、現代の地震は弱者をねらい撃ちにす
るのである。
つぎに首都圏を襲う大地震でも、古い住宅に住み続けざるを得ず、費用のか
かる耐震補強もおいそれとは出来ない庶民の「地震弱者」に被害がとくに多い
ことが心配されている。
富裕商人の家も庶民の家も等しく壊れてしまって、再配分で庶民も潤った江
戸時代とは様変わりしてしまったのである。(11月8日『夕刊フジ』より)
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆【PAC3撤去!オスプレイくるな!原発再稼働反対!
12・8リレートーク&津田沼デモ】のご案内
日時 12月8日(日)集会 13時~14時半 |デモ出発 15時
場所 JR津田沼駅北口でリレートーク
デモ出発場所 津田沼1丁目公園(JR津田沼駅北口から徒歩3分)
2007年11月29日未明に、私たち市民の「PAC3配備反対」の訴えを暴力的
に排除して、航空自衛隊習志野分屯基地に弾道ミサイル防衛のためと称する、
地対空誘導弾パトリオットミサイル3(PAC3:パックスリーと読む)が強行
配備されました。以来、私たち「パトリオットミサイルはいらない!習志野
基地行動実行委員会」は、月1回の定例会と街宣活動以外にも色々な取組み
実施。例年12月には集会とデモ(津田沼では20年ぶり)を実施しています。
2011年からは、PAC3だけでなく「原発反対」をテーマに掲げました。
強行配備から6年目になる今年も下記内容の取り組みを行いますので
皆様方の参加をお願い致します。(リレートークは誰でも参加自由です)
主催 パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会
問合せ・連絡先 090-2553-2587(永野勇)
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┗■4.新聞・雑誌より5つ
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◆燃料取り出し延期へ 安全確認に追加実証試験 福島第一4号機
(11月5日 東京新聞より抜粋)
東京電力が福島第一原発4号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出し
を前に、実際の燃料輸送容器を使って作業の安全性を確認する実証試験を追加
し、4号機内で近く実施することが4日、関係者への取材で分かった。実証試
験には準備を含めて数日かかる見込みで、早ければ8日にも始まる予定だった
燃料取り出しは1~2週間延期となる見通し。
燃料取り出しに向け、クレーンを備えた4号機の建屋カバーは既に完成して
いるが、実証試験は行われていなかった。(後略)
◆東京ガス 抜本値下げ コスト削減効果 家庭向け2% 12月から
(10月31日 毎日新聞より抜粋)
東京ガスは30日、家庭向けの小口のガス料金を12月10日から平均2.09%引き
下げると発表した。標準家庭で月119円の値下げとなる。原料価格の変動を反
映させる毎月の料金変更とは別の抜本値下げで、人件費などのコスト削減効果
を還元する。
東ガスはこの日、経済産業省に改定を届け出た。値下げの場合は値上げと異
なり、経産相の認可が不要で、このまま実施となる。東ガスの抜本値下げは20
12年3月以来。
ガス温水床暖房や家庭用燃料電池の利用客向けの選択料金分野は、平均3.13
%引き下げる。東ガスは原料価格の変動に伴う料金変更で12月分の値下げを発
表しており、同月の値下げ幅はさらに大きくなる。(後略)
◆原発情報、隠蔽を危惧 秘密保護法案に意見書 福島県議会
(11月5日 茨城新聞より抜粋)
「原発の安全性に関わる問題や住民の安全に関する情報が『特定秘密』に指
定される可能性がある」。安全保障上の情報保全徹底を掲げる特定秘密保護法
案をめぐり、福島県議会は10月9日、全会一致で「慎重な対応を求める」とす
る首相、衆参両院議長宛ての意見書を可決した。
東京電力福島第一原発事故直後、放射性物質の拡散について十分な情報開示
がなされなかったことへの不信感が根強い同県。意見書の背景には「重要な情
報がまた隠されるのではないか」との危機感がある。(中略)
同県浪江町の一部の住民は、第一原発から放出された放射性物質が大量に流
れて、放射線量がより高い地域に避難していたことが後から判明。国が適切に
公表していれば「無用の被ばく」を防げたはずだという住民たちの怒りは今も
収まっていない。
意見書は、こうした経験を踏まえ「国民の生命と財産を守るために有益な情
報が、公共の安全と秩序維持の目的のために特定秘密の対象に指定される可能
性は極めて高い」と強い懸念を示した上で「重要なのは徹底した情報公開を推
進すること」と強調している。(後略)
◆除染費支払い督促 環境省 東電に延滞金検討
(11月2日 毎日新聞より)
東京電力福島第一原発事故で、国が立て替えた除染費用に関し、東電の支払
いが滞っている問題で、井上信治副環境相は1日、東電の石崎芳行副社長(福
島復興本社代表)を環境省に呼び、早急に支払うよう求めた。
記者会見した井上副環境相によると、東電が具体的な支払額を明示しなかっ
たため、再度回答するよう要請。井上副環境相は「これ以上支払わないという
ことであれば、別の手段も考えざるを得ない」と述べ、延滞金の請求も視野に、
厳しい対応を検討する意向を示した。
同省によると、これまでに請求した404億円のうち、東電が支払ったのは
67億円に過ぎない。
◆「政治が方針を」 小泉元首相 脱原発批判に反論
(11月4日 東京新聞より抜粋)
小泉純一郎元首相は3日、横浜市で講演し、自身の「脱原発」発言が無責任
だと批判を受けていることに対し「大事なのは政治が方針を出すことだ。原発
に代わる再生可能エネルギーをどのように導入するか、議論すれば必ずいい案
が出る」と反論し、安倍政権に重ねて政策転換を促した。(中略)
原発から出る使用済み核燃料などの最終処分場建設は「住民の反対」で不可
能だと強調。「東京電力福島第一原発事故の前から処分場は造れなかった。強
い指導者が現れても住民の反対を無視して10万年使う処分場ができるのか。造
れると考えている方が楽観的で無責任だ」と訴えた。
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