1/26 平沢武彦氏を偲び、帝銀事件を語りつぐ会
- 2014年 1月 23日
- 催し物案内
- 川村 潤
帝銀事件・再審請求人の平沢武彦氏が亡くなりました。連絡が途絶え心配した「平沢貞通氏を救う会」メンバーが10月1日に自宅を訪れ、思いを遂げられず無念にも倒れた平沢武彦氏を発見しました。地元杉並署による検死により、亡くなったのは8月下旬で病死と考えられると知らされました。
1981年、22歳のまだ大学生だった武彦氏が帝銀事件・死刑囚の平沢貞通氏の養子になったのは、実父である作家で、人権活動家の森川哲郎氏の背中を見ていたからでした。
権力から偽証罪に陥れられ重い病を患っても、正義を求めて闘い続けた父親の意思を受け継いでの決断でした。若き人権活動家として華々しく活動をしていた裏では、生活に窮し、また事件が世間から忘れ去られることに悩み、焦る日々を送ってきました。 私たちは、武彦氏の「孤独死」に接し、なぜもっと彼を支えてあげられなかったのかと自責の念に苛まれました。残された私たちが彼にしてあげられること。それは、帝銀事件という権力の犯罪を後世にしっかりと語り継ぐこと。そして、平沢貞通氏の無実を信じて人生のすべてを費やした森川哲郎・平沢武彦父子の業績を心に刻み、第20次再審請求につなげて行くことだと確信しております。
その思いを皆さまとともに確認する催しを1月26日、下記の通り行います。その日は66年前(1948年)に帝銀事件が発生した日です。この日、故人を偲ぶとともに、参加された皆さんとともに帝銀事件の今後について議論したいと思います。
さまざまな形で平沢武彦氏と関わっていただいた皆さま。また帝銀事件に関心をお寄せの皆さま。ぜひ、ご参集ください。
日 時
2014年1月26 日( 日)
14:00~17:00(開場 13:30)
場 所
主婦会館・プラザエフ7F「カトレア」(JR四ッ谷駅1分)
東京都千代田区六番町5 番地
参加費 1000円
呼びかけ人
一瀬敬一郎 再審請求主任弁護人
江田 忠雄 9条改憲阻止の会
小沢 遼子 評論家
鎌田 慧 ルポライター
鈴木 邦男 作家・「一水会」顧問
鳥越俊太郎 ジャーナリスト
森 達也 作家・映画監督
山田 悦子 甲山事件冤罪被害者
平沢貞通氏を救う会
連絡先
帝銀事件・平沢貞通氏を救う会
〒104-0042 東京都中央区入船1-7-1 中山法律事務所内
090-1456-1565( 安田) / 090-1669-0753( 山中)
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