ブルマン氏の所説について
- 2010年 10月 31日
- 交流の広場
- 成畑哲也
ブルマン氏の細田二郎氏に対する批判は、大きく二つに分かれ、前半のところを理解しないと後半も分からないであろう。そこで、まず、先進国とか後進国という規定は何によるのであろうか。先日、IMFだったかが発表した個人所得では、スイスが1位で、つぎがスウェーデン。本当の意味での「先進国」というのは、これらの国であろう。GDPで1位は、むろんアメリカだが、2位は日本から中国に移行した模様である。こちらの数値を用いると、中国は立派な大国である。また、成長率を見ても、前年同月比9.6%と予測されている。経済の規模がますます増大しているのである。もはや、「後進国」とはいいえまい。
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