たんぽぽ舎から No.2104
- 2014年 3月 3日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2104】
2014年3月3日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.再稼働は日本を滅ぼす= 連載その8
・これが原発族13人衆の正体だ
・なにがなんでも再稼働。民意など関係ない
週刊フライデー3月14日特大号に8頁の特集 柳田真(たんぽぽ舎)
★2.メルマガ読者より 天辰(東京)
放射線被曝による健康障害が5年後から顕在化急増することを知らない大部分の日本人
★3.2月28日(第93回)金曜官邸前抗議行動に参加して
官邸前に集う人たちは、再稼働を何とかして阻止したいと考えて、
個々人で参加している人たちが大半だ。その際、運動を盛り上げるために各人が創意工夫している。
斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.福島原発事故3年・科学技術は大失敗だった(下)
失敗を教訓としない規制委員会 これで再稼働は許されない
(中間報告2014年3月)槌田敦(元理化学研究所研究員、元名城大学経済学部教授)
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者にお願いします)
◆映画『遺言 原発さえなければ』-福島の3年間 消せない記憶の物語-
(3月8日-14日)
◆「気候変動の原因は何か 横浜シンポジウム」の御案内 (3月31日)
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※ 3/6(木)学習会 ご参加ください
足尾鉱毒事件 田中正造の戦略に学び、福島の運動に生かす
日時:3月6日(木)18:30開場 19:00開会
講師:菅井益郎さん(たんぽぽ舎アドバイザー)
会場:スペースたんぽぽ 参加費:800円
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┗■1.再稼働は日本を滅ぼす= 連載その8
| ・これが原発族13人衆の正体だ
| ・なにがなんでも再稼働。民意など関係ない
| 週刊フライデー3月14日特大号に8頁の特集
└──── 柳田真(たんぽぽ舎)
○ 週刊フライデー(3月14日号)に
これが原発族13人衆の正体だ、なにがなんでも再稼働、民意など関係ないーの8ページの特集号が載っている。
見出しに注目し、惹かれて買ったきらいもあるが、写真週刊誌だけあって、たくさんの写真と啓蒙的な説明文章が載っていて参考になる。おりしも、安倍政権が都知事選で引き延ばしていた「エネルギー基本計画」を発表し、又、規制委員会(田中委員長)が2~3週間で再稼働原発の第1号を発表するという「再稼働緊迫状勢」の中で時宜に適した特集と思われるので内容と目次を簡潔に紹介します、
○ これが「原発族13人衆の正体だ」、「民意など関係ない」、「なにがなんでも再稼働」
細田博之自民党幹事長代行(島根原発推進―島根県・松江市)
岸信夫(安倍首相の実弟) (山口県上関原発推進)
原発立地と「原発族」13人衆の顔一覧(25ページ):13人の内訳は自民党議員が11人、民主党1人、無所属1人。
○ 地震の巣の上、浜岡原発再稼働なら「国民の心から“希望が消える”」(26ページ)
浜岡原発と海岸の写真。浜岡原発を全部廃炉にして子どもたちに安心の未来をーの横断幕、ノボリ旗を掲げて行進する静岡県内、浜ネットの人々や弁護士たちの写真。
○ 今週、再稼働認可される原発「最終4候補」ここだ(4つの原発の写真)
1 福井県大飯原発2 愛媛県伊方原発3 鹿児島県川内原発
4 佐賀県玄海原発 (28ページ)
○ 函館市長、怒りの激白「大間原発は世界一危ないー建設中止を求め、国に差し止め訴訟」(29ページ)
☆原発の再稼働が日本政治の大きな焦点になってきている中で、この種の記事をもっとたくさん載せるメディアが多く現れてほしい。また、テレビでももっと取り上げてほしい。
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┗■2.メルマガ読者より
| 放射線被曝による健康障害が5年後から顕在化急増することを知らない大部分の日本人
└──── 天辰(東京)
まだ日本人の大部分の人達が、放射線被曝による健康障害が5年後から顕在化急増することを知らない、また原発配管が大地震に弱いことを知らないですね!
読売、サンケイ、日経系の新聞テレビ等しかみていない人達だと思います。こうゆう人達にしらせる必要がありますね!チラシ配布はなかなか受け取ってくれないので、ポスチィングがいいかもしれませんね!
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┗■3.2月28日(第93回)金曜官邸前抗議行動に参加して
| 官邸前に集う人たちは、再稼働を何とかして阻止したいと考えて、 個々人で参加している人たち | が大半だ。その際、運動を盛り上げるために各人が創意工夫している。
└──── 斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
○この日は比較的暖かかった。しかし抗議参加者はやや少なかった。逆に警察官の多さが目に付いた。
再稼働反対というコールもスピーチも一段と重みを増していた。何故なら3年目となる3.11を目前に、国は福島の原発事故に対し無策のまま再稼働を画策しているからだ。3月12日に再稼働が発表されると言われている。福井県の大飯原発、高浜原発、九州の川内原発、玄海原発、四国の伊方原発の5箇所の原発が狙われている。
○池上彰さんが著書で「先日、金曜日の夜にたまたま霞ヶ関を通りかかりましたが、一握りの活動家タイプの人たちだけになっていました。一般の人だったら、『近寄りたくないな』と思うようなタイプの人たちです。・・・本気で原発ゼロを目指すなら、プロの活動家ではなく、一般の人たちが原発をやめてほしいと、息長く声を上げ続けていくことが必要でしょう」と述べていました。これには違和感を覚えた。活動家タイプやプロの活動家というのは、福島の原発事故から目を背けずに今も頑張って抗議活動を続けている少数派を指しているように思えた。官邸前に集う人たちは、再稼働を何とかして阻止したいと考えて、個々人で参加している人たちが大半だ。その際、運動を盛り上げるために各人が創意工夫している。アーサー・ビナードさんが自転車隊に加わってくれたこともある。ファンならば、思わず「近寄りたくなってしまう」だろう。一般の人かそうでないかなど、容易に区別がつくものではない。多くの人の参加が必要なのは確かだが、参加者の減少の原因が今の運動のあり方だけにあるとは思えない。一人ひとりが脱原発に関わる中で、批判があれば団体や運動に対して�
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次回3月7日(金)は再稼働阻止全国ネットワーク(たんぽぽ舎気付け)が主催で、再稼働を阻止しよう、原発現地応援しよう集会です。18時30分は-20時です。ご参加下さい。
※反原連が3月9日(日)の原発ゼロの大統一行動の準備で忙しいため、再稼働阻止ネットが主催で、同じ場所で同じ時間帯で行います。ご参加下さい。
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┗■4.福島原発事故3年・科学技術は大失敗だった(下)
| 失敗を教訓としない規制委員会 これで再稼働は許されない
└──── (中間報告2014年3月)槌田敦(元理化学研究所研究員、元名城大学経済学部教授)
○ 3-3 失敗を教訓としない規制委員会
福島原発事故での失敗は、事故対応に無数の原則違反があったため、無数に存在する。したがって、これらの失敗をすべて教訓として改善するのでなければ、原子力を科学技術と言うことはできない。しかし、規制妻は福島原発事故での多数の失敗を無視することにしたようである。
その理由は、これらの失敗を教訓として機器の改良をすれば、電力会社に莫大な費用がかかり、現実的ではないからである。このように、原発の費用高が原因で改善できない原子力はもはや科学技術ではない。
科学技術を無視すれば安全は守れないのであるから、「安全の確保」を条件として推進してきた原子力は約束違反である。原子力は即時廃止されなければならない。
以下に、福島原発事故の失敗と教訓を列記するので、規制委員会はこの失敗と教訓に対応する用意があるかどうかの回答を求める。
【福島原発事故の失敗と教訓の例】
(1)温度、圧力、水位など基礎データの自動計測不能
安全委の「電源は30分で解決」は最悪判断
(2)空焚きで誤表示の圧力計と水位系の欠陥
凝縮槽の基準面による計測方法の改善
(3)ECCS使用の失敗
a 非常用復水器に溜まる水素対策
b 残留熟除去系から削除した蒸気凝縮系(非常用復水器)の復活
C 共用ECCSの支離滅裂運転・自動起動を手動停止、
手動起動が自動停止
d 冷却材喪失事故に消防車など便法不可
あくまでECCSでおこなう
e 沸騰水型の弱点は原子炉底抜け ただちに低圧ECCS使用へ
(4)事故放射能をベントしてはならない
水素焼却装置と冷却装置を経て、新設する第二格納容器に放射能を保存
(5)逃し弁閑と海水注入は最低の対策方法
可能な限り高圧維持と普通の水使用
(6)事故建屋を液体窒素で冷却 汚染水の流出抑制が必要
(7)加圧水型原発の冷却材喪失事故
美浜事故(1991)を考慮し、非常用復水器新設など沸騰水型同様に対策する
(8)使用済み燃料プールでの臨界事故 地震や動乱での脆弱性の管理
(9)4号機爆発の疑惑解明 特に余分の24体にかかわる問題
(10)東電による業務上過失または未必の故意
規制委には摘出し、告発する義務
(11) 欠陥に対する科学技術対策ができないのであれば、原発運転再開は無謀
以上、福島原発事故の「失敗と教訓」について規制委の回答を求める。
規制妻とは「安全の確保を忘れた安全委」の復活であって、単に、「規制」と名前を変えただけにならないようにされたい。
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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者にお願いします)
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◆映画『遺言 原発さえなければ』
-福島の3年間 消せない記憶の物語-
ポレポレ東中野にて劇場初公開!
3月8日~14日 連日12:20分~ トークゲスト多数
http://www.mmjp.or.jp/pole2/
2011年3月12日…福島第一原発事故の取材現場に駆けつけた二人のフォトジャーナリストは、いち早く撮影を開始。
以来、2013年4月まで、その土地の人々とともに過ごした日々を記録し続けた。絶望の淵からの試行錯誤、もがきの中で気づいた家族、仲間、奪われた故郷への思い、そして見えてきた本当に守るべきものの存在…3年にわたり記録された250時間の映像が、3.11後の今を生きる私たちに問いかけるものとは ―――
☆『遺言』連日イベント付き上映!(終演16:35頃予定)
3/8(土)上映前 ゲスト:長谷川健一(飯館村酪農家)
☆ゲストトーク! ※全て上映後・両監督来場
3/8(土) なかにし礼(作家・TVコメンテーター)
3/9(日) 足立正生(映画監督)
3/10(月) 森達也(ドキュメンタリー映画監督)
3/11(火) 高橋哲哉(東京大学教授)
3/12(水) 吉岡達也(ピースボート共同代表)
3/13(木) 鎌田慧(ルポライター)
3/14(金) 落合恵子(作家・クレヨンハウス代表)
○今なら前売り券がお得!(遺言HPにて販売中!)
当日3000円→前売り2500円(500円OFF)
予告編、前売り券、ネット募金は公式サイトへ
http://yuigon-fukushima.com
◆ 「気候変動の原因は何か 横浜シンポジウム」の御案内
気候変動を議論する際、温室効果ガスだけでなく、太陽活動や宇宙線にも注意を払って議論する方が科学的に意義深いと考え、宇宙気候学の提唱者であるヘンリク・スベンスマルク博士をデンマークからお招きし表記シンポジウムを開催することとなりました。皆様のご参加をお待ち致します。
【日時】2014年3月31日(月) 11時~18時10分
【講師】ヘンリク・スベンスマルク(デンマーク国立宇宙センター)、桜井邦朋(早稲田大学)、丸山茂徳(東京工業大学)、宮原ひろ子(武蔵野美術大学)、室田武(同志社大学)
【会場】「横浜市開港記念会館」講堂 みなとみらい線「日本大通り」徒歩1分、
横浜市営地下鉄・JR京浜東北線・根岸線「関内」徒歩10分
【参加費】一般:2500円、学生:1500円
【主催】「気候変動の原因は何か 横浜シンポジウム」実行委員会
【お問い合せ先】齋藤:sai-eye@alpha.ocn.ne.jp 携帯:090-9137-2437、電話:03-3739-1368
【予約不要、逐次通訳あり】
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