311ヌードな日立パレード2014
- 2014年 3月 4日
- 催し物案内
- 戦時下の現在を考える講座
No Nukes×Yes Nudes! 原発反対/黙祷反対の、コール+朗読デモ!!
野村喜和夫の詩集『ヌードな日』(思潮社2011)と日立をくっつける。
活字を街にぶっつける。パレードだ、
《現在の世界には、もはや(詩)人の居場所はない。》
ならば肉だ、肉になろう、
黙るな、祷るな、ニチリンヒトデに騙されるな。追え、
でないと追われるはめになるから
大口あけて追え、パレードだ、
2014/03/11(火) 茨城県日立市(常磐線日立駅前にて)
14:15 集合:まえのうち児童公園(弁天町1-5/駅から徒歩10分)
14:46 パレード開始→(約1時間)
主催 戦時下の現在を考える講座
問合せ 080-5459-9576 鈴木/090-8441-1457 加藤
under_the_war_regime@yahoo.co.jp
●日本国旗をはじめとする、ナショナリズムを想起させる物/表現はお断りします。
茨城県日立市、企業城下町。
ここにある日立製作所は、列島にある原発のうち20基ほどを作っている。
福島第一の4号基やもんじゅ、六ヶ所村の再処理工場も。いまは島根と
大間に建設中。輸出にも積極的で、目下イギリス・リトアニア・フィンランド
等を狙う。そのHPは堂々と宣言する。「世界的に継続する需要に向け、
原子力事業を推進していきます。また、福島原子力発電所の事故以前に
国内発電電力量の約30%となっていた原子力発電は、国内においても
安全性向上を図ったうえで今後も活用されていくものと考えます。」
「企業が世界で一番活動しやすい国」をめざす(もうなってないか?)日本政府。
原子力協定を各国と熱心に結びつつ、原発を「ベースロード電源」とやらに
位置づけて再稼働を進める案を決定。福島でもゼネコンのための除染作業を
念入りに行い、確かな安全への住民の願いは却下して、福島市の一部の
避難指示解除を通告した。このお国が今年も3月11日に「東日本大震災追悼式」
を挙行する。天皇出席の黙祷で挙国一致を図るところに、3年来続くカタストロフ
への「国家」的危機感がよく出ている。だが、住民・避難者に謝罪もまともな補償も
安全対策もせず、その意思も無視して、荒れ狂う新自由主義を野に放つ「復興」
を強行する国家が、「犠牲となられた全ての方々に対し」て表する「哀悼の意」とは、
一体なんなのか?だれが死者たちの死に、一様な意味を一方的におしつけること
などできるのか?
詩人の野村喜和夫は、3.11が加えてくる圧力についてこう言った。「日本では
ナショナルな方向に出るんです。『みんなで一つになろう』とか。それで、そこに
加わっていないものを排除していこうとするようなとても怖いプレッシャーがあります。
詩はそれに対しても抵抗体として存在しなくてはいけない」。2011年の秋に出された
詩集『ヌードな日』は、13の「パレード」と12の「防柵」が交互する章立てで構成され、
その中を、ヒトをはぎとられた101の<肉>たちが、「滑稽にしてグロテスクな、
怪異にして幻想的な姿をむきだしに」して、あらわれては通過してゆく。
《ついにニチリンヒトデ来たれり、//私たちはその下に圧しつぶされそうになりながら、
独自の優雅な逃走線を描き出す》。敵の只中で、敵をはっきりと名指そう。原発反対/
黙祷反対の、コール+朗読デモ。《ほらまた、/行為がヒトを、/突き抜けていった
ではないか、》集まれ肉たち、抗え、沈黙を強いてくるその日その時に声を上げよう。
《声までとんがってくる、//ヌードな日、》ページと現実を接合し、nukeとnudeを交差
させて、この土地と社会と国家と体内に走る危機をむきだしにしよう。
《あるいは暴動ノススメ、/ジャパンにも、/暴動ノススメ、》パレードだ、追え!!
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