PARC創立40周年記念シンポジウム<新自由主義への「抵抗」と暮らしの「再生」>
- 2014年 3月 7日
- 催し物案内
- 紅林進
PARC創立40周年記念シンポジウム
新自由主義への「抵抗」と暮らしの「再生」
「連帯経済」の実現に向けて、今なにが出来るのか? .
http://www.parc-jp.org/freeschool/event/140323.html
1980年代以降、新自由主義に基づいた経済政策が世界中で採用され、大多数の、特に貧しい人はそれまでの暮らしを破壊されてきました。
国際的な視点で見ても、国と国との経済競争・資源収奪競争が加速し、世界中で摩擦が起きています。 一方で、共助・互助・社会的弱者の包摂に軸を置いた事業の在り方を目指す「連帯経済」の取り組みを進めてきた実践者・研究者も多くの実績を積み上げ、その事例は国境を越えた平和的連帯にまで発展しているものも少なくありません。
本シンポジウムではそのような連帯に基づく新自由主義に抗する暮らし・経済のあり方を実践してきた方々のお話を伺い、ともにそのような経済のあり方をどのように広められるか考えます。
■日時:2014年3月23日(日) 14:00~17:00 (13:30開場)
■主催:特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)
助成:大竹財団
■会場:ワテラスコモン 3F ホール
http://www.waterrascommon.com/access.html
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地
■交通案内:東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅徒歩約2分
JR「御茶ノ水」駅徒歩約3分
東京メトロ丸ノ内線「淡路町」駅徒歩約2分
(PARC事務局より徒歩2分)
【プログラム(予定)】
講演1:Benjamin Quinones氏
『新自由主義の暴力に対抗する、生きる手段としての連帯経済―
その国際的広がり』
講演2:金慈顕氏
『韓国における連帯経済の発展―女性民友会生協の運動経験から』
パネルディスカッション
『日本で、世界で連帯経済を広めるには何が必要か?』
パネリスト:Benjamin Quinones氏、金慈顕氏、鴫原敦子氏、中野佳裕氏
コーディネーター:大江正章氏
【ゲスト・プロフィール】
・Benjamin Quinones(ベンジャミン・キニョーネス)氏
アジア連帯経済協議会(ASEC/フィリピン)代表。アジアにおける連帯経済研究・実践の第一人者。社会的連帯経済を推進する大陸間ネットワークのアジア代表も兼務。著書に『Sowing the seeds of Solidarity Economy
(連帯経済の種を蒔く)』など。
・金慈顕(キム・ジャヒュン)氏
旧・女性民友会生協(現・幸福中心生協/韓国)監事。韓国で女性運動を率いてきたリーダーの一人。生活者が連帯することで暮らしを守り、同時に非暴力でもって主張を貫いてきた運動家。米韓自由貿易協定(FTA)に代表されるように新自由主義政策を一歩先取りして進めてきた韓国での経験をお話しいただく。
・鴫原敦子氏
環境・平和研究会共同代表、 東北大学大学院国際文化研究科元助手、国立仙台高専非常勤講師。 共著書に、郭洋春・戸崎純・横山正樹編『環境平和学』など。東日本大震災後は、宮城南部地域で いのちと環境
を考える実践的活動に関わる。
・中野佳裕氏
アジア太平洋資料センター(PARC)理事。国際基督教大学助手。専門は「脱成長論」など社会発展思想、開発倫理学。フランスの連帯経済運動の第一人者、ジャン=ルイ・ラヴィル氏の著作『連帯経済―その国際的射程』の翻訳に携わるなど、国際的な視座で連帯経済の理論的研究を行なう。
(コーディネーター)
・大江正章氏
アジア太平洋資料センター代表理事。コモンズ代表。1980年代より農・食・環境・アジア等について単行本を編集・制作。産業社会と近代農業の行き詰まりを乗り越える道として、様々なつながりを創る「本来の農業」として有機農業に注目し国内各地を取材。
■主催・お問い合せ・お申し込み:
アジア太平洋資料センター(PARC)
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11
TEL:03-5209-3455
FAX:03-5209-3453
E-mail: office@parc-jp.org
URL:http://www.parc-jp.org/
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