たんぽぽ舎から No.2117
- 2014年 3月 17日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2117】
2014年3月17日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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◇ 川内原発再稼働反対特集
★1.「さよなら原発!かごしまパレード」に6千人集結、川内原発の再稼働拒否
にぎやかなデモ、好感を表明する沿道の人たち、気持ちよいデモ
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.火山噴火の火砕流が川内原発をおそったら・・・
規制委員会は、火砕流が川内原発を「絶対に」襲わないという保証を
しない限り、審査を通すことは出来ないはず
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3. 川内集会スピーチ
川内原発は日本最西端の原発で、もし事故が起きれば、偏西風が
日本列島を舐めるように放射能を撒き散らす
井出久司(原発さよなら四国ネットワーク)
★4.新聞より1つ
◆ 6000人が「川内原発再稼働許すな」 (3月17日東京新聞より)
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※3/19原発立地自治体住民連合による日本政府あて「公開質問状」の提出行動(3/24)に向けて講演と討論
日 時:3月19日(水)19時より21時
お 話:広瀬 隆さん・山崎久隆さん
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F 参加費:800円 資料を用意
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┗■1.「さよなら原発!かごしまパレード」に6千人集結、川内原発の再稼働拒否
| にぎやかなデモ、好感を表明する沿道の人たち、気持ちよいデモ
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
16日(日)は、「さよなら原発!かごしまパレード」に参加した。テントからは渕上、正清ふたりのテント裁判被告など数人が参加、「再稼働反対 テントひろば」ののぼり旗を掲げて歩いた。
昨年12月15日に薩摩川内市で開催された「集まろう ストップ再稼働! 12.15in川内」で3月16日の一万人集会が予告された。3.11後3年の催しが全国各地で開催される中で、まだどの原発の再稼働が有力か見えない中で、どれだけの人が鹿児島に集まれるかと心配した。が、ちゃんと原子力規制委員会が「かごしまパレード」を後押ししてくれた。パレードの3日前3月13日(木)に規制委が定例会議で、審査書案作成の第一号を川内原発に決めたのだ。
集会は午前10時開始の「太陽の広場」から熱気を帯び、NO NUKES STAGEで種々の音楽が奏でられる中で、鹿児島県内金曜行動や再稼働阻止全国ネットワークが紹介され、川内博史前衆議院議員や福島瑞穂議員や県議会議員が再稼働阻止を強く訴えた。
午後1時の集会開始時には、鹿児島中央公園は芝に座る人々で一杯になった。山本太郎参議院議員が大阪弁で力強い挨拶をして衆議院鹿児島2区の補欠選挙への独自候補の擁立を訴えて開会、集会実行委員会の共同代表約10人が演壇に並び、向原祥隆さんが怒りの基調の挨拶をした。次に、全国から集結した13人が演壇に並び順にスピーチ。木幡ますみさんが福島特に大熊町の現状を切々と訴え、続けて再稼働阻止全国ネットワークでなじみの泊、志賀、伊方の方々のアピールが続いた。また、柳田さんが阻止ネットの説明をし、岩下さん(阻止ネット、テントひろば)が4月から薩摩川内市に滞在して現地と連携して闘う決意を表明した。最後に「ストップ再稼働!さよなら原発!3.16鹿児島アピール」を高校生二人が読み上げて集会を盛り上がった。
柔らかな日差しを受けながら、参加者は2つの隊列に分かれて鹿児島市内を練り歩いた。にぎやかな天文館周辺のデモは、警察の規制もなく、好感を表明する沿道の人たちも多く、気持ちよくデモができた。その後、現地の方々と特にテントからの参加者達との交流の場も持った。
いよいよ正念場。川内原発の再稼働を阻止し、国内原発稼働ゼロを続けて、世界の原子力マフィアの目論みを砕くべき時だ。原子力規制委員会が再稼働促進委員会であることを多くの人が見抜いて認めるようになった今、東京で、九州で、鹿児島で、薩摩川内市で、全国の人たちの力を結集していかに再稼働を阻止するか。一人一人の力が試されている。
(テント日誌3月16日より)
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┗■2.火山噴火の火砕流が川内原発をおそったら・・・
| 規制委員会は、火砕流が川内原発を「絶対に」襲わないという保証を
| しない限り、審査を通すことは出来ないはず
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○フジサンケイグループの経済誌「sankeibiz」がネットで川内原発の優先審査について取り上げています。既に新基準「合格」前提のような書きぶりですが、それでも火山について何の対策も無いことなどは記述しています。あまり具体的には報道されていなかった川内原発の危険性は、今後もっと知られなければなりません。
-------------------------引用開始
【川内原発】火山対策ほぼ白紙 過去に火砕流到達も
2014.3.13 19:04
昨年7月施行の原発規制基準に基づく審査で、初の合格の見通しとなった九州電力川内原発(鹿児島県)は、付近に火山が集中し、過去の巨大噴火では敷地に火砕流が及んだ可能性が高いと指摘されている。だが、規制基準で定める対策は火山の「監視」止まり。原発の火山対策はこれまで手つかずのまま放置されてきたこともあり、具体的対策はほとんど白紙の状態だ。
数百度の高温ガスが時速100キロで流れ出すような火砕流が原発を襲った場合、防御はほぼ不可能と言える。九電が監視するのは「阿蘇カルデラ」「姶良カルデラ」など。十数万年前以内に巨大噴火を起こし、火砕流が発生した火山だ。
特に姶良カルデラは約3万年前の超巨大噴火で、広範囲に火砕流が及んだ。この時の痕跡である堆積物は川内原発から3キロ弱で5メートル以上の厚さで確認されており、審査で火山対策を担当した島崎邦彦委員長代理も敷地に及んだ可能性が高いとの見方を示している。
-------------------------引用ここまで
○火砕流の警戒をしている「相手」とは、姶良カルデラと阿蘇カルデラの火砕流ですが、これらは敷地に大量の火山灰をもたらしたと思われます。その証拠は隠れもなく多数存在します。
川内原発を上空から見ると、電源設備は敷地内にむき出しです。これでは火山灰に覆われれば一瞬で使用不能になるでしょう。
緊急対策として規制庁は、外部電源と代替注水の機能を要求しています。しかしそれは火砕流には無力です。
海水ポンプを駆動するための外部電源も、非常用ディーゼル発電機も、火砕流に耐えられません。空冷でも水冷でも同じです。摂氏数百度から千度に達する火砕流で、全て燃えてしまいます。屋内であっても同じですが、さらに屋外せっちならさらに脆弱です。
冷却水を注水する代替注水は建屋の外から消防車のポンプで行いますから、これも火砕流に耐えられる訳がありません。
最大の問題は、人が生き残れないことです。
制御室に立てこもったとしても火砕流の直撃に耐えられるとは考えられません。何人かが生き残ったとしても、フクイチ以上に何も出来ません。
核燃料は建屋が破壊されなくても30分でメルトダウンするでしょう。
規制委員会は、火砕流が川内原発を「絶対に」襲わないという保証をしない限り、審査を通すことは出来ないはずです。
規制委員会は、供用期間中に大規模火砕流に襲われる危険性は「ほとんどない」などと言うべきではありません。それでは一体何のために14-15万年前の断層を調べ、40万年前の地震をも調べる対象にするのでしょうか。
九州のカルデラ火山の噴火は「わずか」7000年(鬼界カルデラ)から30000年前(姶良カルデラ)の出来事です。150,000年どころではないのです。
噴火は予測できるという見方もあるかもしれませんが、必ず出来る保証などありません。また、仮に1日前に予測できたとしても炉心燃料やプールの燃料を「逃がす」余裕などありません。
火山噴火が確実に「起こりえない」とする知見でも出すならばともかく、このようなところで原発を稼働させてはならなかったのです。
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┗■3.川内集会スピーチ
| 川内原発は日本最西端の原発で、もし事故が起きれば、偏西風が
| 日本列島を舐めるように放射能を撒き散らす
└──── 井出久司(原発さよなら四国ネットワーク)
○伊方原発のある愛媛県から来ました、原発さよなら四国ネットワークの井出です。去年に引き続き三度目の鹿児島です。今回は、3百人で来ました、と言いたいが、三人で来ました。しかし、愛媛の、伊方原発に反対するたくさんの仲間の想いを背負ってやって来ました。
○去る13日、ついに再稼働の嵐の狼煙が上げられました。その次の日に伊方原発と上関原発予定地の間を震源とする地震が起きました。これはまさに原発は危険であり、決して再稼働すべきではない!という天の声である、と考えられます。これは明らかに中央構造線由来の地震であり、その中央構造線はここ川内原発に向かって伸びています。さて再稼働の一番手は鹿児島の川内原発とのことです。が、川内原発は日本最西端の原発で、もし事故が起きれば、偏西風が日本列島を舐めるように放射能を撒き散らす危険性は語らずとも明らかです。川内原発は、伊方原発同様に南海トラフ並びに中央構造線由来の巨大地震の影響が予想され、非常に危険な原発です。しかし、規制委員会は、重大な問題がない、という理由で川内原発を再稼働の一番手に決定しました。これはまさに寝言は寝てから言え!としか言いようがない。もっとも、日本列島に安全な原発などどこにも存在してはいないのではありますが。政府は、規制委員会は、原発の安全性を審査してなどはいません。これは、数回の規制委員会交渉に参加して実感しました。真剣に審査しているふりをして、どうやったら多くの国民�
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○ついに、決戦の狼煙は上げられました。私達は、故郷のかけがえのない自然環境と、全ての生命を守らなければなりません。原発再稼働を許して、あの時もっと 真剣に反対運動しておけば良かった、という後悔や、放射能汚染された故郷や、死の灰を残してはなりません。後世に残すべきは、美しい故郷の自然環境と、そこに生きる全ての生命の繋がりです。再稼働の嵐の、今この時、この運命の分かれ道の今、悔いの残らない全力の闘いをしましょう!Xデーに際しては、薩摩川内の現地に応援に来れる者は再稼働反対の旗をかざして応援に来、応援に来れない者は、三國志の諸葛孔明の有名な十面埋伏の陣の如く、それぞれの住む土地で立ち上がり、四方八方で再稼働反対の声を轟かせましょう!闘いは、ここ川内から始まったばかりです。次には伊方、玄海、泊、大飯、高浜と再稼働の嵐は波状攻撃のように続きます。川内での闘いが、引き続き起こる再稼働反対の闘いの情勢に非常に大きな影響を及ぼします。川内原発現地と、全国が一致団結して立ち上がり、放射能汚染や後悔を残さず、私達のかけがえのない故郷と、未来へ続く全ての生命の繋がりをこそ後世に守り、残そう� $G$O$”$j$^$;$s$+!*
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┗■4.新聞より1つ
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◆ 6000人が「川内原発再稼働許すな」
鹿児島県の反原発団体は十六日、原子力規制委員会による審査が優先的に進められる九州電力川内(せんだい)原 発(同県薩摩川内市)の再稼働に反対する集会を鹿児島市で開き、「原発はいらない」と抗議の声を上げた。主催者によると、全国から約六千人が集まり、集会 後には市内を練り歩いた。
集会で、主催者側は「東京電力福島第一原発事故の原因がはっきりしないのに『安全な原発』を語ることなどできない。再稼働は到底許されない」とのアピールを読み上げた。
福島第一原発が立地する福島県大熊町から避難し、会津若松市の仮設住宅で暮らす木幡(こわた)ますみさん(58)は「住民は何も知らされず、三十分で行ける距離を半日かけて避難した。町にはもう帰れません。原発を再稼働させないでください」と呼びかけた。
北海道電力泊原発(北海道泊村)が見える距離にある岩内町の佐藤英行町議は「ここが全国の再稼働を阻止する一歩だ」と声を張り上げた。
原子力規制委は十三日、川内原発1、2号機の審査を優先することを決定。新規制基準に基づく再稼働が全国で最も早くなる可能性が高まった。 (3月17日東京新聞より)
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