3月21日 『共同幻想論』はどう読まれてきたか第10目の案内
- 2014年 3月 17日
- 催し物案内
- 三上治
「共同幻想論と今」と題した講座の続きが昨年の5月17日(金)から始まりました。吉本隆明の『共同幻想論』をテーマにした講座で(10回)の予定で進めてきましたが、今回でこのシリーズの最終回です。この間は『共同幻想論』と三島由紀夫の『文化防衛論』と対比しながら検討してきたのですが、最終回は橋川文三の『三島由紀夫論集成』[深夜叢書]の中の「美の論理と政治の論理」をテキストに使ってみます。吉本隆明と三島由紀夫の中間に橋川文三は位置するのですが、彼の政治論(丸山真男の系譜の政治論)からの展開に興味深いところがあります。
今回でこのシリーズは終わりですが、次期(5月から来年3月まで)は丸山真男の政治論の検討を吉本の政治論を関連させてやる予定です。自由と民主主義の問題を現在的に問い直すというモチーフがあります。憲法ということに関連するのですが、そこに接近してみるつもりです。
3月21日(金)は「共同幻想論はどう読まれてきたか」最終回です。次回(5月以降は企画準備中です。
●場所:変革のアソシエ事務所 中野区中野2-23-1ニューグリーンビル3F 301号室(JR,地下鉄南口徒歩3分)交番の裏の坂道を登り、新宿方向へ)●時間:19時からです。(注意:309号から301号に変更)
●1回千円です。
●連絡先:電話03-5342-1395または三上の携帯(090-3908-7330)。
当日、参加できないが資料を希望する人は連絡ください。
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