たんぽぽ舎から:No2124
- 2014年 3月 25日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2124】
2014年3月24日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原発立地自治体住民連合による安倍内閣あて公開質問状の提出
全国の原発現地の自治体からの報告は切実でずっしり 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
★2. 再稼働推進者へ贈る言葉― その1 (これから定期的に載せていく予定です)
★3. 3月21日第95回首相官邸前の抗議行動
お墓参り、行ってきましたか?
春分の日、休日夜でも上がる、元気な抗議の声、官邸前&希望のエリア
金子やよい(たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア)
★4.本の紹介2点
◆「原発は滅びゆく恐竜である」水戸巌、著作・講演集
◆ 「放射能と人体―細胞・分子レベルからみた放射線被曝」落合栄一郎著
★5.テント日誌<経産省前テントひろば925日目 商業用原発停止189日目
テントで思い起こす原発反対運動の歴史、フランスの原発談義
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※3/25(火)の講演・討論会は定員になりましたので、締め切りました。
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┗■1.原発立地自治体住民連合による安倍内閣あて公開質問状の提出
| 全国の原発現地の自治体からの報告は切実でずっしり
└──── 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
3月24日(月)参議院議員会館1階講堂で13:00より原発立地自治体住民連合による安倍内閣あて公開質問状の提出に向けてのプレゼンテーションと記者会見が開催されました。参加者は講堂いっぱいの220名、交通費カンパは12万円UP。
最初に広瀬隆さんより「原発立地自治体住民連合」発足の経過と「公開質問状」についての説明。
その後、8道県(9名)の立地自治体議員からの地元原発の問題点や運動について、(問題点が重ならないように皆さん配慮しながら)しっかりアピールされた。各現地の切実な思いが、会場を埋めた参加者にずっしりとひびき、パワーポイントの画面と発言者の言葉に釘付けでした。
16:00過ぎから記者会見、その後官邸前(総務省近く)に移動して総務省に「公開質問状」を出しに行く皆さんを送り出し。待っている間に、伊方や鹿児島の報告等もしっかりしました。
※詳細は後日のメルマガで報告します。
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┗■2. 再稼働推進者へ贈る言葉-その1
│ (これから定期的に載せていく予定です)
└──── 編集部
イ.避難計画が不十分なら、米国では原子力規制委が原発停止を指示するだろう。-東日本大震災発生時に米政府の原子力規制委員長だったグレゴリーヤッコ氏の発言。
※新潟県泉田知事との対談で述べた言葉(朝日新聞2014年3月13日朝刊1面と5面掲載)ロ.規制委の規制基準に合格した原発でも事故を起こします。(100%安全ではありません)-原子力規制庁の回答
※ 【TMM:No2124】号掲載 (2014年2月4日号)
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┗■3.3月21日第95回首相官邸前の抗議行動
| お墓参り、行ってきましたか?
| 春分の日、休日夜でも上がる、元気な抗議の声、官邸前&希望のエリア
└────金子やよい (たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア )
今日は春分の日、太陽が真東から上がり、真西に沈む日、お墓参りの日、たんぽぽ舎では、そんなたわいもない話に花を咲かせながら、チラシの丁合いをした。休日の為、官邸前の人出は、いかに?いつもよりは減るとはいえ、さて、どれ位にというと、議論は分かれる。休日だから少ないでしょうと言う人、いや、休日しか来られない人が来るのではと言う人、チラシを何枚持って行くか、決めるのは、ちょっとした賭けだ。チラシの数が決まると、出発も間近、バタバタと支度して出発、しかし、慌てて忘れ物することも、この前は、携帯忘れたから要注意。内幸町までのほぼ満席にチラホラ立つ人のいる地下鉄、通勤・通学の人に混じって、私達大荷物の一団、荷物が邪魔にならないよう、目配りが大切。
春とはいえ夕方からは、やはり冷えます。ぐみ坂にさしかかっても人は、まばら、6時開始の変更がまだ行き渡ってないのでは、それでもさすがに、官邸が近くなるといつも通り人の列が出来ている。7時近くなると地下鉄出口からゾクゾクとひとが上がってきた。休日ながら、いつも通り、いや、それ以上に元気なコールが上がり始めた。今日、国会前はないものの、ファミリーエリア改め「希望のエリア」も変わらずやっている、官邸前に負けず元気!自転車隊さんもお疲れ様。
一回りして官邸前に戻る私の目に、ライトアップされ、しらじら立つ国会議事堂、何の為、誰の為にここにこれがあるのか、と思うと「バッキャロー」と叫びたくなる、かわりに、思いっきり太鼓を叩く私でした。
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┗■4.本の紹介 2点
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◆「原発は滅びゆく恐竜である」水戸巌、著作・講演集
反原発の草分けの科学者―水戸巌、著作・講演集が刊行されました。
まえがきに於いて小出裕章氏は「私が恩師と呼ぶ人は片手で数えられる数しかいない。その一人が水戸さんである」。
あとがきー後藤政志氏は「正にこれが、私たちが水戸さんから引継ぐべき脱原発に向けた戦いの論理だ」と紹介。
小説家・森村誠一氏は「祈りの証明―3,11の奇跡」の中で、実名で水戸巌を登場させています。この中で水戸巌の32年前の「原発はいらない」講演録の先見性に驚きの声をあげています。
又水戸巌氏は権力に蹂躙される人々の為に60年代後半「救援連絡センター」を立ち上げました。氏の「知識ではなく論理である」という作品を是非お読みください。
※ 緑風出版 定価2800円+税 328ページ
◆「放射能と人体―細胞・分子レベルからみた放射線被曝」落合栄一郎著
そこでのテーマは、「放射能とは本来(たとえ低線量でも)生命と相容れない」
東日本大震災とそれに伴う東電福島第1原発の事故から3年、原子力推進側は、国民を、放射能(したがって原発)と共存することを許容するように、様々な仕方で、洗脳しようと、懸命なようです。そうした側は、カネも権力もあり、「低線量は安全、安全、安全。。。。」を繰り返し、そうした声しか国民の耳に届かなければ、国民自身が、真実を知ろうと努力しない限り、洗脳されてしまいます。
そこで、真実を知らせようとして書いたのが、拙著、英文の「Hiroshimato Fukushima: Biohazards of Radiation」(Springer Verlag,2013)でした。そこでのテーマは、「放射能とは本来(たとえ低線量でも)生命と相容れない」というものでした。そこで、日本の皆さんにも読んでもらおうと、その日本版(翻訳ではない)を書きました。講談社のブルーバックスでこの3月20日に発売されます。皆さんにも読んでいただいて、日本中の多くの方々にもお知らせいただけたら幸いです。下にその目次を添えます。第1部は、放射能の基本的な問題を、あまりテクニカルではなく、わかりやすくと思って書いた、概説です。第2部では、放射能とその生命への影響の科学的理論(核物理、化学、生物化学、分子生物、細胞学レベル)を、第3部では、これまでに得られたデータの主要なものを概観しました。スペースの制限もあるため、充分に議論を尽くせない部分も、また、自分の知識や能力の欠如で、間違った部分もあるものと思いますが、基本的なテーマ「低線量でも健康への影響はある」ことが、科学的に納得いく形で議論されているかどうか、皆さんのご批判もお聞かせ�
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ブルーバックス(講談社、定価1080円(税別))
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┗■5.テント日誌<経産省前テントひろば925日目 商業用原発停止189日目
| テントで思い起こす原発反対運動の歴史、フランスの原発談義
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○10時少し前テントに着いたらもう数人の訪問者と泊開けの人が談笑していた。高松から来た方は芝公園の「三里塚全国総決起集会」に行く前に寄って下さったそうだ。高知出身の方が1980年窪川町での原発誘致反対闘争のことを話して下さった。町民が2つに割れて大変だったようです。
でも当時日教組などに力があり反対運動が勝利し原発は受け入れられなかったとのこと。学校の校長が率先して反対運動に加わり、定職処分を受けて卒業式にも出られなく、挙句に左遷されてしまったそうです。
そういう危険もかえりみず、反対したことは素晴らしいですね。今はそういう気骨のある人が居ないというのが共通の意見でした。
その話を聞いて私は以前見たジェームス三木脚本の映画「渡されたバトン」のことを思い出しました。
同じような物語です。
○午前中は風が冷たくまだ寒かったけれど、昨日あたりから外務省脇の桜が咲き始めました。東京で一番早く咲くのだそうです。その花を見るのは3回目、チョット感傷的になってしまいます。
午前中の訪問者、泊開けの人が帰った後、Kさんと二人で座っていました。通りがかった男性、テントはいつからあるのですか?と聞くので11年の9月に出来たいきさつなどを話すと母体は何処なのかと尋ねられた。政党とか何かの団体がやっていると思ったらしい。
あくまで個人の参加であることを説明してチラシをお渡しした。原発には反対だとのこと時間がないのでまた来ますと帰られた。まだまだテントのこと知らない人が多いようですね。
2時過ぎて毎日来てくださるSさん、Yさんなどが現れて少し賑やかになった。名古屋からお孫さんに会いに来たという女性、やはり反原発運動をしてらして一度はテントに来たかったとのこと、暫らく中で正清さんらと話していた。
午後に来たYさんからも原発を止めた町「芦浜」の話を聞いて励みになった。
genpatumap.seesaa.net/article/126016585.html
http://www.bing.com/search?q=%E8%8A%A6%E6%B5%9C%E5%8E%9F%E7%99%BA&form=DLCMHP&qs=AS&sk=&pq=asihama&sp=1&sc=8-7&pc=MDDC&mkt=ja-jp#
4時近く人が増えたので帰途に着く。(I.K)
夜はフランスから来た青年を囲んで原発談義。
パリから20分の町に住むDさんは核・原発は絶対に無くすべきものと言う。でも、レジスタンスがあったことは知っているけれどフランスでは原発支持が多いのでは?と尋ねると、原発メーカーと軍とがいっしょになるので反対は難しいと厳しい回答。
Tさんが登場して二人がスペイン語で話し出す。Dさんの生まれはペルーだそう。思わず左利きのフォルクローレギタリスト作曲家ユパンギのことを尋ねるが彼はアルゼンチンだった。
プラントに詳しいOさんがノルマンディーにある原発や再処理施設を持ち出し、Dさんが携帯で地図を見つけ出して話がはずむ。
私からもパリ在住コリン・コバヤシ氏の「国際原子力ロビーの犯罪」を紹介する。国際原子力ロビーの核はフランス原子力ロビー、IAEAによる世界原発推進、など。
http://www.ibunsha.co.jp/0314-1.html
IT地図画面が加わって日本語、英語、スペイン語チャンポンの会話が脱線したり弾んだりする中、Sさんが到着、Dさんを囲んで記念撮影し、暖かい日曜の団欒をお開きにする。
余談ながら、早くからテントで眠っていたDさんは一度もトイレに行こうとしないので心配になった。飲食の違いか、仏日の違いか、年齢の違いか? (K.M)
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