安倍訪欧:ウクライナ問題で偽善的な二重基準の邪悪な対外政治路線
- 2014年 5月 11日
- 交流の広場
- たつまき
安倍訪欧:ウクライナ問題で偽善的な二重基準の邪悪な対外政治路線
―ウクライナ情勢の解決方向
2014.5.7
ウクライナのネオナチ・クーデターのテロリスト政権が、Newsland.ru2014.5.6号によれば、東部のオデッサで5月2日に米国特殊部隊の指図のもとに親露派市民を銃撃し、労組会館へ逃げ込んだ人々を多くの火炎瓶による放火と毒ガスで焼き殺して、84人を虐殺し、200人以上を負傷させた。ウクライナ内務相代理S.チェボターリと検事総長臨時代理O.マフニーツキーの6日の発表によれば、それは政権の「Right sector右翼局」(ネオナチ)が計画的に行ったもので、民兵らが加担した。近く「右翼局」幹部らを含めた拘束が行われるという。
欧州歴訪で安倍は「力による現状変更は認められない」と言明したが、ウクライナの現状を米・EUの支援で武装テロ暴動で打倒して政権を奪取したネオナチ政権を、安倍は支持して、米・EUと同じ偽善的な二重基準の邪悪な対外政治路線を暴走している。マスゴミはそれを無批判に宣伝している。
露の地政学問題アカデミー総裁イワショーフ退役大将が、集団安保機構、上海協力機構、BRICS、その他の国際機関の旗の 下にウクライナへ平和維持軍を派遣して、紛争 双方を分けるべきだと主張した。しかしイワショーフの調停案では問題は解決できない。
これまで対米軍事紛争回避の必要から自制してきた露政府は、ウクライナ東部の紛争地域へ平和維持軍を送り込むのか、それは、ウクライナのネオナチ・クーデター政権を支持して特殊部隊で東部で弾圧作戦を指揮している米国、NATOへの反撃にはならない。
それとは別の方向へウクライナ情勢を進展させる方途はあるのか?それはある。日本を含めた西側のマスゴミが「ウクライナ暫定政権」とだけ書いて、米・EUと同様にそのネオナチ政権を支持しているが、そうしたウクライナ植民地化では何も解決しない。解決は、米・EUの推進と支 援で武装テロ暴動のクーデターをやったキーエフのネオナチ違法・犯罪政権を打倒する闘いに、ウクライナ全国で人民が立ち上がって闘う以外にない。
世界中の平和・民主・進歩勢力は、彼らの戦いと連帯して共闘せよ。それが、ウクライナ発の第3次世界大戦への歩みを阻止することを可能にする。
http://ameblo.jp/tatsmaki
ウクライナ・クーデター写真集:
http://matome.naver.jp/odai/2139304862377792401
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