テント日誌 5月25日(日) 経産省前テントひろば987日目 商業用原発停止252日
- 2014年 5月 27日
- 評論・紹介・意見
- 経産省前テントひろば
静かな日曜日であった…
晴れ時々曇りで午前中は過ごしやすかったが、午後になって蒸し暑くなって今年初めてテントで蚊に指された。3年目の夏これからそろそろ虫対策が必要になりそう。 昼過ぎ自転車でやって来た方、美味しんぼ読書コーナーを見て、Kさんに美味しんぼはどうなの?と話しかけてきたので、彼女が鼻血のことなど、たんぽぽ舎のチラシにあった槌田先生の解説を示して説明したら… 東海村のJCOの事故の時、あの近くに親類が住んでいたけど、東海村の住民は多かれ少なかれ原発関連の仕事をしているからなぁ…仕事がなくなっては困る人が多いんだろうね。他に産業もないし人口は減るばかり。市町村合併で小中学校は統合され、子どもたちはタクシーで通学。一台のタクシーに一学年が乗れてしまうくらい子どもの数も減ってしまった…。これには少女誘拐事件が影響したせいもあるとか色々話してしまいにはメール遠隔操作事件の犯人が近所に住んでいたとのことなどなど長々と話していかれた様だ。 他には訪れる人もなく静かな日曜日、 虎ノ門はどっちですか?近くにコンビにはありますか? などなど経産省前交番の様でもあったけれど… 数は少なくなったが、足元までやって来て餌をねだるすずめさんたちに癒される。 小雀は頬のあたりがまだ茶色のままと言うことを教えてもらって観察し、やっと少し見分けがつくようになった。毎日来てくださるSさん、そしてHさんも現れたので3時過ぎにテントを離れた。 (I・K)
大飯原発訴訟判決をここ峠の茶屋からも広めたい
昼に反原発自治体議員・市民連盟の総会を聴講した。鹿児島、枚方、東海村、静岡、松山などの市議、村議が、各地の反原発運動の状況を説明し、特に避難の問題が全く解決していないことを確認できた。また、大飯原発再稼働差止福井地裁判決により原発立地地域の反対運動が勢いを増してきたことが、各議員の言葉の端々ににじみ出ていた。愚かにも別用で遅刻して、上岡直見さんの記念講演を聞き逃したことがとても残念。
夜のテントは静か。昼当番のKさんと話しこんだ。半世紀足らず前の仕事に共通部分が沢山あった。囲碁、将棋の高段位を持つKさん、囲碁・将棋に興じて座り込みに話題提供してほしい。 夜中に仕事を終えて到着したSさん、何だか今とてもハッピーらしく、何を言っても上機嫌に話し続けて私の睡眠時間を奪う。
「原発停止で多額の貿易赤字が出るとしても、豊かな国土に国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失だ」と述べ、「原告のうち、大飯原発から250km圏内の住民は、直接的に人格権が侵害される具体的な危険があると認められる」と結論づけた大飯原発訴訟判決は、普段私たちがテントひろばに座り込んで話していることを、憲法に基づいて格調高く分かり易く述べた名文だ。 経産省や資源エネルギー庁や安倍政権に猛省を促したい。霞ヶ関のへそ、峠の茶屋からもこの判決を広めたい。 (K.M)
テントからのお知らせ 1) 「川内原発動かすな!東日本決起集会」 時; 5月29日(木) 19時~ 場所:明大リバティーホール
2) 6月1日(日) 第9回東電本店合同抗議(13時~13時45分) 呼びかけ:たんぽぽ舎、テントひろば 賛同団体:81団体
6月1日(日) 川内原発再稼動やめろ 官邸・国会前★大抗議 14時~17時 首相官邸前・国会議事堂周辺 主催:首都圏反原発連合
3) STOP再稼動!テント1000日 6・8集会 6月8日(日)14時~16時30分 明大リバティーホール 福島の祈り★神田香織
4) 6月13日(金)、鹿児島・川内現地行動参加者募集(転送者註:締切ました) 6月12日(木)~14日(土)行動。6月12日12時、成田集合、6月13日現地行動。6月14日帰り、参加費(宿泊代込み1万円)
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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