たんぽぽ舎から:No2181
- 2014年 5月 27日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2181】
2014年5月27日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.川内原発再稼働阻止・院内交渉集会 に参加してください
-規制委の姿勢と川内原発の再稼働審査を問う-
再稼働阻止全国ネットワーク
★2.再稼働は日本を滅ぼす・連載17
原発「安全審査」ではない。「適合審査」だ。
NHKなどまちがい(報道)を訂正せよ
国民世論を再稼働にもっていきたい狙い
柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.福井地裁で画期的な判決
生存を基礎とする人格権が公法、司法を問わず、すべての法分野において、最高の価値
関電が控訴したので裁判は続きます。高裁が安易な判断をしないように、国民的大運動が必要と思 います。
中嶋 多恵子(福井から原発を止める裁判の会&サヨナラ原発福井ネットワーク)
★4.新聞より2つ
◆4市民団体合同脱原発5000人集会―7月20日松江で(5月9日 山陰中央新報より)
◆大飯判決 脱原発への一歩-金曜日の声 (5月24日 東京新聞 金曜日の声より抜粋)
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※5/28【学習会】にご参加を!
東電福島第一原発1号機非常用電源喪失の謎-地震か津波か-
日 時:5月28日(水)19時より
お 話:伊東良徳弁護士(元国会事故調協力委員)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
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┗■1.川内原発再稼働阻止・院内交渉集会 に参加してください
| -規制委の姿勢と川内原発の再稼働審査を問う-
| ☆日時:2014年5月29日(木)14時~17時
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
○私たち「再稼働阻止全国ネットワーク」は、新規制基準の施行日以来連続的にのべ9回原子力規制委員会への抗議行動を実施してきましたが、規制委は、12サイト18基の審査を110回以上も続け、3月13日には先行原発の評価成績表を出し川内原発の「審査書案」作成に着手しています。更に5月21日には高浜原発の優先審査まで方向付けしました。
イチエフ事故を踏まえていない新規制基準、地震対策も火山噴火対策もプラント評価も全く不十分なまま、また避難対策も住民理解も得られないまま、です。また、福島第一原発の放射能汚染水対策も廃炉への道も見えず、21日にはALPSが全系統停止となり、イチエフを全くコントロールできていないまま、です。原子力規制委員会の川内原発再稼働承認は認められません。
○私達は、5月14日に、再稼働促進組織・原子力規制委員会を糾弾するために、原子力規制委員会(六本木一丁目)のみならず全国の現地原子力規制事務所にも各地の仲間が申入れをする全国一斉抗議行動を実施した。ところが、総計14の原子力規制事務所への申入れに対して、規制委は未だに何ら回答していません。
○そこで、昨年の6月、本年の1月に引き続き、国会院内に規制委を呼び、私達の不安と怒りを伝え、規制委・規制庁の考えを知る院内交渉集会を開催します。今回は、再稼働審査に邁進する規制委の姿勢を問うとともに、特に川内原発について地震評価、火山評価、住民避難に的を絞って質問し回答を得ます。
○なお、当日は、向原祥隆さん(反原発鹿児島ネット)、広瀬隆さん、山崎久隆さん(たんぽぽ舎)にもご参加いただく予定です。
21日の福井地裁による大飯原発の運転差し止め命令の素晴らしい判決をてこに規制委・規制庁を追求しましょう。
是非ご参集願います。
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┗■2.再稼働は日本を滅ぼす・連載17
| 原発「安全審査」ではない。「適合審査」だ。
| NHKなどまちがい(報道)を訂正せよ
| 国民世論を再稼働にもっていきたい狙い
└──── 柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
1.朝のNHKテレビ(5月21日)を見て、腹が立った。原発の「安全審査」は…とまちがった報道をしているから。私が自宅でとっている新聞(毎日新聞)も原発報道は「まし」だが、それでも「安全審査」の単語を使っている。まちがいだ。原発の「適合審査」がより正確な表現だ。悪名高い原子力ムラ(原子力利権共有帝国)出身の田中規制委員長も「適合性審査」といっている。当事者がそう言っているのになぜまちがった「安全審査」という報道をするのか。早く訂正せよ。
2.思うにこれは、原発の再稼働を急ぐ安倍自公政権の意をくんで、国民世論を原発再稼働へもっていきたいがため-であろう。
私の記憶では、東京新聞が最初にまちがいを規制委員会へ質問-確認し、それ以降東京新聞等は「適合審査」を使い始めたと思う。
規制委員会も、テレビ・新聞報道各社にすぐに訂正を申し入れるべきだ。「同じ穴のムジナ」といわれないためにも。
3.私たちも規制委員会と報道各社へ働きかけよう。あなたもどうぞ。
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┗■3.福井地裁で画期的な判決
| 生存を基礎とする人格権が公法、司法を問わず、すべての法分野において、最高の価値
| 関電が控訴したので裁判は続きます。高裁が安易な判断をしないように、国民的大運動が必要と思 います。
└──── 中嶋 多恵子(福井から原発を止める裁判の会&サヨナラ原発福井ネットワーク)
○ 5月21日(水)午後3時、福井地裁の樋口英明裁判長が「・・大飯発電所3号機及び4号機の原子炉を運転してはならない」と言い渡しました。
「勝訴」を知った瞬間です。100席ほどの傍聴席からは拍手が湧き「よっしゃ!」という声も聞こえました。私も思わず拍手しており涙が出てきました。私の前の最前列に座っていた「福井から原発を止める裁判の会」の事務局の仲間も肩を震わせていました。
○裁判所の外では、傍聴席の抽選にもれた人達が待っていました。主文が読まれると、弁護団の若い弁護士と裁判の会のメンバーが、垂れ幕(「差し止め認める」と「司法は生きていた」)を持って法廷から駈けだしました。主文が読み上げられた後、裁判所から判決要旨が弁護団に渡されました。その判決要旨を増刷りするために私は退廷したので、画期的な素晴らしい判決であることを知ったのは、記者会見場で弁護団による説明を聞いた時でした。
○私が特に感激したところは「生存を基礎とする人格権が公法、司法を問わず、すべての法分野において、最高の価値をもつ・・」・・・「人格権は憲法上の権利であり(13条、25条)又人の生命を基礎とするものであるがゆえに、我が国の法制下においてはこれを超える価値を他に見出すことができない」、「原子力発電所の稼働は法的には電気を生み出すための一手段たる経済活動の自由(憲法22条1項)に属するものであって、憲法上は人格権の中核部分よりも劣位に置かれるものである」です。個人の生命が最優先されるものだと初めに示し、原発は単に電気を作る一手段でしかない、命に対して原発は「劣位」なのだとハッキリ判断したことに感動しました。
○さらに最後の部分、「原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下して生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている」と、「(原発がCO2排出に寄与すると電力会社が述べることが)原子力発電所でひとたび深刻事故が起こった場合の環境汚染はすさまじいものであって、福島原発事故は我が国始まって以来最大の公害、環境汚染である・・」は圧巻です。魂が揺さぶられる思いです。
憲法に則り、安心してその土地で暮らし続けられる事が何より優先されるとの判断です。ここまで一般人が読んでも理解できる判決文を書いてくれた裁判官はいたでしょうか? 勝訴集会の中で、河合弁護士は、「判決の時に泣いたのは初めてだ。今回の判決文は150%、原発裁判のバイブルになる」とおっしゃっいました。
○私は数年前に東京から福井へ転居してきました。福井に来て最初の1年間は驚きと感動の連続でした。野菜や魚介類の新鮮さと水の美味さ。また、秋には白い花を咲かせるソバ畑や、黄金色に光り輝く初夏の麦畑に見とれ、夏の稲穂の緑の絨毯に癒され、カエルの大合唱に驚きました。そこには日本伝来の瑞穂の国があり、海と山がありました。日本の伝統的な食文化を育んだ四季の移り変わりを見ながら、大地や海・山がいかに人間の生活と密接に関わっているかを実感しました。福井に来て初めて、様々な生物がいる大地と共にしか人間は生きていけないことに気づかされたのです。
その様なことを感じていた折りに、3.11事故が起こりました。その年7月に福井の人達と脱原発の運動を始め、翌年には「裁判の会」の立ち上げに関わり始め、今日に至ります。3.11後に始まった金曜行動のパレードでは、マイクを持った時には「再稼働反対」と共に、「福井の大地を守ろう、海を守ろう、山を守ろう」と言ってきました。
今回の福井地裁判決でも、人が生きていく為には安全に住み続けられる国土が有ることが国富だと述べているところに強く共感します。福島の人達の犠牲を無駄にしない判断をしてくれたことがとても嬉しいです。
○5月23日の金曜パレードでは、裁判所前で「樋口裁判長ありがとうございます」とマイクで叫びました。会の名称「福井から原発を止める裁判の会」のとおり、日本の原発を止める足がかりとなる素晴らしい内容の判決が、原発銀座と言われる福井で出たことを嬉しく思います。
○当日、県外から福井地裁に駈けつけて下さった方々に、この場を借りて感謝申し上げます。有難う御座いました。
なお、関電が控訴したので裁判は続きます。高裁が安易な判断をしないように、国民的大運動が必要と思います。
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┗■4.新聞より2つ
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◆4市民団体合同脱原発5000人集会―7月20日松江で
島根原発の稼働阻止を訴える島根県内の4つの市民団体が7月20日、松江市内で「ひろげよう!みどりのエネルギー~さよなら島根原発!大集会」(仮称)を開く。原子力規制委員会による2号機の新規制基準の適合審査が進む中、県内の反原発集会では過去最大規模となる5千人の参加を目指す。
2月に「エネルギー自立地域推進基本条例」の制定を県に直接請求した島根原発・エネルギー問題県民連絡会をはじめ、署名活動に賛同した「平和フォーラムしまね」「さよなら島根原発ネットワーク」「原発ゼロめざす島根の会」の4者が合同で企画した。直接請求運動でも呼びかけた脱原発依存社会づくりへの機運を盛り上げるのが目的。
松江市学園南1丁目のくにびきメッセで開催。各地で原発稼働反対を訴える作家の鎌田慧氏や、講談師の神田香織氏のスピーチのほか同市内でのデモ行進を予定している。詳細は11日に開く実行委員会で決め、趣旨に賛同する中国地方の反原発団体などにも参加を働き掛ける。
(5月9日 山陰中央新報より)
◆大飯判決 脱原発への一歩-金曜日の声
○埼玉県和光市の会社員 背黒文宏さん(48) 原発推進への抗議の意思表示なら自分にもできると思い、ほぼ毎週来ている。事故前、原発に関心を持たなかった自省もある。政府はデモの声、司法の判断を正面から受け止めるべきだ。
○東京都品川区の無職 杉中正子さん(68) 広島の原爆投下の翌日に隣県の山口県柳井市で生まれた。原爆の話を聞いて育ち核兵器を許してはいけないと思い続けてきた。核開発につながる原発も絶対だめだと声を上げ続けたい。
(5月24日 東京新聞 金曜日の声より抜粋)
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