たんぽぽ舎から:TMM:No2220
- 2014年 7月 9日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2220】
2014年7月9日(水)地震と原発事故情報-7つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.規制庁に抗議する 4つの質問に答えよ
7月9日規制委抗議文案
★2.原子力規制委と規制庁はすでに日本人にとって不要な存在である
原子力発電所が不要なのだからそれを規制しているかのような
ジェスチャーも不要 広瀬 隆 (下)
★3.石丸小四郎さんがまとめた
「東電福島原発事故から3年目、被害の深刻さ10の特徴」
7/29(火)第8回東電解体講座のご案内
★4.『「フクイチの今」収束作業の本当の実態を見る』を聴いて
7月5日(土)スペースたんぽぽ 講師:山崎久隆さん
茱萸(ぐみ)坂キッド(たんぽぽ舎ボランティア)
★5.メルマガカンパを送りました
★6.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆9/20講演会(河野太郎氏・秋本真利氏)のご案内
予約申込制(入場無料、140名まで)
場所:千葉市文化センター5階セミナー室
★7.書籍より
◆「火事」はまだ鎮火していない-福島第一原発事故の現状
小倉志郎
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┗■1.規制庁に抗議する 4つの質問に答えよ
| 7月9日規制委抗議文案
└──── たんぽぽ舎
1.耐震設計を見直してもいないのに基準地震動を引き上げただけで新規制基準を満たすという無茶苦茶ぶりに、怒りと情けなさしか感じない。いったいそれで、何が審査されたというのか。規制庁に問う。
2.火山の影響を審議するのに火山の専門家はいない。日本は有数の火山大国であり、多くの科学者が火山の危険性に警鐘を鳴らしてきた。しかし原発は火山への対策は必要ないとでも言うのか。
3.火山噴火の前兆はモニタリングで分かると、火山学者の多くが「出来ない」としているのを否定する規制庁に、どんな根拠があって火山噴火の予測が出来るのか明らかにしてもらいたい。
4.事故が起きたら避難をしなければならないのは住民である。命を守る行動を取らねばならない住民に対して、本当に避難できるかどうかが審議されないのでは、深層防護になっていない。中途半端を止めて、規制基準に避難が出来るかを含めて審議せよ。
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┗■2.原子力規制委と規制庁はすでに日本人にとって不要な存在である
| 原子力発電所が不要なのだからそれを規制しているかのような
| ジェスチャーも不要
└──── 広瀬 隆 (下)
7/8発信の【TMM:No2219】★2(中)より続く
○ だからこそ、5月21日に福井地裁が大飯原発3・4号機の運転差し止めを関西電力に命じた判決文に、「我が国において記録された既往最大の震度は岩手宮城内陸地震における4022ガルであり、岩手宮城内陸地震は大飯でも発生する可能性があるとされる内陸地殻内地震である。この既往最大という概念自体が、有史以来世界最大というものではなく近時の我が国において最大というものにすぎない。(よって原発のシステムを崩壊させる)1260ガルを超える地震は大飯原発に到来する危険がある。」としたのではなかったか? この判決文にある大飯原発は、「大飯原発および日本国内すべての原発立地地点」と読み替えることができる。つまり川内原発にも適用できる判決文である。
こうした歴史的な事実を無視して平気な、ほとんどド素人と呼んでもよい人間たちが、今日も川内原発の耐震性の審査をしているのだ。
○ そのド素人の代表が、9月から原子力規制委員に就任する田中知(さとる)である。この男は、今述べたような原発耐震性の計算が阪神大震災の直後に完全に崩壊している中で、急いで六ヶ所再処理工場の運転開始にゴーサインを出した「再処理工場安全性チェック検討会主査」であった。これほど頭の悪い人間が、東大の工学部教授だったことを信じられるか?
日本原子力学会・福島発電所事故調査委員会委員長だったって?田中知は、その六ヶ所再処理工場を運営する日本原燃から金をもらっていたが、その金額は明らかにできないって?(朝日新聞7月5日一面トップ)。
いい加減にしろ! このままでは、家族が外にも出られない。
○ 川内原発は、1号機が今年で運転開始から30年だ。2号機は29年だ。万一再稼働できても、先はほとんどない。危険きわまりない老朽原発である。桜島の噴火は、毎年1000回を超えている。この原発を思い切って廃炉にすると、九州電力の会計上は、4500億円の特別損失が出ることが分っている。しかし九電は、原発再稼働に向けて3200億円の無駄な出費をして、ますます経営を悪化させているではないか。廃炉の実質的な出費は、4500億円-3200億円=1300億円でしかない。
頭の悪い経営者と国会議員たちだな。福島原発事故の処理ですでに11兆円を国民が負担している日本だぞ。1300億円なら、その100分の1ですむ話ではないか。
これで分るだろう。原子力規制委員会と規制庁は、すでに日本人にとって、不要な存在なのである。なぜなら、原子力発電所が不要なのだから、それを規制しているかのようなジェスチャーも不要なのである。
お前たちは、虚しい猿芝居をやめて、別の仕事を探せ!
人生を無駄にするな。
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┗■3.石丸小四郎さんがまとめた
| 「東電福島原発事故から3年目、被害の深刻さ10の特徴」
└─ 7/29(火)第8回東電解体講座のご案内
1.複合災害として原発震災が現実となった
2.多数の原子炉が連続的に爆発し広範囲に深刻な放射能汚染をもたらした
3.多数の原発事故関連死をもたらした
4.多数の人びとを被曝させ、健康被害のリスクを拡大させている
5.陸地の放射能汚染が深刻な被害をもたらした
6.海洋の放射能汚染が深刻な被害をもたらし汚染の拡大が進んでいる
7.事故収束の目処が全く立っていない
8.事故収束、処理のためぼう大な被曝労働が必要となっている
9.金銭的側面だけでも数十兆円以上の損失をもたらしている
10.様々な社会的な対立、分断を引き起こしている
『福島の現状と課題』
-誰一人として責任を取らず、原発はベース電源、再稼働、原発輸出、
核燃料サイクルは強行、原子力関係政府予算は増えている
これでは”原発事故焼け太り政策”だ!!-
講 師:石丸小四郎(いしまるこしろう)さん
日 時:7月29日(火)19時~21時(開場18時30分)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
共 催:「経産省前テントひろば」 TEL 070-6473-1947
たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035
参加費:800円(学生400円)
石丸小四郎さんのプロフィール:1943年秋田県生まれ。1964年より福島県富岡町在住。
40年以上原発反対運動を続け、3・11原発事故以降、脱原発のために全国で講演活動を
している。いわき市で避難生活をしている。
福島原発事故告訴団副団長。双葉地方原発反対同盟代表。
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┗■4.『「フクイチの今」収束作業の本当の実態を見る』を聴いて
| 7月5日(土)スペースたんぽぽ 講師:山崎久隆さん
└──── 茱萸(ぐみ)坂キッド(たんぽぽ舎ボランティア)
○気の遠くなる問題の数々
「汚染水」、「核燃料と崩れ落ちた燃料デブリの冷却」、「地下水」、仮設の「電源設備」、破断した「排気筒」、「使用済燃料移送」。既に破たんしている「地下水バイパス計画」、問題だらけの「凍土方式遮水壁」。
そして「労働被曝の深刻さ」、それに拍車をかける国や電力会社の「低賃金の労働者使い捨て」。
近藤俊介氏の『福島第一原原子力発電所の不測事態シナリオの素描』という資料をネットで見ることができます。それは今も実現の機会を待っています。(ゾッとする)
○頭で理解するだけでなく、一枚の写真から感じること。
ねずみが感電してショートしたという配電盤の写真を見ると電源ケーブルが乱雑に外に伸びています。やりっぱなしという感じです。高線量のため十分な作業ができないのです。
本来、発電所では「整理整頓」がとてもやかましい筈で、ありえないことです。事故はいまだ続いていると実感する光景です。そして作業されている方の悔しさも。
○それでも再稼働?
取り返しのつかない事故が起き、それは今も続いています。せめて二度と事故を起こしてはならないと思いませんか。それでも原発再稼働するのですか?
☆山崎久隆さんの次回の講座は
8月26日(土)14時から16時、会場は「スペースたんぽぽ」です。
ご参加をお待ちしております。
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┗■5.メルマガカンパを送りました
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ご担当者様
メルマガカンパ2口(2000円)送りました。Aの名義で郵便振り込みです。
原発再稼働をさせないぞ!
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┗■6.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆9/20講演会(河野太郎氏・秋本真利氏)のご案内
予約申込制(入場無料、140名まで)
日時:9月20日(土)18:30~21:00
場所:千葉市文化センター5階セミナー室
内容:自民党エネルギー政策議員連盟で脱原発を掲げて活躍されている、
河野太郎氏と秋本真利氏に大いに語ってもらい、
その後質疑・意見交換を行ないます。
入場は無料ですので、万障お繰り合わせの上多くの方の参加を心よりお願い申し上げます。会場の都合で、先着140名までとなります。
主催:9・20講演会実行委員会
予約申込先:(永野勇)携帯:090-2553-2587 FAX:0436-98-5858
なお、FAXの場合は、お名前・ふりがな・電話番号を明記して下さい。
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┗■7.書籍より
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◆「火事」はまだ鎮火していない-福島第一原発事故の現状
小倉志郎
3・11原発事故を「火事」にたとえたら、事故後3年が経った今でもまだ広い範囲で火事の「炎」は燃え盛っていると言わざるをえない。炎にたとえたのは放射能だからだ。この炎は人間が水をかけようが、土をかぶせようが消すことはできないのだ。しかも、福島第一原発からはその炎はまだ広がり続けている。その炎の中で人々が細胞レベルで焼かれ続けている。しかし、その炎を人は五感で感じることができない。
いつか、その結果として自覚症状がでてきてやっと炎に焼かれたことに気がつくのだ。そんな炎の中で幼い子どもが何の防護もせずに暮らしていることを聞く。3・11事故直後から、福島県立医科大学の先生が「心配しなくてもよい」と安心させるお話をして、県内を回っていたと聞く。
2011年12月16日に、政府が原発事故の収束宣言をおこない、その後福島第一原発の現場でおこなわれている作業は、事故の「後始末」であるかのような印象を持つ人々が多いのではないだろうか。ところが、事故を起こした原発からは、放射能が環境に漏れ続けているし、現場で働く人々からは「収束宣言」など、実態とかけ離れているという声が聞こえている。実際は現場では事故は終わってさえいなくて、続いて「後始末」がはじまるのは、はるか先のことになるのだ。
(後略)
出典:新刊『元原発技術者が伝えたいほんとうのこわさ』
小倉志郎(元原発技術者)著
彩流社刊、2014年7月出版より引用
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