ドキュメンタリー映画「原発があるまちの記憶」製作プロジェクトご協力のお願い
- 2014年 7月 24日
- 交流の広場
- 小倉利丸
◆ドキュメンタリー映画「原発があるまちの記憶」製作プロジェクト
ご協力のお願い
「原発があるまちの記憶」(仮題)制作へ向けて
東日本大震災から1年後、私は知人に同行し、双葉郡の双葉町に入りました。
自宅は福島第一原発からわずか3キロ。高放射能の中で、許された数時間の一時
帰宅。
地震と津波と放射能の三つ巴にやられた町のありさまに、言葉を失いました。
“生きながら死んでいくまち”とその人は言い、「どうしてこうなったんだろう」
と悔しそうにつぶやきました。
動揺してカメラを向けながら、私に何ができるのかと自問自答しました。
ここに生きた人々の思いと記憶、願い。それを記録し、つないで紡いでいくこと
で、これまでの道と、そして日本という国を描くことになると思いました。
同じ地域にはかって常磐炭田もあり、首都圏にエネルギーを供給し続け、この国
の経済と生活を支えてきました。
周りには、美しい、日本の原風景のような光景が広がっています。
近い東京だけではなく、その地に生き、そして今も生きている人々の本当の声が
全国になかなか届きません。それを届けることができれば。
また一方で、原発事故の収束作業、除染作業に黙々とあたる人々の姿があります。
これからますます問題は深刻化し、表には出てこなくなります。
そこを故郷とする人々の、失ったものの大きさを見つめ、尊厳を取り戻すお手伝い
もしたい。それは福島だけではなく、各地に共通の課題だとも考えます。
数年をかけて撮影していくつもりですので、自分たちの資金だけでは製作費を
まかなえず、心をよせて下さる皆様にご協力をお願いする次第です。
カンパをいただいた方々のお名前は、完成作品最後のクレジットに掲載させて
いただきます。
2014年3月11日
プロジェクト代表 熊谷博子(オフィス熊谷/映像ジャーナリスト)
映画 『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』 監督
(日本ジャーナリスト会議特別賞、放送文化基金最優秀賞など)
著書 「むかし原発いま炭鉱」(中央公論新社)
スタッフ 撮影 一之瀬正史 (『ナージャの村』『アレクセイと泉』
ベルリン映画祭など受賞作品)
録音 奥井義哉 (『三池』日本映画復興奨励賞など受賞作品)
他
フェイスブック https://www.facebook.com/genpatsu.machi.kioku
関連記事 http://www.asahi.com/articles/DA3S11233613.html
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎お問い合せ先
〒134-0003 東京都江戸川区春江町5-10-81 吉田方
「原発があるまちの記憶」映画製作プロジェクト事務局
TEL: 090-6187-7110(西 晶子)/090-1935-0548(長沢義文)
e-mail:genpatsu.machi.kioku@gmail.com
◎お振込先
[口座名]「原発があるまちの記憶」映画製作プロジェクト
[口座番号]00150−0−765046
******************************************************************************
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。