テント日誌7月27日…川柳句会で賑わうテントひろば
- 2014年 7月 29日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1051日 商業用原発停止312日
川柳句会で賑わうテントひろば
今朝のテントはいつもの日曜日と様子が違って賑わっていた。朝からお見かけする事のないTさん、Sさんそれにたんぽぽ舎のHさんまで居たのでびっくり!
彼は電気系統の異常で呼び出されたらしい。Tさんは六本木ヒルズでの朝ヨガに参加した帰りだそうだ。私が着いたときは修理も終わってHさんが泊まり開けの人にトラブルの対処の仕方を説明していた。
昨夜は通常の電気は使えなかったようだが、泊まり責任者のSさんが持っていた手動の明かりで間に合ったようだ。秋葉原で100円で買ったという優れもの、試して頂いたが、本当に明るかった。テントの中には大きな発泡スチロールの容器に氷水がはられ、ジュースやメロン、お茶などが浮いていた。昨日Mさんが築地から運んで来た氷塊が溶け切らず残っている。
午後は恒例の川柳句会があり、居合わせたテントの男性も参加していつもより賑わった。
お題は{猛暑}と「進む」
「猛暑」の秀句
*ガザ虐殺止まらぬ怒りで尚暑し
*ガザ侵攻再稼働止める暑い夏
*猛暑にも積極平和でキモが冷え
*猛暑にもめげずに座るテント前(私)
*猛暑にて凍土にならぬシャーベット
特選 国民の怒り猛暑に尚燃えぬ(落葉)
「進む」の秀句
*危険でも無視して進む再稼働
*何故止めぬ暗黒日本に進む道
*平和主義何処へ進むか日本国
*再稼働何としてでも進ませぬ
*閣議にて軍事化進む日本国
特選 秘密保護軍国進める準備出来(芒野)
乱さんが選句を始める頃、空模様が急におかしくなり椅子を片付けて備えた少し後、またしても激しい雷雨となる。テントの中に入り金曜日の差し入れされたという冷えた美味しいメロンを頂きながら雨のやむのを待った。雨もやみ乱さんの選句を聞いて家路に着いた。 (I・K)
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テントひろばを支えてくれるバイクの髭男さん
朝、沢山の荷物を積んだバイクが到着、やさしい笑顔の髭男さん。ウーロン茶と水それぞれ6ケースとコップと皿と提灯等をテントに届けてくれた。再び笑顔でスーッと加速して虎の門交差点に向かうバイクが頼もしい。経産省前テントひろばが多くの方々に支えられていることを実感。勇気づけられた。
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◆8月6日広島の日に、東京では九電と東電に抗議する。在京の方は是非予定を。
【行動1】川内原発再稼働をやめろ! 九州電力東京支社抗議行動
日時:8月6日(水)17時~18時
場所:九州電力(株) 東京支社 電話 03-3281-4931 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目7?1 有楽町電気ビルヂング北館7F
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
【行動2】第11回東電本店合同抗議 東電解体!汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
原発再稼働は日本を滅ぼす
8月6日 (水) 18時半 ~20時
場所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟ほか約101団体(7/24現在)
(K.M)
◆七夕祭り 8月2日(土)午後7時から約2時間
1) 講談「望郷桜」15ー20分
福島県双葉郡富岡町は昔から東北有数の桜の名所。しかし放射能に町を奪われ、人々は散り散りに避難していました。ところが埼玉県幸手市の権現堂公園には一本の富岡桜が育っていたのです。埼玉県内に避難している富岡町の人々が…
アマチュア講談師 甲斐織淳さん
3.11以来、田中正造の取材を始める。神田香織「チェルノブイリ」を聞いて入門、「田中正造伝」シリーズを自作自演で語る。
2) 音楽 浦邉力さん他の方々 約1時間半?
3) 飲食物: 素麺(新橋事務所で茹でて、冷やして持ってくるつもりです)、胡瓜、ほか。
リクエスト受け付け中。
4) 笹飾り 前日(8月1日)昼間に出します。金曜行動のみなさんにも見ていただき、短冊を書いていただくために。願い事を書くための短冊用紙は第1テント受付にお願いしてあります。 (H・Y)
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僕の家の近辺でも盆踊りをやっている。盆踊りに夢中だった少年期のことを思い出すのか足を運ぶ。何か儀式でやっているようで熱気も何もない。淋しい思いで帰る。昨年は江東区で開かれた河内音頭踊りに出掛けた。これは良かった。今年も行きたいと思うが、テント前でこれが出来たらいいのにとあらぬ妄想をする。民衆のエネルギーとその自然な匂いの残るこうしたものへの郷愁が僕の心というか、体の底にあるのだけれど、祭りを失った都市というか、その現在を思う。想像を働かせば、原発の存在と祭りを失っていく都市化は深く関係していると思える。脱原発には自然と祭りの再性が関係しているのであり、運動にはその再性というか、要素が必要なのだとも思う。これは難しいことに違いないが、今回の七夕祭りが一端でも実現するいい。という意味でこのイベントに「いいね!」を送る。(三上治)
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