たんぽぽ舎から TMM:No2236
- 2014年 7月 29日
- 交流の広場
たんぽぽ舎です。【TMM:No2236】
2014年7月29日(火)地震と原発事故情報-
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「原発ゼロで貿易赤字は嘘・主因は燃料価格高騰と円安、輸出産業の海外移転」
今朝の東京新聞です。(7月29日) 広瀬隆
★2.奈良林直(北大)が国会事故調を誹謗、動画から音声を消す規制委
元国会事故調ワーキンググループⅠが規制委に抗議
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その13
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.不都合な真実 7月22日第111回首相官邸前抗議
国会前では、インド反原発運動家、いわき市の自営業の方・・ 目覚めた市民、草の根の方が声を上げ続ける
渡辺善恵(たんぽぽ舎 ボランティア )
★4.新聞より4つ
◆川内再稼働「反対」59% 本社世論調査 内閣支持率最低42%
女性の不支持37% 支持の35%超す
(7月29日朝日新聞見出し)
◆福島第1原発:汚染水タンクに中古品 20-30基 東電は未公表
メーカー保証なし (7月23日毎日新聞より抜粋)
◆ 汚染水タンク:急場の中古品そのまま 東電、国会で触れず 体質そのものだ
(7月23日毎日新聞より抜粋)
◆ 福島第1 3号機、線量減進まず 核燃料取り出しに影響
(7月27日茨城新聞より抜粋)
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※永遠に原発ゼロに! 再稼働反対!
7/25(金)第111回首相官邸前・国会議事堂周辺抗議にご参加を!
日時:7月25日(金)18:00~20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、たんぽぽ舎16:20出発、17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。1~5班にわかれて17:30官邸前へ、国会前へ出発。20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。参加歓迎!
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┗■1.「原発ゼロで貿易赤字は嘘・主因は燃料価格高騰と円安、輸出産業の海外移転」
| 今朝の東京新聞です。(7月29日)
└──── 広瀬隆
全国のみなさま 広瀬隆です
今朝、2014年7月29日東京新聞に「原発ゼロで貿易赤字は嘘・主因は燃料価格高騰と円安、輸出産業の海外移転」という内容の記事がようやく出ました。
この内容の基本は、すでに3月24日の原発立地自治体住民連合主催の院内集会で、愛媛県議会議員の阿部悦子さんがプレゼンテーションで説明した通りです
(下記サイトに資料あり)。
https://docs.google.com/file/d/0Bz4KKKa8XyyDQVJtbEQzLXIzVVE/edit
このプレゼンテーション後、原発の新規制基準(再稼働)の安全対策費は、2.2兆円にふくらんだことが、6月8日の日本経済新聞、およびほかの新聞で報道されていますので、原発再稼働が、ますます電力会社の経営を悪化させていることは、明白な事実です。政治家と経済界がトンデモナイ嘘を広めているのです。
今朝の東京新聞は、それをエコノミストの人が論証してくれているところが重要です。
安倍晋三内閣の支持率がますます下がって、ついに女性では、不支持37%となり、支持35%を上回って、逆転しました(今朝の朝日新聞)。
川内原発再稼働反対が59%で、賛成23%の2.5倍になった。
男は馬鹿が多くて、まだ安倍晋三内閣を支持する人間がかなりいるので、困ったものだが、それでも支持率は急落して、最低になっている。この「金目」の男たちを変えさせるのが、今朝の東京新聞の記事です。あと一息です。
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┗■2.奈良林直(北大)が国会事故調を誹謗、動画から音声を消す規制委
| 元国会事故調ワーキンググループⅠが規制委に抗議
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その13
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
○前回紹介した7月18日(金)の「第6回東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会」において、北海道大学奈良林委員が国会事故調を誹謗する発言をしていた。田中三彦さんらの抗議に対して、規制庁は会議映像から当該部分の音声を消した。
以下は、25日(金)の規制庁ブリーフィングでの雑誌「科学」の記者の質問と片山審議官の回答(一部)。
http://www.youtube.com/watch?v=F-_uquRjvvg&list=UU5_urTtPY2VjNc1YOI4rBCg
記者:18日の事故の分析にかかる検討会において、奈良林委員は国会事故調が聞き取った1号機4階の出水事象についての目撃証言に続く文脈で、次のように述べた。
「一部国会事故調の聞き取り調査にですね、発言を強要するようなことが行われていたということを聞いていますので、不正にも関係してきますので、こう言った発言の正しさ、根拠、そういったものをですね明らかにしていただきたいと思います。」
これに対して元国会事故調委員らから規制委委員会に抗議文書が出され、事実関係を明らかにして8月1日までに回答するように求め、奈良林委員の発言に根拠がないことが明らかになった場合に奈良林委員の解任を求めています。
私が奈良林委員に発言の根拠をお尋ねしたところ、規制庁の安井氏から聞いた、この検討会でも紹介されたという主旨のお返事がありました。これは規制庁の名誉と公正な運営にかかわる重大事であり、議事録から消せば良いという問題ではありません。調査の状況をお伺いしたい。
片山:原子力規制委員長宛にそういう文書が届いている。事故分析の検討会の第2回の会合で、国会事故調「畳の様に」水が出てきたという証言と、規制庁「バケツの水」という表現との食い違いが議論されている。その時のことが頭の中におありになった。
記者:ということは、奈良林委員の発言には根拠が無いということになりますね。出鱈目をおっしゃったということになりますね。
片山審議官:その点につきましては、奈良林委員がそれ以外に具体的にどういう根拠に基づいてご発言になられたのか奈良林さんが明らかにされるべきこと。
記者:それでは事実関係を明らかにせずにどうして、動画を削除なさったのか? そのことを含めて公開されるべきではないでしょうか。
片山:奈良林先生の方から議事録から削除してほしいという申し出がありました。ユーチューブでその発言部分については、テロップを入れた上で、音声を消すと言う措置をとらせていただいた。
○確かに、同会議映像の1:11:56の部分から数秒間音声が聞こえず、「発言者から議事録より削除したい旨連絡があった箇所のため、音声は消されています。」のテロップが出ている。
http://www.nsr.go.jp/committee/yuushikisya/jiko_bunseki/
http://www.youtube.com/watch?v=Quu-KmYkrSI
規制委は、過去にも記者会見動画の一部を削除したことが何度もある。透明性をアピールしているが実は改竄しているのだ。そう言えば、この日のブリーフィングで読売記者が規制庁の取材対応が良くないとクレームしていた。
○なお、抗議文<「第6回東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会」における奈良林直・北大教授の発議に対する抗議ならびに調査等の要求>は次に掲載されている。
規制委は真相を解明し調査結果を公開し、「原子力マフィア」の奈良林委員を解任するべきだ。
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┗■3.不都合な真実 7月22日第111回首相官邸前抗議
| 国会前では、インド反原発運動家、いわき市の自営業の方・・・
| 目覚めた市民、草の根の方が声を上げ続ける
└──── 渡辺善恵(たんぽぽ舎 ボランティア )
炎熱の暑い一日であった。国会前では、インド反原発運動家、インドゥルカー氏が声を上げる。五十年前、熱狂を持って迎えられたタラプール原発は、約束された夢とは裏腹に人々に貧困と病苦をもたらし住民の怒りが暗闇に燃え上がる。これは世界がたどり着く未来を暗示していると。
また、いわき市の自営業の方は、原発震災でわかった事として、国は、日本政府は国民に正確な情報を与えず、守らない事、自分の会社の社員一人一人、自分の車で訪ね、対策を取るしかなかったと。
デタラメな規制基準、中心人物田中俊一、「私は、科学的知見のみで、事故が起きない、安全であるとは申し上げない」と言い、それに乗っかる安倍首相は、規制委員会が安全と認めたら再稼働すると言い、再稼働の判断は、電力会社と地元自治体が決める事と言う。
地元自治体は避難計画を立てられず、国は丸投げを決め込む、およそ起こって欲しく無い事は起こらないと、この国のリーダーとトップは、集団的無責任体制を築いている。
東日本の復興もままならない現状に、オリンピック需要が重なり建設業界は人手不足に落ち入り悲鳴を上げる。
しかし目覚めた市民、草の根の方が声を上げ続ければ、民衆は一人一人と立ち上がり、大河となって脱原発社会は開けると確信する。
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┗■4.新聞より4つ
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◆ 川内再稼働「反対」59% 本社世論調査 内閣支持率最低42%
女性の不支持37% 支持の35%超す (7月29日朝日新聞見出し)
◆ 福島第1原発:汚染水タンクに中古品 20-30基 東電は未公表
メーカー保証なし
東京電力福島第1原発で2013年8月に高濃度の放射性物質を含んだ汚染水が組み立て式タンクから漏れた問題で、同型タンクの中に別の建設現場などで使われた中古品が少なくとも約20基あり、今も使用され続けていることが分かった。東電はこれまで中古品の存在を公表しておらず、毎日新聞の取材に認めたものの、漏えいしたタンクが中古品か否かは「回答を差し控える」としている。
また、東電はこれまで同型タンクの耐用年数を5年と説明していたが、取材に対し「中古品でも耐用年数が落ちるとは考えていない」と回答した。だが、タンクを納品したメーカーの関係者は「会社として5年という保証をしているわけではないし、そもそも全く水漏れなしに貯蔵し続けるために造られたものではない」と話し、専門家も耐用年数を疑問視している。
(中略)
東電によると、福島第1原発には今年4月22日現在でフランジ型332基、溶接型552基が設置され、汚染水の放射性物質の濃度は最大1リットル当たり4億1000万ベクレル。漏えい対策として、使用中のフランジ型を溶接型に切り替える作業を9月ごろから始めるとしている。
(7月23日毎日新聞より抜粋)
◆ 汚染水タンク:急場の中古品そのまま 東電、国会で触れず
体質そのものだ
東京電力福島第1原発に設置された組み立て式の汚染水タンクに中古品が使われていたことが明らかになった。タンクからの汚染水漏えい問題を審議した昨年9月の衆院経済産業委員会で、東電の広瀬直己社長は「組み立て式は接合部から漏れる可能性はあるものの施工が速いので(メーカーに発注して)造った」と強調。だが、新規製造の前にまず中古品を導入したことについては一切言及していなかった。
(中略)
広瀬社長は今月、中古品を認識していたか否かを尋ねる毎日新聞の取材に対し、「随分古い話ですよね。にわかには記憶はない」と答えた。
体質そのものだ
東電は昨年夏、敷地内で移設した3基のタンクのうち1基から漏れたことについて、記者会見では「他に再利用はない」と断言し、中古品には一切触れなかった。今回の取材で「『再利用はない』の意味は、移設したものは3基しかないという趣旨」と釈明した。
これに対し、福島原発事故の政府事故調委員だった吉岡斉・九州大大学院教授(科学史)は「使い回しが問題になった時に中古品についても発表して対策を取るべきだった。最小限のことしか答えず、その場しのぎの行動しかできないのは東電の体質そのもの。全て応急策で問題に対応しているから汚染水対策も後手後手に回っている」と批判した。
(7月23日毎日新聞より抜粋)
◆ 福島第1:3号機、線量減進まず 核燃料取り出しに影響
東京電力は福島第1原発3号機建屋の放射線量を除染などで下げる作業に苦戦している。思うように効果が上がっておらず、2015年度前半に予定している核燃料プールからの使用済み核燃料の取り出しが遅れる可能性もある。 (中略)
東電は当初、線量を除染前の100分の1以下に下げる目標を設定。特に人が作業する予定の区域は、遮蔽材の効果と合わせ、毎時1ミリシーベルト以下を目指した。
しかし原子炉の南西側を今年5月に調査した結果、床の損傷が少なく、除染が比較的しやすいにもかかわらず、線量が除染前の3分の1程度にしか下がっていなかった。
(7月27日茨城新聞より抜粋)
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