ブラジルで安倍首相に反原発の抗議デモ(サンパウロ新聞)
- 2014年 8月 6日
- 交流の広場
- 小倉利丸
以下、ブラジルのサンパウロ新聞から。
http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/18465/menu/8/cat/105
文協前での反原発抗議運動 「日伯核協定反対」を主張 14/08/05 (11:17) Icone_imagem
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安倍首相が車に乗り込む際の様子
文協ビル前のサンジョアキン街で安倍首相の到着と退場を待つ多くの人々がいた中、ひときわ目立っていたのが、黄色の横断幕を掲げ「ブラジルと日本の核協定反対」と主張する約10人の集団だった。
一同は安倍首相に反原発の意思を伝えるためサンパウロ各地から集まった、自称「プロティカルフレンド(政治仲間)」。
当日中心となったブラジル人のフランシスコ・ウィタケさん(82)は取材に対し、「現在ブラジルには二つの原発があり、一つが建設中。ブラジルと日本の政府は原発新設に向けて話し合っているが、我々はブラジルに原発は必要ないと主張したい。なぜなら福島の原発は(事故を)止められておらず、ブラジルであんな事故はご免だ」と答えた。
また、この抗議活動に参加していた日系3世の宮沢ルイスさん(31)と、上村ジャナイナさん(24)らは、「福島の事故の時から、色々な人が原発について考えるようになった。ブラジルも危ない(他人ごとではない)と思い、皆で一緒に活動している」と説明した。
なお、首相は到着時には赤じゅうたんの敷かれた道を予定通り、一同のすぐ正面を歩いたが、退場の際には別口から車に乗り込んだ。
そのため、予定されていた場所で待ち構えていた抗議活動のメンバーや報道陣、首相を一目見ようと集まっていた多くの人々は慌てて別口へ移動したが、逃げるような早技にしっぽを巻かれる形となった。
2014年8月5日付
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