たんぽぽ舎から TMM:No2258
- 2014年 8月 26日
- 交流の広場
たんぽぽ舎です。【TMM:No2258】
2014年8月25日(月)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.8月31日(日)たんぽぽ舎25周年・講演のタイトル
アーサー・ビナードさん 広瀬 隆さん
たんぽぽ舎
★2.東電新報告書(8月6日付)はまったくのデタラメ
8/28たんぽぽ舎・原発事故基礎講座(5) 槌田 敦
★3.汚染水対策をえらそうに批判する資格はないぞ! 規制委・規制庁批判
~放射能汚染水隠しに加担する規制委~
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その16
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆8/30講演:本間龍「原発広告」~原子力村のプロパガンダに騙されるな~
場所:東京芸術センター9F会議室
◆9/20映画「東京原発」上映会
場所:西新井ギャラクシティ多目的ホール
★5.脱原発新雑誌『NO NUKES voice』創刊号、本日(8月25日)発売
「紙の爆弾増刊号」(季刊)として創刊
「原発にNO!」と言い続ける人々の声をお届けします 鹿砦社
★6.新聞より2つ
◆SPEEDI予算大幅減 事故時の放射線量 予測困難
来年度方針 原発30キロ圏内 実測システム強化
(8月25日朝日新聞見出し)
◆吉田調書 来月公開へ (8月25日朝日新聞見出し)
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※8/26(火)学習会にご参加下さい
政府とメディアの癒着を許すな!「国会記者会館屋上裁判」報告会
講師:白石 草(しらいしはじめ)さん(ビデオジャーナリスト)
時間:19:00から21:00 参加費800円(学生400円)
会場:「スペースたんぽぽ」 ★参加歓迎★
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※8/27川内原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動
日時:8月27日(水)12:00~13:30
場所:原子力規制委員会前(六本木ファーストビル)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
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┗■1.8月31日(日)たんぽぽ舎25周年・講演のタイトル
└──── たんぽぽ舎
1.アーサー・ビナードさん…『戦争はつづくよ どこまでも』
2.広瀬 隆さん…『日本の原発の現状』
なお、『たんぽぽ舎25年の歴史-原発廃止をめざしての歴史-と
学んだいくつかのこと』と、題して、共同代表の柳田真と鈴木千津子から
約30分ほど話します。
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┗■2.東電新報告書(8月6日付)はまったくのデタラメ
| 8/28たんぽぽ舎・原発事故基礎講座(5)
└──── 槌田 敦
○【福島原発事故についての東電新報告書】
東電は、8月6日、福島原発事故経過は違っていたと新報告書を発表した。翌日の東京新 聞は、「解析結果によると、3号機では従来の推定より約5時間早い、2011年3月13日午前 5時半に核燃料が溶け始め、翌日(14日)の午前7時ごろには圧力容器の底を突き破り、格納 容器に落ちた」と報道した。
しかし、東電によるこの解析は、職員による圧力と水位の測定・記録と矛盾する。この記 録は保安院によるIAEAへの報告書(2011年4月4日)にトレンドデータとして記載され、 筆者はたんぽぽ舎パンレット『福島原発事故3年 科学技術は大失敗だった』で引用している。 同一である筈の水位や圧力の数値が複数ある時は原子炉などは空焚きである。
○【東電による新しい事故経過】
原子炉への注水不能の時期は3月11日と3月12日の2回ある。1回目1.は、3月11日15時 25分、隔離時冷却系が自動停止し、ふたたび手動起動するまで38分間注水できなかった。2 回目2.は 3月12日11時36分、またも隔離時冷却系が自動停止し、高圧注水系の自動起動ま で59分間注水できなかった。東電は、この2.が核燃料熔融の原因とした。
このような結論を得るために、東電のこの新報告書では、12日9時頃の水位は 4メートル 「実測値」(別紙p19)と偽った。この数値は隔離時冷却系が有効と仮定して計算した「実機 計測値」で総合的判断としていた(東電報告書11年5月23日、別紙-1-48)。
そして、13日9時頃から炉心露出となり、炉心損傷へ進み、14日7時頃には原子炉は破損し、 燃料は格納容器に落下したとした。
○【核燃料崩壊の原因は、原子炉停止直後の冷却不能】
しかし、1.は原子炉停止直後であり、発熱量が大きい。職員による測定データでは、12 日7時頃には、水位は2種類 A 0.4、B 0メートルと測定された。複数あるデータは空焚の 証拠である。
そして、12日11時頃には、格納容器(圧力抑制室)は7気圧、同(ドライウエル)は3気圧で ある。両者は一体だから、同一の圧力の筈が、別の値を示した。つまり、12日には、ドライ ウエルに核燃料が落下して、ドライウエルが空焚きとなっていることを示す。
また、13日23時頃には、原子炉圧力Bは1気圧、格納容器圧力は2気圧を示した。原子炉 は すでに完全底抜けで、原子炉と格納容器は一体となったことを示している。東電の新報告 書に はこれらの分析がなく、デタラメである。
○【なぜ東電は3号機の事故経過にこだわるのか】
それは、3号機の注水失敗につき、事故初期の1.隔離時冷却系の失敗を無視し、2.の失 敗で核燃料が崩壊したことにして、「タービン排気圧力高インタロック除外操作手順を整備 (●意味不明)」をおこなうことにより、安全費用を支出することなく、「柏崎刈羽原発の安全 対策へ反映」(別紙p18)できると主張するため。なんと姑息な東電!.
※くわしくは…8/28(木)槌田ゼミ新シリーズ 原発基本講座第5回
8月28日(木)19時より21時 会場:「スペースたんぽぽ」
(1) 福島原発事故経過・東電による変更(8.6)
(2) 美浜原発事故と加圧水型原発の危険(つづき)
お 話:槌田敦さん
参加費:800円
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┗■3.汚染水対策をえらそうに批判する資格はないぞ! 規制委・規制庁批判
| ~放射能汚染水隠しに加担する規制委~
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その16
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
※前回(8/19発信【TMM:No2253】)は第16回と書きましたが、
第15回の間違いでした。おわびして訂正致します。
8月24日(日)のTBSサンデーモーニングで、金子勝さんが話した。汚染水対策は全くう まくいっていない、凍土壁でいいのか、ALPSも12月に稼働するかどうかと言っている、 東電まかせでなく国が責任を持って乗り出すべき、除染後のフレコンバッグが漏れ出したら 収集がつかなくなる、と。
もちろん、放射能汚染水対策の今の絶望的な状況の責任は、ブロックできている・コン ロールできていると世界に大嘘をついた安倍首相と安倍政権、監督官庁である経産省・資源 エネルギー庁、東京電力にある。が、2年弱前に発足した原子力規制委員会の責任も重大だ。 水汚染対策よりも原発再稼働を優先し、水汚染対策問題を政治的に隠すことをずっとやってき たからだ。
「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資すること」 を目的として設置されたはずの規制委が、水汚染対策でどんな悪さをしたかを振り返ってみ よう。
○「特定原子力施設監視・評価検討会」
規制委は標記検討会を2012年12月21日に発足、2013年に14回、2014年に11回、計26回開 催している。東電福島第一原子力発電所を「特定原子力施設」と命名するのも福島第一原発事 故影響隠しだ。大事なことは、規制委は2012年12月から福島第一原発とその汚染水対策を規 制・管理する立場にあったことだ。
○参議院選挙直後に明らかになった汚染水海洋流出、規制委は4日前に聞いていた!
昨年(2013年)7月21日の参議院選直後の22日(月)に東電が海洋流出を発表したことは記 憶に新しい。実は、規制委はこの事実を東電から7月18日に報告されて知っていた。規制委 の指示があったからか、東電が正式に発表したのは、その4日後の22日だ。そして、規制委 は8月に「水汚染対策ワーキンググループ」を発足させた。「科学的・技術的」でなく実に 「政治的」に「発表」を規制する原子力規制委員会である。
○ストロンチウム500万ベクレル検出を東電が半年間隠蔽、規制委も加担
東京電力が今年の2月6日に、福島第1原発1~4号機の海側にある観測用井戸で、昨年 7月に採取した水から、過去最高値の1リットル当たり500万ベクレルのストロンチウム90 を検出したと発表した。この事実隠しにも、規制委が加担している。福島第一原発汚染水漏 れが頻繁に報道されるようになって、上記「評価検討会」の下部「汚染水対策ワーキンググ ループ」を2013年8月に発足、8月に5回、9月に2回、10月に2回開催した。が、11月開 催予定を急に延期しそれから3か月間休んだ。ストロンチウム90検出に苦慮して隠し続ける ためだ。
○放射能汚染水汚染対策要員を増やさない規制委・規制庁
規制委員長や規制庁との公開記者会見でも、「なぜ汚染対策のための要員を増員しないか?」 と頻繁に記者から問い続けられているが、再稼働審査の為の要員を増員しておきながら、福島 第1原発現場担当は十人程度のままだ。
○それでも柏崎刈羽原発の再稼働審査?
東電が柏崎刈羽原発の再稼働審査の申請を出す前には、「あれはあれ、これはこれとはいか ない」と言っておきながら、規制委は東電の申請を受け付け、審査を続けている。現に、8月 26日(火)の「第132回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合」でも、規制委は東電 を呼び柏崎刈羽原発6,7号機の審査を実施する。
再稼働阻止全国ネットワークでは、規制委発足後早くから「再稼働よりも汚染水対策を! 」と訴えてきたが、規制委は「国民」の生命・健康・財産と環境保全のため」に最も重要な 汚染水対策をいつも後回しにしてきた。
★8月27日(水)昼の原子力規制委員会抗議では、このことも糾弾しよう。
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆8/30講演:本間龍「原発広告」~原子力村のプロパガンダに騙されるな~
日 時:8月30日(土)18:30から
場 所:東京芸術センター9F会議室
主 催:「原発と足立を考える会」
連絡先:平坂 090-7829-9924
資料代:300円
内 容:電力会社は、この40年間で2兆4千億円もの広告費を使って、安全神話を創り出 してきました。これらの広告費用は、いまも税金や電気料金から支払われています。原子力 村からの広告の虚偽を見抜きましょう。
◆9/20映画「東京原発」上映会
日 時:9月20日(土)1回目14:30から(14:00開場)
2回目18:00から (17:30開場 入れ替制)
場 所:西新井ギャラクシティ 多目的ホール
参加協力券:800円 (当日1,000円)
主 催:「原発と足立を考える会」
申込み:090-7829-9924 (平坂まで)
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┗■5.脱原発新雑誌『NO NUKES voice』創刊号、本日(8月25日)発売
| 「紙の爆弾増刊号」(季刊)として創刊
| 「原発にNO!」と言い続ける人々の声をお届けします
└──── 鹿砦社
脱原発新雑誌『NO NUKES voice』創刊号、本日(8月25日)発売になりました!
○たんぽぽ舎の多大のご協力を賜り、私たちがこの間総力で準備してきた脱原発情報マガジ ン『NO NUKES voice 』創刊号が本日8月25日発売になりましたので、ご報告させていた だきます!
概要は下記の通りですが、さすがにこれだけの発言者、寄稿者、内容ですので、雑誌を 全国の書店に配本する取次会社の評価が予想以上に良く、当初の発行予定(5千部)を遙か に超える2万3千部ほどの発行となりました。まさに「嬉しい悲鳴」ですが、できるだけ多 くの人々の目に触れるチャンスが拡がったわけで、販売にも総力で取り組みたいと思います。 今すぐ書店に走りご購読をお願いいたします。
○【発行の主旨と概要】
安倍政権が川内原発をはじめとする全国の原発再稼働を加速させる2014年夏、鹿砦社は 「原発にNO!」を突きつける新雑誌・『NO NUKES voice』を「紙の爆弾増刊号」(季刊) として創刊します。情報操作と統制がなされる中、原発問題に対しても、われわれにタブー はありません!
福島第一原発事故の収束はおろか、課題も山積みのままでの安倍政権の暴挙を到底許すわ けにはいきません。『NO NUKES voice』では、様々な形で「原発にNO!」と言い続ける 人々の声をお届けします。
Vol.1では今中哲二(京都大学助教)、小出裕章(京都大学助教)による示唆に富んだイ ンタビューと講演録のほか、神田香織(講談師)、かさこ(映画監督)といった文化面から 発信する人々、たんぽぽ舎や経産省テントひろばからの活動報告、若い世代を反原発運動に 巻き込んだミサオ・レッドウルフ(首都圏反原発連合)とTwitNoNukes大阪の東西両雄も登 場。全国各地の反原発デモ撮影でおなじみの秋山理央が表紙とグラビアを飾ります。
世代、地域を超えての「新たな脱原発情報ネットワーク」の構築を試みる『NO NUKES voice』にご期待ください!
○原発いらない!全国から最前線の声を集めた脱原発情報マガジン!
〔詳しい内容は鹿砦社HP(http://www.rokusaisha.com)をご覧ください。〕
*Vol.1(創刊号)は、A5判/128ページ(巻頭カラー8ページ+本文120ページ)
定価700円(本体648円+税) 8月25日全国書店発売!
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┗■6.新聞より
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◆SPEEDI予算大幅減 事故時の放射線量 予測困難
来年度方針 原発30キロ圏内 実測システム強化 (8月25日朝日新聞見出し)
◆吉田調書 来月公開へ (8月25日朝日新聞見出し)
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