たんぽぽ舎から:No2274
- 2014年 9月 8日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2274】
2014年9月8日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.拡大する地下汚染 東電福島第一原発
ストロンチウム90など敷地内に拡散
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.17000通のパブコメ意見を無視して川内原発再稼働審査書(合格証)を
9月10日決定する規制委に抗議しよう!
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その18
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.【11日締切 北海道電力値上げ国民の声募集】
~原発依存を続けるための北海道電力値上げに反対意見を~例文
電力改革プロジェクト 小田亜佐子
★4.新聞より3つ
◆鹿児島県川内原発 来月説明会 再稼働へ立地市から開始
(9月6日西日本新聞より抜粋)
◆東海第2「廃炉」44.2% 茨城大住民調査
昨年比5.2ポイント上回る 避難計画策定「難しい」6割
(9月6日茨城新聞より抜粋)
◆福島第1、作業員倍増 廃炉向け 安定的確保が課題
(9月7日茨城新聞より抜粋)
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※「脱原発テントひろば3周年 再稼働阻止大行動
~経産省包囲怒りのヒューマンチェーン~」
2014年9月11日(木)
16時―17時 本館前及び別館前アピール行動
首相官邸及び経産省に対する申し入れ行動
17時―18時 記者会見(テントひろば前)
18時―19時半 経産省前集会
19時半―20時 経産省包囲怒りのヒューマンチェーン
主催:経産省前テントひろば
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1ー3ー1
TEL 070-6473-1947 メール tentohiroba@gmail.com
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┗■1.拡大する地下汚染 東電福島第一原発
| ストロンチウム90など敷地内に拡散
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
恐れていたことが現実のものになっています。
この地点は、汚染水を溜めていたタンクが破損し、地下に大量流出した場所の近くです。
H4タンクエリアでは、汚染水を貯蔵していたタンクの底板が破損し、そこから300トンもの汚染水が地下に流出しました。後日、地盤を掘削して放射性物質を回収していたのですが、全てを回収するなど出来るはずもなく、徐々に地中で拡散し、周辺の観測用井戸や揚水井戸に漏れ出ていました。大半がストロンチウム90とみられます。
その濃度がついに揚水井戸からの放出基準を遙かに超える1リットルあたり83,000ベクレルに達したというのです。
地下にしみこんだ汚染は、土壌を掘り出す以外に除去する方法がありません。
しかし陸上にはフランジタンクが林立しており、全部回収は事実上不可能なのが現実です。
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以下、参考までに
全ベータが濃度32倍に 福島第1
河北新報2014年08月30日土曜日
福島第1原発で高濃度汚染水がタンクから漏えいした問題で、東京電力は29日、地下水観測用井戸のストロンチウム90などベータ線を出す核種(全ベータ)の濃度が約32倍に上昇したと発表した。
井戸は、H4エリアの漏えいタンクの北側約25メートルにある「E-1」。
27日採取の地下水から、全ベータで1リットル当たり8万3000ベクレルを観測した。26日採取分の全ベータは同2600ベクレルだった。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140830_63051.html
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┗■2.17000通のパブコメ意見を無視して川内原発再稼働審査書(合格証)を
| 9月10日決定する規制委に抗議しよう!
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その18
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
○川内原発再稼働の審査書案に対して1万7千もの意見が規制委に寄せられた。にも拘わらず、規制委は、9月10日(水)の定例会議でパブコメ回答を規制庁に報告させ、充分な審査書案の修正も検討もせずに「案」をとり審査書を決定して「合格証」を出すつもりだ。
田中委員長は3日の記者会見で、来週に決定するのかの質問に「ご想像にお任せします」と答え、片山審議官は5日の規制庁ブリーフィングで、パブコメのまとめ状況の質問に「かなり進捗した状態にある」と答えた。
8月27日の田中委員長記者会見でも、第一回の「原子力施設における火山活動のモニタリングに関する検討チーム」の会合で火山予知が難しいとの意見が多数出たので、「今回の川内原発の審査への影響という意味では与えることになるのですか? 」と記者か尋ねると、田中委員長は、「 いや、直接与えるようなことはないと思います。」と逃げた。
原子力規制委員会は、多くの専門家や市民の根本的な問題指摘を無視して、なりふり構わず川内原発審査書(合格証)を確定するつもりだ。
○「再稼働阻止全国ネットワーク」と「原子力規制を監視する市民の会」が協力して、抗議行動をする。
原発再稼働に反対する多くの人々で規制委前を一杯にしよう。
長い時間帯なので、少しの時間でも是非ご参加を。
また、できればこの日の規制委定例会合(10時半~12時頃)を傍聴し監視してほしい(申込み方法は後述)。
○【規制委前抗議アクション】川内原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動第5波
日時:9月10日(水)9時半~13時
場所:原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前 港区六本木1丁目9番9号
(http://www.nsr.go.jp/nra/map.html )
南北線「六本木一丁目駅」から「泉ガーデンタワー」を経て徒歩4分
9時半~12時:原子力規制を監視する市民の会(主催)、
再稼働阻止全国ネットワーク(協力)
(パブコメ無視、火山学者無視の川内原発の審査書に反対!規制庁前アクション)
12時~13時:再稼働阻止全国ネットワーク(主催)、
原子力規制を監視する市民の会(協力)
(川内原発再稼働をやめろ!規制委抗議行動 第5波全国行動)
◎【傍聴申し込み】
傍聴をご希望の方は、9月9日(火)12:00 までに
氏名(漢字及びフリガナ)、職業(所属・役職)、連絡先(電話番号・FAX 番号・メールアドレス)、を明記の上、下記申込み先まで電子メール又はFAXにて、登録。
傍聴申込み先
原子力規制庁 長官官房 総務課 会務担当
TEL:03-5114-2114 FAX:03-5114-2173 E-MAIL: nra-bocho@nsr.go.jp
詳細は次を参照。
http://www.nsr.go.jp/committee/kisei/h26fy/20140910kaisai.html
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┗■3.【11日締切 北海道電力値上げ国民の声募集】
| ~原発依存を続けるための北海道電力値上げに反対意見を~例文
└──── 電力改革プロジェクト 小田亜佐子 http://d.hatena.ne.jp/ao0332646475/
○経産省・資源エネルギー庁では、北海道電力の電気料金値上げについて国民の声を募集しています。
http://www.meti.go.jp/press/2014/08/20140801004/20140801004.html
前回から1年足らずの値上げ申請に対して、北海道内では見直しを求める批判が上げられています。泊原発再稼働を前提にした値上げを許さないために、全国から意見をぶつけましょう!
締切 今月11日夜12時まで、意見提出フォーム
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620214006&Mode=0
○~反対意見の例~
・17%という大幅な値上げは家計や経営を著しく圧迫する
・「経営の効率化」が足りないのではないか。役員報酬カットなどをもっと進めてほしい
・2015年11月~2016年3月泊原発3基の再稼働を前提としている根拠は何か? 原発依存経営の抜本的見直しをすべきである
・燃料費の増大を値上げ理由にしているが、円安の影響が大きい。これを自動的に電気料金に転嫁させるのはおかしい
・稼動していない泊原発の減価償却まで原価に算入して消費者に払わせる、二重払いは納得できない
・赤字の原因は燃料費の増大よりも、泊原発3号機の建設負債や、原発関連の巨額の固定費が問題である。実績のない日本原燃に支払っている使用済み核燃料再処理費用や、原子力賠償負担金などの詳細を情報公開してほしい
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┗■4.新聞より3つ
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◆鹿児島県川内原発 来月説明会 再稼働へ立地市から開始
九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)が新規制基準に適合しているとする原子力規制委員会の審査書が10日にも決定されることを受け、県が審査結果についての住民説明会を10月9日から開く方向で調整していることが、関係者への取材でわかった。審査書決定から1カ月後をめどにしており、再稼働へ向けた地元手続きの第1弾となる。
説明会は原発が立地する薩摩川内市を皮切りに、30キロ圏のいちき串木野市、阿久根市、日置市、さつま町で連日開く方針。薩摩川内市のみ傍聴を市民に限定し、残る4回は県民を対象とする。いずれも規制委員会の担当者が出席し、審査内容などを説明する。(後略)(9月6日西日本新聞より抜粋)
◆東海第2「廃炉」44.2% 茨城大住民調査
昨年比5.2ポイント上回る 避難計画策定「難しい」6割
茨城大が東海村と隣接3市の住民を対象に実施した原子力に関するアンケートで、日本原子力発電(原電)東海第2原発の再稼働について「運転停止したまま廃炉に向けて準備を」の選択肢を選んだ回答者の割合は44.2%で、前回調査(昨年7~9月)を5.2ポイント上回ったことが、5日までに分かった。広域避難計画の策定についても、「かなり難しい」とした回答者が60.8%に上った。(後略)
(9月6日茨城新聞より抜粋)
◆福島第1、作業員倍増 廃炉向け 安定的確保が課題
東京電力福島第1原発では、事故収束と廃炉に向けた作業に当たる作業員数の増加が続いている。この1年数カ月で約2倍に増加、今後も多くの作業員が必要な状況は続くとみられ、先を見据えた安定的な人員確保と作業環境の改善が課題になっている。
構内で働く作業員数は昨年4月で平日1日当たり2950人。その後増え続け、今年2月には4千人を超えた。その後も増加ペースは上がり、7月には5730人、9月は6千人を超すとみられている。(後略)(9月7日茨城新聞より抜粋)
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