テント日誌10月12日特別版…久見崎海岸にあるテントからの報告。驚いた海亀のこと。
- 2014年 10月 13日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1128日 商業用原発停止389日
久見崎海岸にあるテントからの報告。驚いた海亀のこと。
2014・10・13(月)09:30
1時間ほど前の午前8時半、台風19号が九州南岸に上陸、川内テントはその真っ只中にあります。18号の時は何とかしのいだのですが、19号はより大型でしかも直撃らしいという情報で、現地の方のご好意に甘え、この空き家に避難することになったわけです。
これが報告第一信とはいえ、テント設置をした9月26日からすでに18日間が経ってしまいました。
この間の出来事をいくつかの項目にまとめて報告します。
★テントの立つ場所は鹿児島県薩摩川内市久見崎町久三見崎海岸(〒895-0132)。郵便物は久見崎簡易郵便局留で届きます。テントの名称は「脱原発川内テント」です。
★テント設立に参加したのは東京から経産省前テント広場を中心とする有志7名、関西から5名の計12名です。テントそのものは原発再稼動に備え無期限ですが、参加者はそれぞれの条件によって日程は自由というということです。
広大な砂浜の先に原子炉2基が見えるこの海岸を下見したとき、一同「ここだ」と思いました。(リンクのツイッター写真)
テント設立の翌日(9月27日)、海岸の漂着物を集める老人と出会いました。中野さんと言いこの辺りでは「海亀おじさん」として知られている人です。
彼の話によれば、産卵のため砂浜に上がってくる赤海亀が流木や漂着物などため陸に上がることが出来ず年々減ってしまっているとのことでした。
流木の山はここでテント生活する私たちとっては無尽蔵の燃料であり、宝の山ですが亀たちにとっては生態系を変えてしまう大敵ということになります。
海亀のことなど普段考えの及ばない私たちにとっては驚きでした。
こうして、私たちの海岸生活の重要な活動の一つとして「海岸の清掃」が加わり、これが川内テントと退去を要求する鹿児島県との関係に変化をもたらすカも知れない重要なポイントとなったのです。
(以下次信で E )
メールアドレス: sendai.ten@gmail.com
川内テントブログ: sendai-tent.tumblr.com
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