【沖縄県知事選前夜】11・15 映画「圧殺の海-沖縄・辺野古」緊急上映会(京都)
- 2014年 11月 12日
- 催し物案内
- uchitomi makoto
https://www.facebook.com/events/723305454420905/
◆日時:11月15日(土) 18時20分 開場
18時40分 上映開始
◆場所:ひと・まち交流館 京都 第4会議室
(河原町五条下る、市バス「河原町正面」、京阪「清水五条」駅下車)
http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
◆内容:
(第1部)映画「圧殺の海-沖縄・辺野古」上映
藤本幸久 影山あさ子監督作品
2014年/森の映画社/94分
撮影:栗原良介 藤本幸久 影山あさ子 比嘉真人/ 水中撮影:牧志治 相馬由里 /編集:栗原良介
音楽:the yetis/ナレーター:影山あさ子 /映像提供:北限のジュゴン調査チーム・ザン
2014年7月1日、安倍首相が集団的自衛権を閣議決定した同じ日に、辺野古の新基地建設が着工された。巡視船やゴムボート、特殊警備艇、警戒船など、最大80隻にもなる船で埋め尽くされた辺野古の海。反対する人たちを力ずくで抑え込みながら、有無を云わさず工事をすすめる日本政
府。海で、基地のゲート前で、毎日、激しい攻防が続けられているが、本土のマスメディアの体温は今までになく低い。
周到に築き上げられてきたこの無関心の壁に穴を穿って、辺野古の闘いの“いま”を伝える自主制作の映像が届けられた。現地で闘う市民たちと森の映画社が協力して作り上げたドキュメンタリーである。炎天下の日中も、台風前の雨の中も、ゲート前に座り続ける人びと、両手を広げて工事用のトラックの前に立つおじぃやおばぁたち、体一つでカヌーで海へこぎ出す人びとの魂の熱量がそのまま映し込まれているこの映像は、軍事大国への兆しの時間に、日本人が向き合うために世に送り出された。
(第2部)沖縄現地報告:
京都から沖縄県知事選支援・辺野古新基地建設反対運動支援で現地入りしたメンバーより直近の沖縄現地の動きを報告していただきます
◆参加費:一般 1000円
学生・障害者・非正規など 800円
◆主催:映画「圧殺の海-沖縄・辺野古」緊急上映会(京都)実行委員会
◆共催:
・N o B ase! 沖縄とつながる京都の会
https://www.facebook.com/okinawakyoto
・ピースムービーメント実行委員会
http://peacemedia.jp/tag/pmm
・米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会
https://www.facebook.com/pages/米軍xバンドレーダー基地反対京都連絡会
★賛同団体・個人(大募集中です!以下、11月5日現在)
(団体)
・オール沖縄と連帯する伏見の会
https://www.facebook.com/kyotofushimi.okinawarentai
(個人)
井坂洋子、藤井悦子、大湾宗則、内富一、三牧健一、松本修、佐々木真紀、米田良治、榊原義道、村上敏明、増野徹
⇒賛同申し込みについては以下のメールアドレスまでご連絡下さい!
◆連絡・お問い合わせ先:
070-5650-3468(内富)
muchitomi@hotmail.com
この映画について:
辺野古を撮り続けて
共同監督 藤本幸久・影山あさ子
私たちが辺野古を撮り続けて、10年になる。この間、「Marines Go Home」と「ラブ沖縄」という2本のドキュメンタリーを世に送り出した。
2014年7月1日、辺野古の新基地建設が着工された。沖縄県民は、何度、NOの声をあげたことだろう。あらゆるデモクラシーの手段を尽くして。しかし、ついにその声を
日米政府がかえりみることはなかった。
警察・機動隊、海上保安庁を前面に立てて、反対する人たちを力ずくで抑え込みながら、工事をすすめる日本政府。巡視船やゴムボート、特殊警備艇、警戒船など、最大80隻にもなる船が、辺野古の海を埋め尽くす。おじぃやおばぁたちは、「まるで、沖縄戦当時のよう」と言う。
海底の調査を地上の作業で代替するというインチキなボーリング調査。勝手に制限ラインを設定し、報道機関の船が工事海域に近付くことも妨害し、連日、幾人ものカヌー隊員を拘束し、排除を続ける「海猿」海上保安官たち。眼鏡を壊されて顔にけがをした人も、頸椎捻挫になった人もいる。
しかし、たたかいは続いている。キャンプ・シュワブのゲート前で、辺野古の海で、今日も、沖縄の人たちの誇りをかけた抗議と抵抗が続けられている。炎天下の日中も、台風前の雨の中も、ゲート前に座り続ける人びと。両手を広げて工事用のトラックの前に立つおじぃやおばぁたち。体一つで、カヌーで海へこぎ出す人びと。屈しない人たちがいる。8月23日には3600人、9月20日には5500人。辺野古に集まる県民も日増しに増えている。
ブイがおかれ、立入禁止と書かれたフロート(浮具)で仕切られ、掘削用の台船が設置され、真黒なゴムボートが浮かぶ物々しいシュワブ沿岸。彼らのゴムボートが走り回る真下に、ジュゴンが海草を食む藻場がある。警備会社の船が錨を下ろす真下に、ユビエダハマサンゴの大群落がある。イノーの中を今日も、海ガメが泳ぎ、カーテンのように群れをなして魚たちが泳いでいる。
日本人同士の衝突をよそに、シュワブの浜では水陸両用戦車が走り回り、フロートの近くで、海兵隊員たちがシュノーケリングに興じている。
この海は、誰のものなのか。
ここに造られようとしているのは、普天間基地の代替施設では、とうにない。耐用年数200年、オスプレイ100機、揚陸強襲艦が運用可能な最新鋭の基地なのだ。
どこが戦場になるのか。
誰が戦場へ行くのか。
安倍首相の「戦争する国」づくりの最前線、辺野古。
私たちは、今日も、そのど真ん中で、カメラを回し続けている。
今起きている本当のことをあなたに観てもらうために。
あなたに、未来を一緒に考えてもらうために。
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