被爆70年 日米同盟を見つめ直す 「核の傘」への執着とフクシマ
- 2014年 12月 9日
- 催し物案内
- 森広泰平
明治大学軍縮平和研究所・アジア記者クラブ共催
被爆70年 日米同盟を見つめ直す
「核の傘」への執着とフクシマ
2014年12月18日(木)18時45分~21時
明治大学リバティタワー8階(1083教室)
ゲスト 太田昌克さん(共同通信編集委員)
川内原発の再稼働に象徴されるように、フクシマの大惨事が「収束」していないにも
かかわらず、政府は原子力エネルギーに執着し続けている。処分地の存在しない核廃棄
物も蓄積される一方だ。IAEA国際原子力機関は予算の4分の1を使って、六ヶ所村
の再処理工場を24時間監視体制下に置いている。
政治と外交に目を向ければ、為政者や官僚の「核の傘」への執着も凄まじい。米国の
「核のパワー」を信奉する歴代保守政権は沖縄への核配備を黙認し、密かに支持すらし
てきた。歴代自民党政権は米国と「核密約」を交わし、国会でも「事前協議がないとい
うことは、核搭載がないという理解だ」という政府答弁が繰り返され、偽証を重ねてき
た。
12月の研究会は、『日米<核>同盟 原爆、核の傘、フクシマ』(岩波新書)を上梓
された共同通信の太田昌克さんに報告をお願いしました。太田さんは、「『原子力の平
和利用』を日本に根付かせることは、当時の米国の冷戦戦略と対日戦略を規定する大方
針だった」と、機密解除公文書や関係者への取材から明らかにしています。そしてその
狙いを、核兵器に極めて敏感な反応を示す日本人に、NATO並の核兵器配備を認めさ
せることにあり、日本国内世論のマインドコントロールにあったと解説されています。
フクシマと核の問題を中心に日米同盟をキーワードに報告していただきます。
■会 場 明治大学リバティタワー8階1083教室(東京都千代田区神田駿河台1-1)
■交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車
■主 催 明治大学軍縮平和研究所、
アジア記者クラブ(APC)
■連絡先 アジア記者クラブ(APC)
〒101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502
Tel&Fax:03-6423-2452
E-mail:apc@cup.com
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