選挙の最大争点は原発再稼働停止、特定秘密保護法廃止、集団的自衛権停止である
- 2014年 12月 13日
- 評論・紹介・意見
- 小澤俊夫選挙
メール通信「昔あったづもな」第25号
自民党は、この選挙はアベノミクスの評価だと言い、ほとんどのマスコミも、アベノミクスで経済がどうなったか、とか、生活への実感はどうか、ということを中心に報道している。だがこれは、本当の、重要な争点を隠すための煙幕に過ぎないことは明らかである。もし自民党が勝利したら、この選挙によって、原発再稼働は国民に認められ、特定秘密保護法は承認され、集団的自衛権の行使も認められたと称して、突き進めるに違いない。だからこの選挙では、原発の再稼働に不安を持つ人は、再稼働反対を明確に打ち出している候補者に投票しなければいけないのである。
将来、子どもや孫が戦争することに不安のある人は、集団的自衛権行使に反対の候補者に投票しなければならないのである。将来、子どもや孫たちに、「なんでおれたちが戦争しなければならないような国にしたんだよ」と責められないためには、いま、反対の候補者に投票しなければいけないのである。
何かものを言うと、それは秘密保護違反だからと咎められたり、素性を調べられたり、挙句の果てには、自由な発言自体が制限されるような、息苦しい国に生きることがいやな人は、今、秘密保護法廃止を主張している候補者に投票しなければならないのである。
今、選挙権を持っている人は皆、将来の日本の国のあり方に責任を持っている。目先のアベノミクスとかいう、まやかしの言葉に騙されないようにしよう。(2014.12.11)
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〔opinion5072:141213〕
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