2016-17年を目指した日本での反核世界社会フォーラムの準備会議=チュニスにおける2015年世界社会フォーラムへのお誘い
- 2015年 2月 20日
- 交流の広場
- コリン・コバヤシ
皆さん
コリン・コバヤシ@パリです。
昨年9月に<世界社会フォーラム>(1)の創始者の一人、ブラジルの建築家シコ・ウィタカー(2)とパリで出会い、彼が提言する2016-17年を目指した日本での反核世界社会フォーラムの可能性について、話し合いを行なってきました。84歳の高齢ながら、すごいエネルギッシュな人で、福島事故後に原子力問題に目覚め、人類の重大事と考え動き始めた人です。サン・パウロで、反原発組織を立ち上げ、安倍首相がブラジルに来たときにも、抗議デモを行なった人たちです。昨秋は福島も訪れ、ピープルズ・プラン研究所で、日本のアクティヴィストたちとミーテイングを行ないました。
<世界社会フォーラム>は、自主運営、自主管理、直接民主制、すべての参加者の水平性が指向され、憲章が作られています。(3)ここでは、有名な人も無名な人も、専門家も市民も、上下の隔たりなく、水平志向で、平等な立場から自由闊達な議論を巻き起こすことが目指されています。
実現するかどうかはともかく、今年3月24-28日に行なわれる2015年チュニジア世界社会フォーラム(会場は首都チュニスのチュニス大学)(4)で、その準備のための最初の会合をしないか、というかけ声のもとに、その可能性を求めて有志たちが集まります。チュニジアは日本からは確かに運賃がかかりますが、宿、食事はフランスの半額くらいで非常に安いです。
昨年も同じ、チュニスで開催されましたが、6万人の市民活動家が集まりました。チュニジアは特に女性たちのうねりがすごいです。
(2) http://en.wikipedia.org/wiki/Chico_Whitaker (英文)
(3) https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/…/070inv01701.pdf
現在、閉塞状態で、福島事故を曖昧のまま葬り去ろうとしている日本政府、国際機関などに対抗するために、こうした世界市民の大きなうねりは、今の現状を打開するための大きな鍵になりえるかもしれません。
そこで、今からでも遅くないので、ぜひチュニスの世界フォーラムに参加して下さい。3月24-28日:https://fsm2015.org/ 私たちの主題の会議は、25日、延長の場合は26日も会議を行ないます。
ネット・サイトから登録して下さい。宿の紹介もあります。
それが出来なければ、この日本での反核世界社会フォーラムの実現に参加して下さる方は、ぜひ、専用MLに参加して下さい。(日本語)
参加希望者は:小倉利丸さんあてにメールで依頼して下さい。小倉さんが管理しているので登録できないと参加が出来ません。
Toshimaru OGURA <ogr@nsknet.or.jp>
17日にパリで、行なった会合の報告を添付します。
討論の雰囲気は、お分かりいただけると思います。
ではよろしくお願いいたします。
コリン・コバヤシ
お問い合わせは私宛でもかまいません。
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