3月28日講演「自衛隊のパワハラ・いじめ」
- 2015年 3月 26日
- 催し物案内
- 林克明
第72回草の実アカデミーのご案内です
■「自衛隊のパワハラ・いじめ」
・講師:「自衛官人権ホットライン」事務局長・小西誠氏
・日時:2015年3月28日(土) 13:30開場、14:00開演 終了は16:45
・場所:雑司ヶ谷地域創造館第2会議室 (東京都豊島区雑司が谷3丁目1-7)
http://www.toshima-mirai.jp/center/e_zoshigaya/
・交通:JR山手線「目白駅10分」、東京メトロ副都心線「雑司ヶ谷駅」の上
・主催:草の実アカデミー
自衛隊でパワハラ加害者が被害者を告訴するという「スラップ訴訟」(いやがらせ訴訟・恫喝訴訟・言論封殺訴訟)が起きている。本来なら逆に「強要・脅迫」としてパワハラ加害者を刑事告発すべき事件である。
海自厚木基地の女性幹部自衛官による、職務を利用した部下の女性自衛官複数への度重なる、執拗なパワハラ事件に対して、神奈川県警座間警察署はこの加害幹部自衛官の告訴をもとに、先日から一人に対し家宅捜索と取り調べ、他の一人に対し任意の取り調べを強行している。
つまり、パワハラ加害者が「名誉毀損」で被害者を訴えた、とんでもない事件だ。
この事件に限らず、自衛隊全体で暴行・パワハラ・いじめ等は後を絶たない。安倍政権が自衛隊をいつでもどこでも海外派兵しようというなかで、外部から遮断された自衛隊の様子をチェックし監視することは急務だろう。
今回の講師・小西誠氏は、自衛官出身。70年安保闘争を前にして、自衛隊の治安出動訓練が開始されたとき、勤務していた佐渡分屯基地内に大量の反戦ビラを張り出した。さらに1969年10月、全隊員の前で治安出動訓練の反対を表明して同訓練を拒否し、逮捕される。反戦自衛官として社会の注目をあびた人物である。
イラクへの自衛隊派遣時に「米兵・自衛官人権ホットライン」を立ち上げ、自衛官の相談に乗っている。
1990年に創立した出版社・社会批評社の代表取締役でもある。
■小西誠氏よりメッセージ
《自衛隊の警察である警務隊はこのパワハラ事件(冒頭のスラップ告訴)をほとんど放置し、その上部組織である海幕や防衛省は、何らの指導も解決策も示していません。
この構造的欠陥と言える体質を糺すために、メディアをはじめとして、社会的な厳しい批判が求められています。「自衛官人権ホットライン」は、この自衛官たちの人権の救済のために活動を続けていく所存です。皆様のご支援とご協力をお願いします》
*「自衛官人権ホットライン」http://gi-heisi.doorblog.jp/
*「自衛官人権ホットライン相談室」http://8701.teacup.com/hotlines/bbs
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※草の実アカデミー初の書籍化
「秘密保護法――社会はどう変わるのか」(集英社新書)発売中
http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0761-a/
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