【琉球新報<社説>:農相の無効判断 法治骨抜きの異常事態だ】「沖縄県民140万人を代表する知事との面談から逃げ回り、民主主義と法治を置き去りにした安倍政権の恥ずべき姿は、沖縄側の反転攻勢の足掛かりとなろう。」
- 2015年 3月 31日
- 評論・紹介・意見
- uchitomi makoto
「沖縄県民140万人を代表する知事との面談から逃げ回り、民主主義と法治を置き去りにした安倍政権の恥ずべき姿は、沖縄側の反転攻勢の足掛かりとなろう。」
琉球新報<社説>:農相の無効判断 法治骨抜きの異常事態だ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-241114-storytopic-11.html
2015年3月30日
沖縄の基地問題ではしばしば、法治の常識を超越し、それを骨抜きにすることが起きる。裁判の判決が下される前に内容が外部に漏れ、当事者不在で報じられる。それと同等な異常事態が起きている。
米軍普天間飛行場の移設を伴う新基地建設に関し、林芳正農相は翁長雄志知事が沖縄防衛局に命じた海底作業停止指示を一時的に無効とする判断を固めた、という。
国が投入した巨大なブロック塊がサンゴ礁を破壊している問題で、翁長知事が県漁業調整規則に基づく岩礁破砕の許可権限に基づき、全ての海底作業の停止を求めた期限は30日である。それを見越し、農相はその当日にも知事の指示を無効とする段取りを描いている。
23日の知事の停止指示を受け、防衛局は24日に行政不服審査法に基づき、水産資源保護を担当する農相に不服審査請求した。併せて、裁決が出るまで緊急に知事の指示を無効とする執行停止申立書も提出する対抗措置を取った。
林農相は、昨年の沖縄の主要選挙で示された「新基地ノー」の多数意思を無視して工事を強行している防衛省側の申し立てを全面的に認めるわけだ。
それにしても腑(ふ)に落ちない。
27日夕刻に翁長知事が意見書を林農相に提出したばかりなのに、翌28日には在京大手紙などが、農相が知事の作業停止指示の効力を止める意向を固めたと報じた。
緻密な検証を欠いた結論ありきの審査の証左ではないか。安倍政権内を発信源とする意図的な情報が振りまかれ、正当な主張を展開している県側に不当性があると印象付ける構図である。
政府と対立する自治体の主張を封じよと促すいびつな申し立てが追認されることで、国と地方の関係を危うくする「身内による身内のための審査」が鮮明になる。
いずれにしても、当初の重りの62倍から280倍に及ぶ10~45トンの巨大ブロックがサンゴ礁をつぶし、漁業資源を壊している事実は動かない。林農相が知事の停止指示を無効と判断しても、翁長知事はひるむことなく、岩礁破砕の許可取り消しなど、粛々とあらゆる対抗策を打ち出せばよい。
沖縄県民140万人を代表する知事との面談から逃げ回り、民主主義と法治を置き去りにした安倍政権の恥ずべき姿は、沖縄側の反転攻勢の足掛かりとなろう。
沖縄県知事の権限を停止するというとんでもないニュースに凍りつきました。 田村智子さんから 日本は立憲主義、民主主義国。安倍政権は全てを否定し沖縄県民の民意を全否定しアメリカに売り渡そうとしている。
http://blogs.yahoo.co.jp/sayuri2525maria/35529201.html
今朝6時に起きて、いつものようにラジオをON。沖縄県知事の権限を停止するというとんでもないニュースに凍りつきました。
辺野古の岩礁破壊の調査をするため、工事中止を求め、従わない場合は、工事認可の取り消しもありうると通告した翁長県知事。
これに対して、農水大臣が知事の権限の一時停止を求めるというのです。
沖縄県民が直接選挙で選んだ知事です。沖縄県民とは無縁の農水大臣が、沖縄県民の意思を封じ込める、知事の権限を奪う、なんと恐ろしいことか。
こんな暴挙が許されたら、日本の民主主義は根底から脅かされる。これは「沖縄問題」ではありません。日本の民主主義、地方自治、国民主権への攻撃です。
一度も翁長知事と話しあうこともしない、県民からNO!を突きつけられた前知事が任期切れ直前に承認したからと工事を強行する。県民との公約を守り工事中止を求めると知事の権限をとりあげる。
安倍政権は、独裁、恐怖政治へと突き進むのか。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=vOzVTzrshLk#t=14
独裁・恐怖政治です。もう、安倍首相には何を言っても無駄です。一刻も早く、政権の座から引きずり降ろさなくては、日本が壊れてしまいます!!
署名募集中(個人・団体)…辺野古新基地建設に反対
みなさま(重複失礼・拡散歓迎)
FoE Japanの満田です。
3月25日、生物多様性や環境・平和問題に取り組む国内外31のNGOが共同で辺
野古新基地建設に反対し、作業の中止を求める以下の緊急声明を発表しました。
今後広く賛同を集め、日米両政府に提出します。
現在、日本語、英語で、各国の団体や個人に賛同を求めています。
一次締切は4月12日です。
ぜひ、署名&拡散をよろしくお願いいたします。
http://www.foejapan.org/aid/henoko/pr_150325.html
<日本語>
http://www.foejapan.org/aid/henoko/pr_150325.html
<英語>
http://www.foejapan.org/en/aid/150325.html
紙の署名用紙(PDF)
http://www.foejapan.org/aid/henoko/150325_sign.pdf
以下声明文です。
いのちの海とサンゴ礁を守れ
辺野古新基地建設に反対するNGO緊急共同声明
~日本政府は沖縄の民意に耳を傾け、作業の中止を~
いまこの豊かな海を破壊し、辺野古の新基地建設が強行されています。
昨年の名護市長選、名護市議選、沖縄県知事選、衆議院選では、新基地建設反対を 唱えた候補者が選ばれました。沖縄の方々の「辺野古に新基地は要らない」という意思は、選挙によって明確に示されたのです。
しかし、安倍総理大臣は、新基地反対を唱え、沖縄の民意を背負って当選した翁長沖縄県知事に会おうともしません。これは民主主義を標榜する一国の首相の態度として到底、許されるものではありません。県知事は作業の一時中止を求めているのに、まったく無視されてしまっています。
沖縄県には日本の米軍専用基地の74パーセントが集中し、沖縄島はその面積の18パーセントが米軍基地で占有されています。このような沖縄における状況は、日本国憲法が保障する住民の権利を無視するものです。このように環境、人権、平和が尊重されていないなか、再び民意を無視する形で新基地建設が進むことは大きな問題です。
いま、辺野古の海では、「ボーリング調査」が3月12日に再開され、政府は8月には本体の埋立工事を行うとしています。巨大なコンクリートブロックが海底に投下され、サンゴや海草等を押しつぶし、豊かなサンゴ礁生態系に影響を与えている状況が観察されています。また、調査のために必要だと称して、幅最大25m、長さ300mの巨大な「仮設岸壁」を建設する作業が着々と進んでいます。そのため、昨年9月以来、ジュゴンが餌場として利用していない状況です。
現地の辺野古では、沖縄各地から、日本各地から、たくさんの一般の市民たちが辺野古の海を守るために集まり、あるいは海で、あるいはキャンプ・シュワブのゲート前で体を張って抗議行動を続けています。
私たちは、辺野古・大浦湾のかけがえのない生物多様性を守るため、また沖縄で示された民意を踏まえ、沖縄県名護市の辺野古新基地に強く反対するとともに、日米両政府に対して、新基地建設計画に伴う作業の中止を求めます。
国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
NPO法人 ラムサール・ネットワーク日本
公益財団法人 日本自然保護協会
国際環境NGO グリーンピース・ジャパン
ピースボート
美ら海にもやんばるにも基地はいらない市民の会
辺野古リレー
辺野古への基地建設を許さない実行委員会
ピース・ニュース
公共事業改革市民会議
公益財団法人 世界自然保護基金(WWF)ジャパン
ジュゴン保護キャンペーンセンター
沖縄のための日米市民ネットワーク(JUCON)
沖縄・生物多様性市民ネットワーク
市川三番瀬を守る会
三番瀬のラムサール条約登録を実現する会
Peace Philosophy Centre
Friends of the Earth U.S.
KOREA FEDERATION FOR ENVIRONMENTAL MOVEMENTS(KFEM)
Russian Social Ecological Union
Friends of the Siberian Forests
Centre for Environmental Justice
Sahabat Alam Malaysia
The Legal Rights and Natural Resources Center-Kasama sa Kalikasan
Pro Public
Friends of the Earth Brisbane
Pacific Environment
PENGON-FoE Palestine
Natuvernforbundet(Norwegian Society for the Conservation of Nature)
Center for biological diversity
Pro Natura (FoE Switzerland)
(3月25日時点 31団体)
問い合わせ先:国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
〒173-0037 東京都板橋区小茂根1-21-9
Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986
満田夏花(みつた・かんな)
携帯:090-6142-1807
FoE Japan
〒173-0037 東京都板橋区小茂根1-21-9
Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986
FoE Japan「辺野古を守ろう!」プロジェクト始動
http://www.foejapan.org/aid/henoko/
ツイッターアカウント、つくりました! @foej_henoko
毎週のように沖縄連帯の緊急行動でヘトヘトですが、辺野古現地では山城さんをはじめ連日闘っているのだから京都からもぜひ連帯行動を!辺野古現地に通っている「京都のバクダン娘」の呼びかけに応えよう!
続☆辺野古新基地建設強行許すな!
https://www.facebook.com/events/1381828138806898/
· 主催者: 川口 真由美
2015年4月2日17:30 – 18:30
三条京阪前
日米政府による辺野古への移設、米軍基地建設の強行許すな!
移設阻止に向け知事権限の行使に踏み切った翁長氏。
政府との溝の深まりは運動の力、連帯の力で、埋めていこう!!平和を願う強い気持ちで安倍政権を包囲しようよ!
美ら海守ろ!
命を守ろ!沖縄とつながろう!!
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion5274:150331〕
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