小出裕章氏が外国特派員協会で会見:福島第一原発は石棺で封じ込めるしかない
- 2015年 4月 30日
- 時代をみる
- グローガー理恵小出裕章
4月25日、小出裕章氏が外国特派員協会で会見を行いました。 その録画がYoutubeにアップされてあります。 福島核大災害の実態を知る上で必見の動画だと思います。 (長さ:1時間12分): https://www.youtube.com/watch?v=DrLFNQpsv_g
☆東京新聞がこの会見について報道しています (出典:たんぽぽ舎メルマガ):
「福島第一 石棺で封じ込めを」 元京大助教・小出氏
外国特派員協会で会見
原発の危うさに長年警鐘を鳴らしてきた元京都大原子炉実験所助教の小出裕章氏が25日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見した。事故発生 から4年が経過した東京電力福島第一原発について「チェルノブイリのように石棺で(放射性物質を)封じ込めるしかない」と述べ、溶け落ちた核燃料の取り出 しを目指す政府や東電の方針を否定した。
小出氏は、第一原発の現状について「4年たっても現場に作業員が行けない事故は原発以外にない」と指摘。1~3号機では、溶け落ちた核燃料が原子炉格納 容器内に散らばっているとみられることから「(原子炉上部まで水を張る)冠水をし、機器を使って取り出せる燃料の量はたかが知れている。石棺で何10年、 何100年と放射能を封じ込める作業をしなければならない」と話した。
また汚染水の増加を防ぐため「水での原子炉冷却を諦め、空冷をすべきだ」との考えを示した。小出氏は今年3月、京都大を定年退職した。
(4月26日東京新聞より)
– 転載終わり –
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye2974:150430〕
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。