たんぽぽ舎から TMM:No2568
- 2015年 8月 22日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2568】
2015年8月21日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.8/11起動の川内原発1号機(鹿児島県)わずか10日で早くもダウン!!
「復水器」のパイプに穴で、海水混入か?
点検の不備露呈→直ちに停止せよ!! (かごしま反原発連合 代表・岩井 哲)
★2.原発再稼働阻止の闘いと連動させ
福島の原発被害者・避難者の命と生活を守る闘いに取り組まねば
福島を忘れない全国シンポジウム・現地視察ツアー報告
横田朔子(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆9/13「指定廃棄物最終処分場問題・千葉と市川」
お話:藤原寿和氏 (千葉県放射性廃棄物を考える住民連絡会事務局長)
主催:脱原発・市川市民の会
★4.新聞より1つ
◆核のごみ 危うい最終処分 地震、火山、地下水、断層リスク
埋設すれば「引き返せない」 (8月19日東京新聞3面「核心」より抜粋)
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※明日です!8/22学習会にご参加を!
「九電川内原発再稼働への問題点・制御棒は地震時に挿入できない
地震の揺れの中、原子炉が止まらない危険性」
日 時:8月22日(土)14時より17時 参加費:800円
講 師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
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※9/9辻元清美講演会・終了時間変更のお知らせ!
『安倍政権こそ「存立危機事態」あきらめたら、あかん』
当初、終了時間が21:30でしたが、講師公用のため「21時」までに変更させて
いただきます。
日 時:9月9日(水)19:00開場 19:30より21:00
お 話:辻元清美 (民主党衆議院議員)さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
※予約優先となります。電話かメールで「ご氏名、電話番号」を
お知らせ下さい。予約受付番号をお知らせ致します。
参加費:800円
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┗■1.8/11起動の川内原発1号機(鹿児島県)わずか10日で早くもダウン!!
| 「復水器」のパイプに穴で、海水混入か?
| 点検の不備露呈→直ちに停止せよ!!
└──── かごしま反原発連合 代表・岩井 哲
◎参考記事:川内原発1号機、出力上昇を中断 再稼働後初のトラブル
九州電力は21日、今月11日に再稼働させた川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)
の出力上昇を中断すると発表した。タービンを回した後の蒸気を水に戻す復水器内の配
管から微量の海水が混入したとみられる。
25日に予定していたフル運転も延期する。再稼働後、トラブルで工程が延期されるの
は初めて。
原子炉は稼働を続けており、九電は「運転継続に支障はない」としている。1週間程
度、復水器の詳細な点検を実施した後、出力上昇を再開する予定。環境への放射性物質
の影響はないという。ただ、9月上旬を予定している本格的な営業運転が遅れる可能性
が出てきた。
(2015/08/21.13:19「47NEWS」より)
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┗■2.原発再稼働阻止の闘いと連動させ
| 福島の原発被害者・避難者の命と生活を守る闘いに取り組まねば
| 福島を忘れない全国シンポジウム・現地視察ツアー報告
└──── 横田朔子(たんぽぽ舎ボランティア)
7月11日、反原発自治体議員・市民連盟主催の「第3回福島を忘れない!全国シ
ンポジウム」が福島市内で開かれた。地元の議員と福島原発避難者訴訟の原告団の皆
さんが24人。全国から議員が28名、一般市民が48名、計100名が参加。
福士敬子さん(反原発自治体議員・市民連盟共同代表)の開会挨拶の後、武笠紀子
さん(元松戸市議)の司会により、以下の現地報告が行われた。
1.「避難解除は何を意味するのか」 川俣町議会議員 菅野清一
2.「帰還困難区域は今」 浪江町議会議員 馬場 績
3.「避難解除地区の現場から」 伊達市議会議員 菅野義明
4.「全村避難を決断した葛尾村の現状」 葛尾村議会議員 松本静男
5.「全村避難の飯舘村はいま」 飯舘村議会議員 佐藤八郎
6.「原発公害被害者たちの裁判闘争の現場から」
福島原発被害弁護団共同代表 弁護士 小野寺利孝
7.「川内原発再稼働の動きと取り組み」
再稼働阻止全国ネットワーク 木村雅英
質疑討論、まとめの後、北海道岩内町議員の佐藤英之さん(反原発議員・市民
連盟 共同代表)が閉会の辞を述べ、集会宣言が採択された。
翌7月12日は、バス2台に乗り地元の議員の案内で、飯舘村、川俣村山木屋地
区、葛尾村を回り、原発被害の現状と町村民が直面している困難な問題等につい
て説明を受けた。
2日間参加して強く感じたことは、福島第一原発過酷事故後4年4カ月経った
今、原発事故被害地域は、復旧・復興どころか以前にも増して深刻な問題が複雑
に絡み合い、住民を苦しめ続けている事であった。
◎黒いフレコンバッグの山、山、山…除染は誰のため?
2年ぶりに訪れた原発事故被害地域でまず目についたのは、除染された汚染
物の袋詰め(フレコンバッグ)が至る所に山積みされている異様な光景だった。
バスが飯舘村に入ると、車内の線量計は、それまでの0.08マイクロシーベルトか
ら2.07とぐんぐん上がる。
全村避難の飯舘村にも、このフレコンバッグの仮置き場は40カ所以上あると聞いた。
以前は緑豊かな日本一美しいと言われたこの村に毎年移住する人びとがいたそうだが、
今や村のあちこちには立派な家が残っているものの、人も犬・猫の影もない。川俣町議
の菅野清一さんは、「空間線量の高い山木屋地区の除染面積波約2000ヘクタールで、除
染費用は450億円。除染廃棄物は75万袋。除染廃棄物の仮設焼却炉の総事業費は200億
円。4~5年後には中間貯蔵施設へ移す手筈だが、肝心の中間貯蔵施設の建設は全く進
んでいない」と語る。葛尾村の松本静男村議も「2015年3月までの2年間(第一期分)
の除染面積は、住宅470軒、森林・農地・草地・道路等で1520ヘクタール。除染工事費
464億円。フレコンバック72万袋」と、いずれも除染=金食い虫の実態を明らかにした。
除染は「移染」でしかなく、ゼネコンの漠大な儲けだと頭ではわかっていたが、フレ
コンバッグ山積みの現地での話しを聞いて、心底怒りがこみ上げてきた。
◎飯舘村民は人体実験のモルモット?―帰還政策に納得していない住民―
飯舘村の佐藤八郎村議は、村民置き去りの帰還政策の問題について語った。「12月
に除染開始。本格除染には2~3年かかる。4月21日、住民に関係なく行政だけが『平
成29年春までに避難解除』を発表した。住民の6割は帰還政策に反対している」「飯舘
村は森林が75%。森林を除いた土地の85%は除染したと言われているが、放射性物質の
残る森林をそのままにして帰還しろというのか?飯舘村民は人体実験のモルモットか!」
と怒る。「3.11以前は、豊かな山の幸である山菜採りを毎年楽しんだが、原発事故で山
の茸は216,700ベクレルまで汚染された」「初期被爆の問題もある。この1年、世界的な
データに基づいて解明作業をやっている」「昨年村長は、1.3~2.0マイクロシーベルトも
あるところで村の職員26人を働かせた。村長は加害者の代理人になっている」と語気を
強めた。佐藤八郎村議はシンポジウムでも、「加害者は国と東電で、被害者は私たちと子
孫だ。憲法で保障されている生存権、幸福追求権を国はないがしろにしている。村民は、
加害者によって常に分断され続けている。国は無法者だと常識ある村w)ハ韻六廚辰討い
襦廚函・坦下埓嫻い魃圓・愿Δ靴拭・廼瓩諒‥膰・雲は青敢困任蓮◆岼打楡・△鮖抻・
靴覆ぁ廚・蕕瓩藤騎笋鯆兇┐燭修Δ澄・・w)w)◎避難者を切り捨てる国の暴挙
政府は6月12日、東電福島第一原発の過酷事故の被害を受けた福島の復興指針を
改定、閣議決定した。指針の骨子は、イ.福島県の「居住制限区域」と「避難指示解除
準備区域」の避難指示を、2016年度末までに解除する。ロ.東電による両区域への住民
に対する精神的損害賠償(慰謝料として月10万円)を2017年度末で終了。ハ.原発事
故の営業損害と風評被害の賠償は、2016年度分までとする。ニ.事業者の自立支援を
図るため2016年度までの2年間集中支援する。
というものである。
この復興指針の改定によって福島県は「帰宅困難区域」以外の避難者に対する住宅
無償提供を2016年度末で打ち切る事になる。とんでもない事だ。いまだ11万人以上も
の避難者はどうなるのか?国を信じて、帰還の準備を始める避難者が一体どれほどいる
だろうか?
川俣町議の菅野清一さんは、「年間20ミリシーベルト以下の山木屋地区には、帰宅困
難区域はない。7割くらいの住民が居住している。しかし現実は…農地の土を5cm削
って農作物が作れるか。農業は土が命。それなのに”命の土”を5cmはぎ取って形だ
けの除染を行っても、営農環境にはない」と断言した。農業が出来ない農民に生きる勇
気が湧いてくるだろうか?
更に菅野清一町議は、「年間20ミリシーベルト(これ自体納得のいかない数値だが)
以下と言われても、除染しないところがいっぱいあるので住民は不安だ」とも語った。
では自主避難者はどうなるか。子どもを抱えた母親はできるだけ放射能から遠ざかっ
た所で育児をするため、夫や老親との別居生活を余儀なくされている人が多い。仕事
を失い、2重生活による生活困窮者も少なくない。今でもギリギリの生活を強いられて
いるのだ。国や県は、住宅費をどうやって捻出しろというのか。安倍政権は、「自立を
促す」という名目で被害者へのあからさまな棄民政策を打ち出した。東電も見て見ぬふ
りだ。怒りで動悸がおさまらなかった。
◎立ちあがった原発被害者!と手をつなごう!
最後に、川俣町議の菅野清一さんの力強い報告を伝えたい。「避難住民が次々と法
的手段に訴えている。避難者訴訟が1万人を超えた。2015年5月24日には「ひだんれ
ん」が結成された。「手をつなごう!立ちあがろう!」と、16団体・24,700人が団結し
て闘っている」
原発の再稼働阻止の闘いと連動させて、福島の原発被害者・避難者の命と生活を守る
闘いに取り組まねばと心に刻んだ。
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆9/13「指定廃棄物最終処分場問題・千葉と市川」
と き:9月13日(日)14時
ところ:市川勤労福祉センター分館
お 話:藤原寿和氏 (千葉県放射性廃棄物を考える住民連絡会事務局長)
参加費:300円
主 催:脱原発・市川市民の会 TEL 047-302-0014
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┗■4.新聞より1つ
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◆核のごみ 危うい最終処分 地震、火山、地下水、断層リスク
埋設すれば「引き返せない」
原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)。毒性が高く、
最終処分場建設地が決まらない。政府は5月に処分場選定を公募方式から国が科学的
に適性の高い「有望地」を示し、協力を求める国主導方式に転換した。これにより、
10年前に核燃料サイクル開発機構(核燃機構)が情報公開訴訟に負けて開示した処分
場候補地が、有望地として浮上する可能性も出てきた。そもそも地震国・日本で地下
に核のごみを廃棄する地層処分の安全は確保できるのか。
不確実
原発の危険性を指摘し続け、今春、定年退職して長野県松本市へ移り住んだ元京
都大原子炉実験所助教の小出裕章さん(65)は地層処分に反対だ。
「人の目が届かない地層処分は不確実性が高い。危険を察知しても引き返せない。
こんな不可逆的な方法は今の段階でとるべきでない。中間貯蔵施設に保管し、私たち
の目で監視し続けるしかない」
さらに「絶対的安全なんてない。東海、東南海、南海地震は150~200年の周期で起
きる。処分場を造り、監視している間に地震が発生する危険がある。日本学術会議が3
・11後に地層処分を考え直すよう原子力委員会に答申したが、政府は聞く耳を持たな
い」と批判する。
小出さんは「日本は既に(原発で)広島に投下された原爆120万発に相当する放射能
のごみを作ってしまった。これらは私たち世代の責任で何とかしなければならないが、
これ以上増やさないためには原発をやめるしかない」と訴える。
88ヵ所
核燃機構がひそかに調査していた処分場候補地を明らかにしたのは、岐阜県の市民
団体「放射能のゴミはいらない!市民ネット・岐阜」。代表の兼松秀代さん(67)=岐阜
市=は「国の動きが強まれば、機構の調査報告書は必ず使われる」と警鐘を鳴らす。
2005年1月に開示された処分場候補地は、9道府県の25カ所。同年3月には16道県
の63カ所が追加開示された。いずれも1980年代の調査で、その後事故を起こした東京
電力福島第一原発に近い福島県内の14カ所をはじめ、関東では茨城県内6カ所と栃木
県内の1カ所が含まれている。 (後略)
(8月19日東京新聞3面「核心」より抜粋)
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