テント日誌8月23日…日テレＮＮＮドキュメントが国の「マル秘と再稼働」を追及/川内テント通信　

＜経産省前テントひろば＞

経産省前テントひろば１４４３日

安倍政治糾弾のデモがあちこちで

10時過ぎ官邸前の方向からなにやら声が響いてきた。
いつもと違いそちらへ向かう人たちも多かったので何かと思ったら連合の集会だと見てきたTさんが教えてくれた。15000人集まったとか。

12時過ぎて帰る人たちがテント前を通ったので何人かにチラシをお渡しした。
給水の用意をしておけば良かったとちょっぴり悔いた。

午前中に党派らしい5・60人のデモも通った。
脱原発の声は上げなかったけれど、何人かが私たちに手を振って行った。

２時ごろタクシーでやってきた女性、国会周辺で何かあるかとやってきたと言う。彼女はベトナム戦争の頃から反戦運動に関わってきたそうです。
今の政治や世の中のことに不満を持っているが、そういう話をする場が無いと嘆いていた。勿論原発にも反対！テントはそういう話の出来る場所ですからまた来てくださいと伝えた。
しばらくヨーカンさんやＭ子さんと話して行った。

Tさんがスマホで吉祥寺のデモの様子を見ていたら雨が降っていた。
小平から来た人も出るとき雨だったと言う。
そんなこと話しているうち霞ヶ関の空にも黒い雲が押し寄せてきた。
不安な気持で見上げていたが、3時過ぎ私が去るまでは降ってこなかった。
青山で若い人たちのデモがあるそうなので雨にならないように祈る。（I・K)

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日テレＮＮＮドキュメントが国の「マル秘と再稼働」を追及

１９時過ぎにテントに到着。
昼の暑さも夕方の雨も上がり、爽やかな風とともに湿気も抜けて気持ちの良い夜になった。

泊り担当のＩさんやＫさんと政治談議していると、大阪まで出かけて川柳を詠んできたＯさん、土日に沢山の映画を観て感動を伝えに来たＴさん、書類を取りに来たＢさんらが現れ、うまい酒肴で歓談。そんな中で本日夜中（２４日０時５５分～）に日本テレビがＮＮＮドキュメントで原発について興味深い放送をすることを知る。それを観たく人数も足りているので私は急ぎ帰宅させてもらう。

確かに素晴らし報道だった。原発が出来る前の予測（事故が起きると３兆７千憶円と当時の国家予算を超える損害が出る）と、１９８０年代の試算（原発が攻撃されると１万８千人が急性被ばくで死亡する）とを、公開の原則に反して国が長年隠していたのだ。良心がある政治家も官僚もいなかったのか？

川内原発１号機が再稼動されたが安全性は大丈夫か？　番組は新規制基準にもメスを入れる。欧米で既にテロ攻撃への防護を実施しているのに日本では対応を要求していない、米国では避難できないと原発を稼働できない（ヤツコ氏）のに日本では容認、格納容器の損壊など福島第一原発事故の原因を追究しない、

建設中の大間原発に対してさえ設計変更を要求しない。福井地裁曰く「緩やかに過ぎ、合理性を欠く」新規制基準の問題を例証した。うれしいのは、私がよく訴えている（福島原発事故を思い出せば当然である）「複数基立地・稼働」をも問題視したこと。

テントでもこの放送をインタネットで観たそうだ。私も興奮して寝られず、テント泊を免除してもらったにも拘らず寝不足は解消せず。
番組では九州電力のやらせメールも紹介していたが、原子力規制委員会は九州電力が提出した川内原発の工事計画の補正書を「黒枠白抜き」マスキングだらけで公開し、我々は「耐震偽装」を疑い、制御棒挿入時間の偽装を確信し、行政不服審査法に基づく異議申立をしている。原子力規制委員会への追及の手を緩められない。（Ｋ・Ｍ）

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川内テント通信　　―２重の虹と小亀の誕生―

8月24日早朝の、否、暁、と言った方が相応しい。午前5時30分、久見崎海岸はこれまで体験したことのない「荘厳」に溢れていた。真っ赤に燃える朝焼け、２重にかかる虹。(写真)
5時40分海亀監視員の中野さんが軽トラでやって来た。昨夕点検し埋め戻した卵の様子を見に来たのだ。この卵は6月23日に寄田浜で産み落とされた136個の分である。昨夕の点検では16個の卵が孵化していた。雨で湿った砂はサラサラに乾いた砂と入れ換えられた。白蟻にやられた卵9個を除き、孵化したもの、孵化中のものすべてが再び穴に戻されたのだ。
孵化場から波打ち際に伸びる多数の条痕、小亀が海に向かった跡だ。中野さんがその数を数える。60匹の小亀が無事海へ戻ったという。
埋め戻した数のほぼ半数だ。(写真))
残りの半分はどうなるのか気がかりだ。        脱原発川内テント  (E)

森さんの映画会、第二回「林昭の魂を探して」、日程変更に。

一週間ずらして、９月２日です。時間は変わらず、映画19時～21時、懇談会21時～22時15分くらいです。8月26日予定の変更です。

皆様お忙しいところ、申し訳ありません。

変更の理由は、8月26日に日比谷野音で日弁連主催の集会があり、その後請願デモをするらしいのです。デモコースは発表されていませんが、おそらくテントの前を通るのではと思います。3000人のデモとすると、250人ずつの梯団が、12となりますね。19時過ぎからスタートですから20時半ぐらいまで断続的にデモ隊が通ることになります。とても映画に集中できる状況ではありません。
参考
http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2015/150826.html　（Ｈ）