たんぽぽ舎から TMM:No2615
- 2015年 10月 17日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2615】
2015年10月17日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「皆さん、福島はいつか収束すると思いますか?」
「フィンランド:オンカロでは10万年安全に保管できますか?」
10/14倉澤治雄さん(科学ジャーナリスト)講演
「未来への負の遺産~原発ゴミはどこへ行く?」
渡辺マリ (たんぽぽ舎講座運営委員)
★2.落選運動の戦略【4】
上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆10/19大間原発はいらない!スタンディングデモ
場所:電源開発本社前 12時から13時 主催:大間原発反対関東の会
★4.新聞より2つ
◆「原発は危険」最後まで 4日前には伊方反対集会へ 声絞り「廃炉を」
特報面「別冊 南海日日新聞」連載 近藤誠さん死去
(10月17日東京新聞24面「こちら特報部」より抜粋)
◆原子力 制御できない
(10月17日東京新聞1面「金曜日の声 官邸前」より)
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※伊方原発3号機再稼働反対!
10/21(水)第1回四国電力東京支社抗議行動にご参加を!
日時:10月21日(水)18:30より19:30
場所:四国電力東京支社 東京銀行協会ビル前(丸の内1丁目/大手町駅から3分)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
(東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付)
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※10/24槌田ゼミ新シリーズ 第15回原発基本講座
当日、設立予定の「原子力民間規制委員会・東京」による17項目の規制勧告について
日 時:10月24日(土)15時より17時
お 話:槌田 敦さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.「皆さん、福島はいつか収束すると思いますか?」
| 「フィンランド:オンカロでは10万年安全に保管できますか?」
| 10/14倉澤治雄さん(科学ジャーナリスト)講演
| 「未来への負の遺産~原発ゴミはどこへ行く?」
└──── 渡辺マリ (たんぽぽ舎講座運営委員)
10月14日の講演会で、講師:倉澤治雄さんの第一声
「皆さん、福島はいつか収束すると思っていませんか?」
「いつかは」、と「思っていませんか?」と3度。(会場シーン…)
この問いかけから、講演は始まりました。
〇 倉澤さんら取材班の見た現実…
・1979年、スリーマイル島原発事故
・1986年、チェルノブイリ原発事故
現在2015年。それぞれの事故から何10年もの月日が経っているにもかかわらず、そこ
で見たものは「収束」とは程遠いものだった。
〇 増田尚宏元福島第二原発元所長の衝撃的な話
(英語を倉澤さんが翻訳)
・溶融燃料の形状、強度などデブリがどうなっているか分からない。
・30mの上方から遠隔操作で取り除く必要があるが、そういった種類の技術は持って、
おらず存在しない。
・私たちはベストと考える段階を踏んでいく。しかしこれが本当にベストかどうか分か
らない。取り出せないかもしれない。しかし、やるしかない。
『これが増田元所長、現・福島第一原発廃炉カンパニー社長が言った事です(倉澤さ
んのお話を正確に引用したわけではなく、その点はお許しを。でも要旨は合っています)。
→日本の「廃炉工程表」は「こうなればいいな」という願望の廃炉工程表、という事。
安倍首相、聞いてる?…渡辺』
〇 もう一つ
オンカロにて:倉澤さんの問い「10万年安全に保管できますか?」に対して「絶対に
安全とは言えない、常に最悪の事を考えている」「しかしベストを尽くし続ける」
『オーイ、安倍首相よ、聞いているかい?…渡辺』
〇 映像が視覚に訴える力は凄い!
福島原発3号機の吹き上がる黒煙、崩れ落ちる黒いがれきのようなもの…、画像をいっ
たん静止して、「この時ここは2号機への海水注入作業中、作業員、自衛隊、消防も
いました」「この下に…」「この下に…」
『映像とこの言葉、強烈なインパクト』
『2時間はあっという間に過ぎました。その後、倉沢さんと出席者のお茶会がありま
した。今回もたくさん来て下さり、ありがとうございました。』
☆訂正とお詫び:講演が始まる前に渡辺の言った言葉を訂正・お詫びします。
正:作業員の被ばく線量限度
・通常時被ばく線量限度:年50ミリシーベルト、5年間で100ミリシーベルト。
・緊急時:福島事故の際、この100ミリシーベルトに阻まれて作業ができなかったこ
ともあったため、一時的な措置として、250ミリシーベルトに引き上げ。しかし同
年にはこれを解除。
・2015年:通常時被ばく線量限度はこれまで通り。
しかし、「緊急時」には250ミリシーベルトという法改正が検討されているそうで
す。
誤:渡辺の言い方は、「被ばく線量限度が『緊急時』だけでなく1年中250ミリ
シーベルト」と発言してしまったようです…。
『教えて下さったNさん、ありがとうございました。
それにしても、では251ミリシーベルトだったらどうするんだ、そもそも
この250ミリシーベルトの根拠は何なんだということになりますね。』
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┗■2.落選運動の戦略【4】
└──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕
※落選運動の戦略【3】は10/2発信【TMM:No2603】に掲載
今は「安倍政権にNO!」が中心となっているが政権交替のためにはポスト安倍を
にらんだほうがよいのではないか。すでに保守勢力全体から見れば安倍は用済みであり、
後継問題の記事が続出している。安倍晋三は北朝鮮拉致問題にすら関心を示さなくなり、
被害者家族からも批判されるありさまになっている。
新アベノミクスや一億総活躍は保守系メディアでも総スカンの状態だ。見かけ上タカ
派色を薄めて事務方で既成事実を進めてしまうためには看板をかけ替えたほうがよいと
いう判断も働くかもしれない。
市民運動の側でも、安倍を許さずを中心テーマにしていると空振りになるのではない
か。近いうちに安倍が退陣しても市民運動の成果と自画自賛しないほうがよい。保守勢
力は市民運動に肩透かしを食わせるためそれを利用する。シールズ・ミドルズ・オール
ズなど続々と結集しているのは頼もしいが、現状ではもともと自民・公明に投票してい
ない人々が表に出ただけではないか。もちろん自民・公明であるかぎりポスト安倍でも
クズ政治家しかいない。安倍は無視して政権交替を中心テーマにしたほうがよい。
国会前に集まった10万人に対して橋下徹が「たったこれだけ」と嘲笑した。集まっ
た人からすれば不愉快な発言かもしれないが、ある意味では事実だ。集会で数万人集
まると大集会と言いたくなるが、野球やサッカーの試合の1回分の数に過ぎない。決
して自画自賛してはならないと思う。今まで黙っていた人が行動を起こしたのは明るい
展望だが、これだけでは自民・公明は脅威を感じていないだろう。創価学会に多少の動
きがみられたものの、おそらく集まった人の大半はもともと自民・公明には投票してお
らず選挙に影響は少ない。
過去の選挙の分析によると、低所得層の支持政党は今や公明党であり、共産党ではな
い。言い方は悪いかもしれないが、メイドカフェや風俗しか興味がないような人々も有
権者だ。 しかしこれらの人々は、誰が「ご主人様」かを嗅ぎ分ける条件反射の能力は
鋭い。憲法とか人権とかは考えず同調圧力だけで動いている。自民党はそういうところ
をちゃんと押さえてマーケティングしている。
うっかりすると投票率が上がると自民・公明に有利になりかねない。まじめな政策議
論は通じない。現状では国会前に批判勢力がいくら集まろうと、自民党は左ウチワだろ
う。野党共闘の動きも極めて鈍い。
私自身もまだ妙案がないのだが、もともと自民・公明に投票していない人同士が話
しても金と時間の無駄だ。
例えば、芸能人などはどうだろうか。芸能人は必ず視聴者の反応を試す窓口(ホーム
ページ・フェイスブックなど)を持っている。安倍政権に迎合するみすぼらしい芸能人
もいるが、「もし戦争になって日本人に被害が出たら、言っている内容と関係なく、芸
人の仕事はなくなるよ」というメッセージを送ってはどうだろうか。
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆10/19大間原発はいらない!スタンディングデモ
日 時:10月19日(月)12時から13時
場 所:電源開発本社前
(東京メトロ日比谷線、都営浅草線 東銀座駅徒歩3分)
内 容:19日は熊谷あさ子さんの月命日です。
原則として毎月19日にスタンディングデモを行っています。
デモの出入りは自由です。都合のよい時間だけでもご参加ください。
主催者:大間原発反対関東の会
連絡先:080-6616-9604(玉中)、aki-trsk@outlook.jp (寺崎)
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┗■4.新聞より2つ
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◆「原発は危険」最後まで 4日前には伊方反対集会へ 声絞り「廃炉を」
特報面「別冊 南海日日新聞」連載 近藤誠さん死去
四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の地元から反原発を発信し続けた元記者の近藤誠
さん=同県八幡浜市=が15日未明、肝臓がんのため亡くなった。68歳だった。本紙特
報面に「別冊 南海日日新聞」を連載していた。原発のない未来の実現を最期まで諦め
なかった。
伊方町や八幡浜市の地元紙「南海日日新聞」の最後の記者だった。
同紙は1975年に八幡浜市出身の斉間満さんが原発批判の言論を守るために起こした
新聞だ。広島県出身の近藤さんは創刊まもない77年3月に入社。スタッフ4、5人の
小さな所帯で原発問題を中心に地元ニュースを追い続けた。四国電からは取材を拒まれ、
広告主には圧力もかけられたが、地道な報道で信頼を積み重ねた。出力調整実験の失敗
でチェルノブイリ事故が発生した翌87年には、四国電が住民に黙って出力調整実験を
実施した事実もスクープした。 (中略)
近藤さんは、亡くなる4日前の11日、入院先から伊方原発ゲート前の集会に参加
し、声を絞って廃炉を訴えた。 (中略)
痩せた体を椅子で支えながら一語一語をかみしめるように、目の前の四国電職員に
語りかけた。「原発に未来はない。一緒に廃炉を考えよう。これから電力会社に入る若
者たちが希望と誇りを持てる未来を考えよう」 (後略)
(10月17日東京新聞24面「こちら特報部」より抜粋)
◆原子力 制御できない
(10月17日東京新聞1面「金曜日の声 官邸前」より)
◎ 東京都昭島市のパート 湊寿子さん(46)
政府は電力会社の利益や自分たちが選挙で当選することしか考えていない。50年先
の未来を考えた国造りを進めてほしい。地方が原発の助成金に依存しない方法を国民全
員で考えていくべきだ。
◎ 東京都世田谷区の無職 逸見徳朗さん(78)
福島第一原発事故の原因もはっきりしていないのに、川内原発2号機も再稼働した
のは信じられない。大学で原子力を学んだので、人間の科学力では原子力エネルギーの
制御はできないことが分かる。
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