オーストラリア人元捕虜との交流会2015 2015年11月12日(木) 於 参議院議員会館
- 2015年 10月 25日
- 催し物案内
- 笹本妙子
この夏、日本では安保関連法が多くの批判と反対を押し切って成立しました。戦争をしないはずの国がいつ戦争に巻き込まれるかわからない状況になっています。戦争が起こると、私たちの身にどんなことがふりかかるのか、過去の歴史が教えてくれます。
11月9日~16日、第2次大戦中に日本軍の捕虜となった元オーストラリア兵3人とその家族計7人が来日します。日本外務省による招聘で、今年で6回目となります。
彼らはシンガポールやジャワで捕虜となり、泰緬鉄道(タイ、ビルマ)やボルネオ、日本などに送られて過酷な労働を強いられました。飢えや病の果てに多くの人が死亡し、生きて祖国に帰ることができた人々も、心身に刻まれた深い傷に、戦後も長く苦しんできました。それでも90歳を超えて、日本に対する複雑な感情を抱きながらも訪日を決意したのは、その体験を多くの日本人に伝え、和解の可能性を探りたいとの願いからです。
11月12日(木) 、私たちは彼らとの市民交流会を開催します。元捕虜の方々が一体どんな体験をしたのか、その生の声に真摯に耳を傾け、対話し、今私たちが日本人として何をしなければならないのかを考える機会としたいと思います。どうぞ皆様、お誘い合わせの上多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。
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<日時>
2015年11月12日(木)
14時~16時半(13時半開場)
<会場>
参議院議員会館1階特別会議室(東京都千代田区永田町2-1-1)
※議員会館入り口で入館証をお渡しします。会場警備の都合上、時間厳守でお願いします。遅くとも2時半頃までにご入室下さい。
<交通>
●地下鉄有楽町・半蔵門・南北線「永田町」下車1番出口地上に上がってすぐ右、徒歩3分
●丸の内・千代田線「国会議事堂前」下車、1番出口徒歩5分
<資料代> 500円
<主催> 元捕虜・家族と交流する会
*お問い合わせは下記へ。ご参加の方は事前にご連絡いただけると助かります。
高田 mime388@nifty.com 笹本 kiki@ee.catv-yokohama.ne.jp
<協力> POW研究会 http://www.powresearch.jp/jp/about/index.html
<来日する元捕虜の方々の略歴>
1.ジャック・トーマス氏 (Mr. Jack Renton Thomas)
1920年11月4日生。泰緬鉄道を経て、山口県山陽小野田市の広島第9分所に移送、大浜炭鉱にて使役。
2.ジョン・ギルモア氏 (Mr. John Barry Gilmour)
1919年5月3日生。ジャワで捕虜となり、神戸の大阪第2分所に移送。神戸港や周辺の貨物駅、倉庫などで使役。
3.ケイス・ファウラー氏 (Mr. Keith John Fowler)
1920年11月19日生。1940年豪陸軍第6機関銃大隊に下士官として所属。泰緬鉄道と日本にて強制労働。
<来日中の主な日程(予定)>
11月 9日(月) 成田着 【東京泊】
10日(火) 外務大臣表敬(予定)、他 【東京泊】
11日(水) 横浜英連邦戦死者墓地訪問、他 【東京泊】
12日(木) 市民交流会、他 【東京泊】
13日(金) 地方旅行(神戸市、山陽小野田市) 【地方泊】
14日(土) 地方旅行→京都 【京都泊】
15日(日) 京都 【京都泊】
16日(月) 関空発
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