たんぽぽ舎から TMM:No2633
- 2015年 11月 10日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2633】
2015年11月9日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.とても良かった集会とデモ・脱被ばく実現ネット
放射能は今でもこわいよ!子どもを守ろう!
11/7(土)新宿駅を女性中心・250人のデモがアピール
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.落選運動の戦略【5】
上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕
★3.「海底で起きている巨大地滑り 津波も起こし海底電線切断の被害も」
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその127
島村英紀(地震学者)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆11/21報告会「2015年夏 子どもたちの保養・チェルノブイリと福島」
会場:パルシステム東京新宿本部7F大会議室
主催:チェルノブイリ子ども基金
◆11/29東京での子育て、安全ですか!?~原発事故後4年8か月
放射能汚染地域 福島・関東・東葛 の安全性は?~
ゲスト:石丸偉丈氏/こどもみらい測定所・全国測定所ネット世話人
★5.新聞より
◆原発避難者悩ます 住宅無償提供打ち切り方針
また転居なら…不安、ストレス わが子へ大きな負担
「避難は権利」母ら訴え「一人ひとりを考えた支援を」
(11月8日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
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※11/12(木)、12/10学習会にご参加を!
戦争とメディア・特別連続講座《戦争する国とメディア》
講 師:山口正紀さん(ジャーナリスト。「人権と報道連絡会」世話人)
★第1回:11月12日(木)19時より21時(開場18:30)参加費800円
侵略戦争に加担した報道~日清・日露からイラクまで~
★第2回:12月10日(木)19時より21時(開場18:30)参加費800円
安倍政治と報道~戦争法案・原発・TPP
※各会とも講座終了後、講師を囲んで茶菓をいただきながら「懇親会」
(茶菓代300円)を予定しております。
質問・意見大歓迎です。ぜひご参加ください。
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
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※11/16(月)学習会参加予約受付中…定員まであと6名です
憲法第1条と第9条の謎を戦後憲法および明治憲法の形成過程から解き明かす
『先行形態から見る 日本国憲法』
講 師:柄谷行人さん(評論家)
日 時:11月16日(月)19:00から21:00(開場18:30)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
共 催:長池講義・「スペースたんぽぽ」
※参加は《予約優先》です。
たんぽぽ舎枠の定員(40名)になり次第締め切りと
させていただきます。
電話かメールで、ご氏名と電話番号をご連絡下さい。
受付番号をお知らせ致します。定員まであと6名です。
参加費:800円
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┗■1.とても良かった集会とデモ・脱被ばく実現ネット
| 放射能は今でもこわいよ!子どもを守ろう!
| 11/7(土)新宿駅を女性中心・250人のデモがアピール
└──── 柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
1.11月7日(土)の新宿での集会とデモ(新宿駅1周)はとても良かった。
私も参加して発言しましたが、集会もよく、新宿駅1周のデモもとても注目をあび(好
意的注視)、さわやかでした。
女性中心のデモで、福島第一原発の放射能のこわさを訴え、子どもを守ろう-大人の
責任と訴えたのも納得でした。
詳細は次のブログを参照して下さい。 http://fukusima-sokai.blogspot.jp/
たんぽぽ舎と再稼働阻止全国ネットワークで、20人弱が参加しました。
主催は、脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)
2.シュプレヒコール
◯放射能は今でもこわいよ!
◯子どもを守ろう!
◯被ばくさせるな!
◯子どものために手をつなごう!
◯子どものためにたちあがろう!
◯国と福島県は責任果たせ!
◯子どもを守る責任果たせ!
◯安全キャンペーンやめろ!
◯避難の権利を保障しろ!
◯住宅支援を打ち切るな!
◯声をあげよう! 大人が守ろう!
◯子ども脱被ばく裁判絶対勝つぞ!
3.井戸謙一弁護士メッセージ(呼びかけ人・子ども脱被ばく裁判弁護団長)
放射能による健康被害という黒い影が、今、じわりじわりと
姿を見せ始めています
長期低線量被ばくの危険性の問題を正面から問うているのが、
子ども脱被ばく裁判
「放射能はいまでも怖いよ! 子どもを守ろう!11.7新宿デモ」にご参加の皆様 ご
参加、ありがとうございます。子ども脱被ばく裁判弁護団の井戸謙一です。
今日は、どうしても動かせない所用があるので、メッセージ参加とさせていただきま
した。
多くの人が心配していた放射能による健康被害という黒い影が、今、じわりじわりと
姿を見せ始めています。
小児甲状腺がん患者は福島県内ですでに137人が発見されていますが、北関東でも拡
がりを見せ始めました。
とりわけ、最近柏市が公表した、甲状腺エコーの被検者のうちの1割がB判定又はC
判定だったという結果は、衝撃を与えました。
しかし、政府・行政は、そのような影からあえて目をそらせ、福島忘れ去らせ事業、
被害押さえつけ事業、原発復活事業を暴力的に推し進めようとしています。
これに対し、福島県内外で被害者が立ち上がっています。
全国避難者の会も結成されました。新たな訴訟がいくつも起こっています。
その中でも、長期低線量被ばくの危険性の問題を正面から問うているのが、子ども脱
被ばく裁判です。
「避難の権利」「被ばくを避ける権利」が認められなければなりません。
「金より命」そんな当たり前のことが認められる社会を目指して、頑張りましょう。
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┗■2.落選運動の戦略【5】
└──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕
3.11の直後、東京でも水道水からヨウ素が出たと大騒ぎしている時に、公園で
ゲートボール大会に興じている人々がいた。これらも有権者である。
技能系の労働者や、多くのサラリーマンも、残念ながら「行為の意味を考えず、言わ
れたら言われたとおりにやれ」という教育を繰り返し受け条件反射になっている。
「人権」「民主主義」などという言葉を聞いただけで拒否反応を示すのが実態だ。
今のところ日本に徴兵制はないが、銃を持っているかどうかの違いだけで、すでに軍
隊と同じである。これに正論で訴えても効果が乏しい。
インターネットも過信してはいけない。たしかにネットは市民運動に貢献しているが、
それは「便利」というレベルに過ぎない。
ネットは実際には自民党のほうが組織的に活用している。その実態は『自民党とマス
メディア』(西田亮介)等で分析されている。
メルトダウン直後の海水注入に関するデマ拡散などもその一例だ。
もしネット上で市民の力が上回るようになれば自民党はネットの規制に乗り出すだろ
う。中国をみればわかるように技術的には十分可能だ。
今のところそうなっていないのはネットが自民党に有利だからである。
戦略としてはやはり地道に伝統的なマスメディアに情報の提供を続けることが重要だ
ろう。マスメディアでは言いたいことの半分も伝えてくれないとか取り上げ方が的はず
れといった不満はあるかもしれないが、それでもひとたび取り上げられた時の影響力が
違う。
また、前述のような無関心層にアピールするには「人権」「民主主義」などの正論より
も「カネの話」にすることが有効だ。
原発・安保・TPPなどがどれだけ市民にとって「カネ」として損になるかを根拠に
基づいて示すことが重要だと思う。
※落選運動の戦略【4】は、10月17日発信の【TMM:No2615】に掲載。
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┗■3.「海底で起きている巨大地滑り 津波も起こし海底電線切断の被害も」
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその127
└──── 島村英紀(地震学者)
人工衛星がこれほど発達した現在でも、海底電線は国際間の通信の主役である。世
界各国を結んで世界中の海に張り巡らされている。
この海底電線はほとんどの場合、ハダカで海底に這わせている。沿岸や浅い海では海
底に溝を掘ってその中に埋めてあるが、費用も手間もかかるので、ごく一部にとどまっ
ている。
それゆえ、海底電線は切断の被害に遭いやすい。一番多い切断の理由は漁業。底引き
網やトロール漁法による被害だ。
じつは、そのほかに海底で地震が起きたときに海底電線が切断されてしまうことが知
られている。
最初に地震被害が確認されたのは1929年だった。グランドバンクス地震。マグニチ
ュード(M)は7.2。それほど大きな地震ではなかった。
だが、この地震がカナダの大西洋岸のすぐ沖で起きたときに、カナダの大陸斜面にあ
った12本の海底電線が、上から順番に、次々に切れていったのである。28ヶ所も切断
された。
いちばん上の海底電線から一番下までは1100キロメートルも離れていた。東京から稚
内の距離よりも長い。13時間もかかって順番に海底電線が切れていったのだ。
切れた時刻が記録されていたから、海底電線を切っていったものが走り抜けた速さが
分かった。速度は最大で時速100キロメートルを超えていた。
その走り抜けていったものは「海底地滑り」。地震によって引き金を引かれた地滑り
が1100キロメートルを超える距離、水深は5000メートルを越える深さのところまで走
ったのである。
このときに海底で起きた地滑りは広さが2万平方キロメートル、体積は200立方キロ
メートルという途方もない量だった。2万平方キロメートルとは東京都の10倍にもな
る面積だ。
以前、2008年に起きた岩手・宮城内陸地震の地滑りについて書いた。国内では最大規
模だったそのときの地滑りは約1平方キロメートル。1929年に起きた海底地滑りは2万
倍も大きかったのだ。
このように、海底地滑りはとてつもなく大きなものが起きる。1929年の地震に限ら
ず、1980年に米国カリフォルニア州沖であったM7.0の地震のときなど、世界各地で起
きた。
海底面の斜度はそれほどではなくても、海底地滑りが起きて、しかも遠くまで流れる。
カリフォルニア州沖では海底の勾配が0.25度だった。米国東部のミシシッピ河デルタ
ではわずか100分の1度の勾配のところでも海底地滑りが起きたことが分かっている。
海底地滑りは海底面が水を含んでいるために陸上よりも発生しやすく、またいったん
滑ると規模が大きくなる。そしてM5やM6の地震で発生することもある。海底電線に
は敵が多いのである。
なお、海底地滑りは津波も起こす。世界各地で、地震が直接発生させるよりも大きな
津波が起きたことがある。
日本でも2009年に駿河湾で起きた地震(M6.5)のときは、地震断層が起こしたより倍
以上も高い津波が来た。これは海底地滑りが津波を起こしたものだった。
(島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より11月6日の記事)
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆11/21報告会「2015年夏 子どもたちの保養・チェルノブイリと福島」
詳細URL
http://homepage2.nifty.com/chernobyl_children/saishin.html#BD
日時:2015年11月21日(土)13:30より16:00(受付13:00)
会場:パルシステム東京新宿本部 7F大会議室
定員50名(要予約) 参加費500円
<報告>
チェルノブイリの子どもたちの保養
「腫瘍病、血液病などの病気の子どもたちのための保養プロジェクト」
福島の子どもたちの保養「沖縄・球美の里」
ベラルーシの学校の放射線教育
※2016年チェルノブイリ救援カレンダーほかの販売あり。
主催・申込・問合せ先:チェルノブイリ子ども基金
Tel/Fax: 03-6767-8808 E-mail: cherno1986@jcom.zaq.ne.jp
◆11/29東京での子育て、安全ですか!?
~原発事故後4年8か月放射能汚染地域
福島・関東・東葛 の安全性は?~
日時:11月29日(日) 9:00~12:30
<ゲスト>石丸偉丈氏/こどもみらい測定所・全国測定所ネット世話人
テーマ:放射能土壌汚染、食品は大丈夫?東京・千葉東葛地区を検証する
<被災地からの報告>
放射能からいのちを守る快医学健康相談から見えてきたこと
会場:文京シビックセンター B2アカデミー文京・学習室
主催:NPO法人快医学ネットワーク事務局
東京都文京区向丘1-7-8 URL:http://kainet.fem.jp/wkn2/
お問合せ・080-3391-4792(我妻)090-3802-1985
TEL&FAX 042-594-3226(岡島)
参加費:1000円
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┗■5.新聞より
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◆原発自主避難者悩ます 住宅無償提供打ち切り方針
また転居なら…不安、ストレス わが子へ大きな負担
「避難は権利」母ら訴え「一人ひとりを考えた支援を」
東京電力福島第一原発事故の避難指示区域外ながら、放射線から子どもを守るため
に自宅を離れた「自主避難者」たち。彼らに対する住宅の無償提供を2017年3月で打
ち切る方針が示されてから半年近くがたった。母親たちはあらためてわが子の身を案じ
ている。再び転居を強いられれば、子どもたちに大きな負担をかけてしまうからだ。懸
念するのは放射線の影響だけではない。 (後略)
(11月8日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
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