たんぽぽ舎から TMM:No2636
- 2015年 11月 12日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2636】
2015年11月12日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.来年4月 電力自由化「原発の電気は買わない」大キャンペーンを
広瀬隆(作家)
★2.スピーチ、機を逸し、チャンゴに踊る国会前でした。
10月30日第171回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア )
★3.「もんじゅ」「東電福島第一原発」「再稼働問題」「規制委員会」…
山崎久隆さんに最新情報と各々の問題点を聞き学習しましょう(11月21日)
スペースたんぽぽ
★4.伊方原発:これでは再稼働できません(雑誌記事紹介)
【年明けにも再稼働の伊方原発、中央構造線走り、地震で暴走のリスク】
藤原節男へのインタビュー記事、週刊朝日2015年11月13日号
藤原節男(原子力ドンキホーテ、原子力公益通報者)
★5.新聞より2つ
◆国直轄の除染袋、耐久性に欠ける 業者コスト優先 水害で中身流出
(11月12日東京新聞より抜粋)
◆ 事業レビュー 核燃運搬船「打ち切りも」 原発関連に厳しい評価
(11月12日東京新聞より抜粋)
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※北に中央構造線、南に南海トラフ、大地震が予想されるこの地域で、佐田岬半島の人
々のマトモな避難計画もないままの認可という暴挙! 伊方原発再稼働やめろ!
11/13(金)首相官邸前抗議-第172回
日 時:11月13日(金)18:30-20:00
主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
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※11/16(月)学習会-参加予約は定員に達したため、締め切ります!
当日は、会場が相当混雑すると予想されます。予約済みの方でもお早めにおいで下
さい。
憲法第1条と第9条の謎を戦後憲法および明治憲法の形成過程から解き明かす『先行形
態から見る 日本国憲法』
講 師:柄谷行人さん(評論家)
日 時:11月16日(月)19:00から21:00(開場18:30)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
共 催:長池講義・「スペースたんぽぽ」 参加費:800円
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┗■1.来年4月 電力自由化「原発の電気は買わない」大キャンペーンを
└──── 広瀬隆(作家)
【人民新聞 1565号 2015年11月5日号】掲載より
来年4月から電力自由化によって、私たち消費者が電力会社を選べるようになりま
す。これは脱原発への大きなチャンスです。電力消費量は圧倒的に企業が多いのです
が、電力会社の企業利益は、7割が一般家庭からとなっています(2012/05)。東京電
力に至っては、9割を占めているのです。理由は、家庭への電気代が高く設定されてい
るからです。
私たちは高い電力を買わされているのですから、安い新電力への切り替えは大きく進
むはずです。実際、東京新聞によると、「電力会社を変えたい」と答えた人が64%(3
月時点)です。さらに、愛媛県において69.3%の人が再稼働に反対している、というア
ンケート結果が示されています。つまり、再稼働に反対している愛媛県民が四電から新
電力に切り替えれば、四電の利益は37%激減することになります。だから四電は、原
発を再稼働して利益を確保しようとしているのです。
新電力事業者は、各電力会社の管内ごとにhttps://enechange.jp/ に記載されてい
ます。ただし、「イーレックス(株)」は、原発メーカーである東芝・日立が主要株主に
なっているので、要注意です。
「原発を動かそうとしている電力会社との契約を破棄して、原発を使わない新電力へ
移行しよう」という一大キャンペーンを展開すれば、大きな圧力になることは間違いあ
りません。
さらに、既存の電力会社から電気を買っている企業に対しても、「なぜ原発を再稼働
しようとしている四電から電気を買い続けるのか?」という働きかけを行うことも可能
です。
電力自由化は、原発を止める大きなチャンスです。これは、勝てる闘いです。
★電力会社の収益構造(表から抜粋)
販売電力量 電気事業利益
家庭:企業 家庭:企業
東京 38:62 91: 9
四国 41:59 54:46
※「電力自由化で原発と電力会社を葬る!!」第1回(5回シリーズ)
日 時:2015年11月28日(土)18時より20時
お 話:広瀬 隆(作家)
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┗■2.スピーチ、機を逸し、チャンゴに踊る国会前でした。
| 10月30日第171回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告
└──── にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア )
毎週のご挨拶、関電前の行動も定着してきました。今回人数は、7人と少なかったけ
ど。最近、これは、人数では無いなぁとつくづく思います。人数少なければ、それだけ
、個々の本気度が伝わるし、多人数で、1回より、少人数でも毎週毎週の方が、向こう
さんも忘れる事が出来ないもんね。というわけで、短いながら関電前を終え、官邸前へ。
と思ったら、テント脇で事件勃発!Kさんに渡す分のビラと東電前のポスターが行方
不明。皆んなに確認するも誰も知らず、結局たんぽぽの事務所に置いてきてしまった事
が判明。Yさんが取りに帰ってくれる事に。先週は幟が足りなかったし、荷物は出る時
に良く確認しないとね、と反省、反省。
さて、今日も官邸前、国会前とスピーチのハシゴしようと思ってたのですが、なんか
気後れしてしまってウロウロするばかり。どうしようかと歩いていたら、チャンゴのグ
ループ側にきてました。「こんばんはー」と入って行くと、小さいタンバリンみたいな
太鼓を貸してくれた。チャンゴ(太鼓)と鐘(正式名称忘れてしまいましたm(__)m)の賑
やかな輪の中で、自己流でたたきながら、ぐるぐる回ったり飛び跳ねたり、ジャンガ
ジャンガ、ぐるぐる、ジャンガジャンガ、ぐるぐる、だんだん息が上がってきた。そ
ろそろ限界、というところで、じゃぁんじゃん、じゃぁんじゃんで一息、はぁ気持ち良
かった。と遊んでいる内に、19時50分!。しまった、ビラ配りに行かなくてはという
ことで、スピーチ出来ないまま時間切れ。でも、実は、出来なかったんじゃなくて、し
たくなかったんだな。
私の場合、スピーチは結構ハードル高くて、「許せん!」だったり、「なんでこんな事
が‥」だったり、「これは知ってもらいたい」なんて思いが、バァーって湧き上がった
時じゃないと出来ないんだよね。
今回は考えすぎて、機会逃しました。次回は、気分盛り上がるといいなぁ。
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┗■3.「もんじゅ」「東電福島第一原発」「再稼働問題」「規制委員会」…
| 山崎久隆さんに最新情報と各々の問題点を聞き学習しましょう
└──── スペースたんぽぽ
毎月1回 山崎久隆さん(たんぽぽ舎)を講師に迎えて「学習会」を開催していま
す。毎回その知識の豊富さと情報の速さに圧倒されます。
毎回提供される資料はパンフ並み、映像を駆使した説明も明快。ファンも多い講座で
すが、情報量が多すぎて、むつかしいと言う方もちらほら。
今回は、近頃話題なり出した高速炉「もんじゅ」の話も!
是非ご参加下さい。
日 時:11月21日(土)18:30から21:00
会 場:スペースたんぽぽ
参加費:800円
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┗■4.伊方原発:これでは再稼働できません(雑誌記事紹介)
| 【年明けにも再稼働の伊方原発、中央構造線走り、地震で暴走のリスク】
| 藤原節男へのインタビュー記事、週刊朝日2015年11月13日号
└──── 藤原節男(原子力ドンキホーテ、原子力公益通報者)
週刊朝日2015年11月13日号27ページ目、ワイド特集秋風のいじわる、記者:桐島瞬⇒
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=17508
みなさん、週刊朝日2015年11月13日号最新版の購読をお願いします。拡散が、大
事な意思表明です。デモ参加、賛同署名と同じです。
(記事引用はじめ)
四国電力伊方原発3号機の再稼働に中村時広愛媛県知事がついに同意し、川内原発に
続く再稼働は年明け以降になる見込みだ。新規制基準に合格した原発は「安全のお墨付
きをもらった」というのが政府の立場。しかし、本誌6月19日号でも指摘したように、
伊方原発のわずか4㎞ほど北には日本最大の断層である中央構造線が走り、地震学者は
「動かしてはいけない原発のひとつ」に挙げる。
しかも、ひとたび大地震が起きれば、原発が暴走する恐れがあるとの指摘が専門家か
ら出ている。原子炉を緊急停止するためには、制御棒を炉心に差し込んで原子炉の核反
応を止めることが必要。伊方原発など三菱重工製の加圧水型原子炉では、上から制御棒
が自重で落ちる自由落下方式を採用しているが、この方式では、大きな揺れが来ると、
きちんと炉心内に入らない危険性が生じるという。
三菱重工で原発の設計技術者として働き、その後、泊原発の検査データ改ざんを告発
した「原子力ドンキホーテ」の著者、藤原節男氏(66)が言う。「大地震の際、墓の石柱
が土台から突き上げられた勢いで飛ばされるのをイメージしてもらえればいい。つまり
、直下型大地震が来ると、制御棒側と燃料集合体のある原子炉容器側に振動位相差が生
じてしまうため、制御棒が収まらなくなるのです。たとえ直下型でなくても、大きな揺
れで制御棒の案内管などに変形が生じる可能性だってある。いろんなリスクがあるのに
、伊方3号機はこうしたことを考慮していません」
藤原氏によれば2008年の岩手・宮城内陸地震の最大加速度は4022ガル。それなのに
四国電力は基準地震動(伊方原発は650ガル)を大幅に上回るような実証試験をきちん
と実施していないという。これこそが大きな問題で、制御棒の挿入が失敗すると原子炉
の冷却ができなくなりメルトダウンするのは福島原発の事故で経験済みだ。だが、四国
電力は取材に対し、国の基準に沿っているから危険性はないと主張する。「新規制基準
では650ガルで制御棒が挿入できればよい決まりで、すでにこれは確認済みです。過去
の加振試験で1560ガルまで正常に挿入できることも確かめています」(広報部)
中央構造線がずれたら、数千ガル規模のとてつもない大地震が来ると言われ、伊方原
発が大きなダメージを受けるにまちがいない。しかし、国や電力会社にその想定はない。
万一の事故が起きた時には、福島原発事故で言い訳に使われた「想定外」が、また繰り
返されるのだろうか。
(記事引用おわり)
◆藤原節男の追加コメント:
原子力発電所の原子炉設計は、核反応を良くするための設計、中性子経済を良くする
ための設計を第一に考えている。耐震設計は二の次、三の次の設計条件である。このた
め、原子炉は、設計基準地震動ギリギリで耐えられる設計となっている。
伊方3号機の場合は、原子炉内に全長4m、全重量約700㎏の燃料集合体が157体、
約700㎏×157体=109900㎏、合計約110tonもの燃料が装荷されている。この耐震設計
としては、上部炉心板と下部炉心板で燃料集合体を挟むだけであり、全長4mの中間にあ
るのは、燃料棒を束ねる支持格子(グリッド)だけ。大地震の時には、この合計約110ton
の燃料が上下左右に揺れる。
四国電力は、限界試験として1560ガル(約1.5G)まで正常に制御棒が挿入できること
を確かめたと言っている。しかし、言い換えれば1560ガル(約1.5G)以上の大地震では
燃料集合体、制御棒案内管などが変形して、正常に制御棒が挿入できないと言っている
にすぎない。また、確かめたと言っている1560ガル(約1.5G)は水平震動であり、上下
震動が加わると、1560ガル(約1.5G)以下でも、正常に制御棒が挿入できる保証はない。
伊方裁判で提出した藤原意見書3通(地震時の制御棒挿入時間遅れなど:甲108号証
、甲228号証、甲265号証)と関連資料(被告の反論、四国電力側準備書面7および準備
書面9)を、伊方弁護団の事務局、弁護士中川創太さんがドロップボックス
(https://goo.gl/iUX35x)にまとめてくれました。ぜひ、ごらんください。
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┗■5.新聞より2つ
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◆国直轄の除染袋、耐久性に欠ける 業者コスト優先 水害で中身流出
東京電力福島第1原発事故に伴う国直轄の除染作業で使われている廃棄物袋が、市町
村除染で使われている袋に比べて防水性や耐久性に乏しく、9月の関東・東北豪雨で除
染袋が福島県内の川に流出した際、破損して中身が流れ出る原因になった可能性がある
ことが、環境省などへの取材で分かった。
水害の影響で福島県内各地の除染袋の仮置き場が浸水したが、中身が流出したのは国
直轄除染の袋が置かれていた飯舘村と南相馬市だけだった。業者がコストを優先して安
価な袋を発注したことが背景にあるとみられる。
環境省や自治体関係者によると、市町村除染の地域は、防水性や防臭性のある高価な
袋(1枚約1万2千円)を使用するケースが多い。国直轄で使われている袋は半額程度
で性能が劣るという。(後略)
(11月12日東京新聞より抜粋)
◆ 事業レビュー 核燃運搬船「打ち切りも」 原発関連に厳しい評価
国の予算の無駄を洗い出す「行政事業レビュー」の一環で、有識者が公開で点検する
「秋のレビュー」が11日に始まった。輸送実績が6年間ないのに、多額の維持費を払っ
ている使用済み核燃料運搬船「開栄丸」について、「契約打ち切りや見直しを含め、最も
合理的な方法に改めて早急に実施すべきだ」と求めるなど、原発関連事業で厳しい結論
が相次いだ。
レビューを初めて担当した河野太郎行革担当相は記者団に「原子力に関する予算は非
常に甘かった。聖域化していた」と述べ、引き続き厳しく検証していく考えを示した。
(中略)
原発関連事業では、「リサイクル機器試験施設(RETF)」(茨城県東海村)も検証し
た。RETFは、高速増殖原型炉もんじゅ(敦賀市)の使用済み核燃料の再処理研究施
設として着工したものの、もんじゅのナトリウム漏れ事故を受け00年に工事を中断。
完成していないのに年約2700万円の維持費がかかっている。
この日の結論では、施設を別用途に改造するとして計上した約二億円の経費を取り下
げた文科省の方針を支持した上で、一層のコスト意識を求めた。 (後略)
(11月12日東京新聞より抜粋)
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