11・19 阿佐ヶ谷市民講座「戦争経済化へ突き進む安倍政権」 講師:鎌倉孝夫さん(経済学者)
- 2015年 11月 13日
- 催し物案内
- 阿佐ヶ谷市民講座事務局
日 時 : 11月19日(木)6時30分開演
会 場 : 劇団展望(東京都杉並区阿佐ヶ谷3-3-32)
参加費 : 1000円(学生500円)
主催者連絡先 : 電話090-8080-6860
ブログ http:ameblo.jp//asagaya-kouza
2015年9月安保国会で戦争法案を強行採決した安倍政権は、その一方で武器輸出三原則の撤廃(14年4月)、防衛装備庁設置(今年9月)、防衛省と大学研究機関との軍事技術研究協力と、日本の軍産(学)複合体の本格的確立に向けて動きだしています。日本の軍事費増大を要求しているのは何よりもアメリカ政府です。積極的平和主義などと言っている安倍政権は、米軍産複合体にとって米製兵器を売り込む絶好のお得意様となっていますが、一方、日本の軍需産業もこの機に乗じ、民需部門の軍需化、兵器・原発を含むインフラシステムの輸出拡大を図り、独自の経済圏を拡大を目指そうとしています。
戦後のアメリカで軍産複合体制化が始まろうとしていたとき、当時のアイゼンハワー大統領は、これがアメリカにとって抑制できないものに成長して行くのではないかとの危惧を表明しましたが、それは現実のものとなって現在も進行中です。安倍政権のもとで進行しようとしている日本型軍産(学)複合体制も、放置すれば取り返しのつかない事態を引き起こすこととなるでしょう。
マルクス経済学の立場から戦後日本の経済・政治のあり方に根底的批判を続けて来られた鎌倉孝夫さんに、現在進行中の軍産(学)複合体の動向の分析を通して、安倍政権の暴力性と他方での脆弱性を論じて頂きます。
<講師プロフィール>
鎌倉孝夫(かまくらたかお) 1934年生まれ。
埼玉大学・東日本国際大学名誉教授(資本論研究)
主な著書に「資本論体系の方法」(1970年日本評論社)、「資本主義の経済理論」(1996年有斐閣)、「株価至上主義経済」(2005年御茶ノ水書房)、「『資本論』を超える資本論」(2014年社会評論社)、「帝国主義支配を平和だという倒錯」(2015年社会評論社)など。
<講師から一言>今回の講演に関して、「帝国主義支配を平和だという倒錯」第Ⅱ部をお読みいただければ、理解の度を深めることになると思います。
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