南京虐殺記念館参観(2015年12月20日) [イベント]
- 2016年 1月 6日
- 評論・紹介・意見
- 「南京日本人会事務局」
12月20日(日)、第27回南京探訪と第3回南京近現代史めぐりをかね、南京大虐殺記念館を訪問しました。「戦後70周年」、「ユネスコ世界記憶遺産登録」と記念すべきことが重なった2015年の締めくくりとして、今月14日に新館が一般公開されたばかりの南京大虐殺記念館を訪れることは参加者にとって「戦争」、「歴史」、「日中関係」、「平和」などについて深く考えるきっかけとなったのではないかと思います。
当初は当日どのくらいの人数になるか若干不安ではあったのですが、南京、蘇州、そして上海から21名の参加者が集まり「南京大虐殺」についての関心の高さを感じました。
また今回の探訪は、記念館専属の日本語通訳の方の案内を聞きながら館を回れるという個人的に来館したときにはなかなかできない貴重な機会でもありました。記念館スタッフの落ち着きのあるしっかりとした日本語、客観的な解説は印象的なものでした。
当日は日曜日で多くの方が見学に訪れていましたが、若干天気が崩れていたためかゆっくり見学できたと思います。
今月公開された新館は面積も大きく従来の館に比べると雰囲気の違う造りになっていました。当時の軍服やカメラ、地図など実物の展示が多く、東京裁判をモチーフにした展示や映像資料館もありました。また広く「戦争」について展示しているので「南京大虐殺」以外のものについても多くの資料を見ることができました。
館内は写真撮影禁止でしたので今回は写真はあまり撮れていません。関心のある方はぜひ一度足をお運びください。(Y.O)
初出:「南京日本人会事務局」2015.12.20より許可を得て転載
http://nanjing-ribenren.blog.so-net.ne.jp/
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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