お知らせ 『季論21』フォーラム~電波はだれのものか~
- 2016年 4月 11日
- 時代をみる
- 醍醐聡
2016年4月11日
雑誌『季論21』編集委員会の主催で次のようなフォーラムが開かれることになった。
『季論21』フォーラム
電波はだれのものか
~「停波」発言と報道・メディア、言論・表現の自由を考える~
2016年5月26日(木) 午後2時15分~
東京・文京シビックセンター スカイホール(26F)
(地下鉄・丸ノ内線「後楽園」駅 すぐ)
パネリスト
青木 理さん(ジャーナリスト)
新垣 毅さん(「琉球新報」東京支社長)
永田浩三さん(メディア社会学、元NHKプロデューサー)
醍醐 聰(「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」
共同代表)
どなたでも参加できます。資料代・500円
チラシ http://sdaigo.cocolog-nifty.com/20160526_kiron_forum.pdf
私もパネリストの1人として、目下の重要テーマについてメディアに造詣の深い方々と討論する機会を得たので、高市総務大臣の停波発言を単に「言論への介入」と批判するだけでなく、停波発言のどこが、なぜ、どう、問題なのかを考えるためにも、
①TBSの安保報道の「偏向」を執拗に批判する「放送法遵守を求め
る視聴者の会」が採用した報道番組検証の方法――意見が分かれ
るテーマについて賛否の取り上げ方の時間的バランスを問題にす
る時間的公平の角度から政治的公平を論じる方法ーーに内在する
問題点、時間的公平と多角的論点の提供はどのような関係にある
のか、しばしば言われる報道の「中立性」とは何なのか、どう評
価すべきなのか、
②放送法4条の枠組みの遵守以前に、自主自立の報道の要というべ
き自律的な「調査報道」の役割、それが劣化している現状、
③組織としてのジャーナリズムの使命と、そこにおける1人1人の
放送人の個人としての責務はどのような位置関係にあるのか、
についても論点を提出し、議論をかわしたいと考えている。
(チラシ右上隅をクリックするとポップアップします)
初出:醍醐聡のブログから許可を得て転載
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye3386:160411〕
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