たんぽぽ舎から TMM:No2759
- 2016年 4月 16日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2759】
2016年4月16日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.熊本地震・大分地震 自然エネルギーのすさまじさ
震度7(M6.5)に続き本震(M7.3)が発生さらに大分地震(M5.3)
原発をやめよ-自然からの最後の警告ととらえたい
原発(川内や伊方)にふれないNHK報道は英BBCと大違い
柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.川内原発は直ちに停止すべき
原子力規制委員会と九州電力川内原発に停止を申し入れよう
永野 勇 (原発さよなら千葉)
★3.原発は今すぐ止めるべきです
福岡高裁宮崎支部の「川内原発運転差止仮処分の却下」は
完全に間違った決定であることを自然が立証している
山崎久隆 (たんぽぽ舎)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆5/14福島を忘れない・浪江町消防団物語「無念」上映会
会場:中目黒スクエア2階
主催:さよなら原発@めぐろ(代表:山崎朋子)
★5.新聞より
◆熊本震度7 死者9人860人負傷
専門家「南海トラフ、首都直下地震を刺激」
余震100回超「怖くて家に戻れない」
巨大活断層「中央構造線による巨大地震」
[4月16日(15日発行)夕刊フジB版1.3面より抜粋]
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・脱原発川柳【原発に地震警告してやまず】 乱 鬼龍 (転載自由)
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※4/20伊方原発動かすな!第7回「四国電力東京支社抗議行動」にご参加を!
日時:4月20日(水)18時30分より19時30分
場所:東京銀行協会ビル前(都営三田線大手町駅D4出口すぐ)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
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※4/20学習会にご参加を!
「原発棄民-この国の政府は原発避難者を消滅させようとしている」
お 話:日野行介さん(毎日新聞特別報道グループ)&吉田千亞さん(ママレボ)
日 時:4月20日(水)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.熊本地震・大分地震 自然エネルギーのすさまじさ
| 震度7(M6.5)に続き本震(M7.3)が発生さらに大分地震(M5.3)
| 原発をやめよ-自然からの最後の警告ととらえたい
| 原発(川内や伊方)にふれないNHK報道は英BBCと大違い
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
◯ 熊本県、大分県で地震が拡大している。14日(木)21:26発生の熊本地震(M6.5、5年前発生の東日本大震災以来の震度7)が実は前震で、16日(土)01:25発生の地震が本震(M7.3、震度6強)にビックリ。16日(土)大分県中部の地震(M5.3、震度5弱)もつづいた。自然エネルギーのすさまじさを痛切にかんじる。
◯ たんぽぽ舎でたびたび地震の講演をいただいている島村英紀氏(武蔵野学院大特任教授)の言葉はさらに注目される。中央構造線による巨大地震だ。伊方原発が心配だと。要旨は下記「■5.新聞より・夕刊フジ」を参照して下さい。
◯ 熊本地震・大分地震は「原発をやめよ」という自然からの最後の警告かもしれない。
NHKは、原発(川内や伊方)に全くふれない報道だ。原子力規制委員会もおかしい。
英国BBC放送は、九州で地震発生の報道のすぐあとに「原発は大丈夫か?」と報道している。これが当たり前の報道だ。
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┗■2.川内原発は直ちに停止すべきである
| 原子力規制委員会と九州電力川内原発に停止を申し入れよう
└──── 永野 勇 (原発さよなら千葉)
今朝のNHKテレビ報道によると、熊本で震度6強の地震が相次ぐとの事 。
今回の地震による被災者とその救助活動を守るために、九州電力川内原発は直ちに停止すべきである。
原子力規制委員会と九州電力川内原発に停止を申し入れましょう
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┗■3.原発は今すぐ止めるべきです
| 福岡高裁宮崎支部の「川内原発運転差止仮処分の却下」は
| 完全に間違った決定であることを自然が立証している
└──── 山崎久隆 (たんぽぽ舎)
◎ 熊本県北西部の地震データの一部です。防災科学技術研究所の高感度地震観測網のデータですが、一部の数値(マグニチュードと震源深さ)は気象庁発表データに変えています。
九州のこの地域は、関東などと異なり引張応力下の正断層型地震が多いと思われます。
今回の地震は、おそらく日奈久断層と布田川断層の中で起きた地震と思われます。
西原村HPより、布田川断層の位置は次の通り
布田川断層【断層全長23.5km(北甘木断層含む)】
(南阿蘇村立野~西原村大切畑~布田~益城町杉堂~嘉島町北甘木)
ちょうど「益城町杉堂~嘉島町北甘木」にかけて震度7を観測したものと考えられます。活動度はB級とされています。熊本県の調査結果では「次の活動が差し迫っているかどうか判断できない。」とされています。
最大加速度リスト
地震発生時刻 2016/04/14-21:26:00.00
震央北緯 32.7°
震央東経 130.8°
震源深さ 11.0km
マグニチュード M6.5
観測点名 緯度 経度 最大加速度(ガル) 三成分合成値 計測震度
北緯 東経 南-北 東-西 上-下 (ガル)
益城 32.797 130.820 760 925 1399 1580 6.4
矢部 32.686 130.986 569 547 94 669 5.3
熊本 32.793 130.777 574 381 326 604 5.9
砥用 32.617 130.865 381 477 87 491 5.2
豊野 32.635 130.752 328 219 228 357 5.4
宇土 32.688 130.658 263 304 199 339 5.5
大津 32.876 130.877 196 207 130 236 4.8
高森 32.827 131.123 150 206 110 215 4.5
◎ 地震の揺れを記録した強震計のデータを見て、みな驚くと思いますが、震源に最も近いと思われる益城町のデータは、上下動が重力加速度(980ガル)を大きく超えています。これがマグニチュード6.5の地震で起きたのかと思います。
川内原発の「震源を特定せず策定する地震動」では、震源距離10km圏内でマグニチュード6.8を想定していますが、最大加速度は620ガルでしかありません。
【基準地震動「震源を特定せず策定する地震動」として、2004年北海道留萌支庁南部地震におけるK-NET港町観測点の解放基盤波に余裕を持たせた地震動(最大加速度620ガル)】
◎ 熊本県北西部の地震では、益城町の三成分合成で1580ガル、上下動1399ガルというとてつもない地震動に見舞われています。マグニチュード7や8になったらどうなるか。想像するだけでも恐ろしいことです。
◎ 川内原発の想定では、クリフエッジ(この数字を超えると原発が破壊されるという限界点)は1004から1020ガルですから、この地震が川内原発の直下で起きていたらクリフエッジを大きく超えていたことになります。
そんな原発がまだ今も動き続けていることは許しがたい暴挙です。
川内原発の基準地震動に大きな問題があること、他の原発も含め、現在の知見は全く意味のないことです。
◎ 4月6日の福岡高裁宮崎支部の「川内原発運転差止仮処分の却下」は、完全に間違った決定であることを自然が立証しています。
原発は今すぐ止めるべきです。
全くの自殺行為だということに気づいてください。
最新の報道では、九州新幹線が脱線している模様。幸い回送電車だったようです。
※事故情報編集部より
上記の山崎久隆氏の文章は4月15日01:07にたんぽぽ舎で受信したものです。
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆5/14福島を忘れない・浪江町消防団物語「無念」上映会
日 時:5月14日(土)開場13時30分 開始14時(約50分)
「無念」上映、その後-討論「私たちになにができるか?」
会 場:中目黒スクエア2階第1会議室
主 催:さよなら原発@めぐろ(代表:山崎朋子)
連絡先:03-3715-9603宮本、03-3711-3461大賀
参加費:500円
福島県浪江町消防団は、津波被害を受けた浪江町請戸地区で懸命の捜索活動を始めたが、東京電力福島第一原発事故で断念を余儀なくされた。
「助かった命もあったべー」-東日本大震災から丸5年が経過してもなお消えない、浪江町消防団の後悔や苦悩を描いたアニメ映画「浪江町消防団物語『無念』」「復興の陰に隠れてしまいそうな、原発事故で起きた事実を全国の人に知ってほしい」と呼び掛ける。
今も助けられなかった命に詫び続ける「無念」を想像し、原発再稼働ありきの国策を前に、今の私たちに何ができるか検討したい。
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┗■5.新聞より
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◆熊本震度7 死者9人860人負傷
専門家「南海トラフ、首都直下地震を刺激」
余震100回超「怖くて家に戻れない」
巨大活断層「中央構造線による巨大地震」
前触れなく、突然大地が激しくうねった。14日夜、熊本県を襲った巨大地震。多くの家屋が崩れ、住宅街は停電による暗闇に覆われた。15日午前現在、死者9人、けが人は860人にのぼる。東日本大震災以来となる震度7。強い余震はその後も続発し、避難者らは「怖くて家に戻れない」と途方に暮れた。専門家は「この揺れは日本を縦断する巨大活断層『中央構造線』の一部で起きた。南海トラフ、首都直下地震も刺激しかねない」と警鐘を鳴らす。 (中略)
本紙で「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」を連載する武蔵野学院大の島村英紀特任教授がこう解説する。
「原因となった活断層(日奈久断層)は『中央構造線』と呼ばれるもので、東は長野県から愛知県、紀伊半島、四国の北部を通り、西の端は今回被害が発生した九州まで1000キロ以上伸びている。中央構造線はいずれ地震を引き起こすと考えられていたが、歴史上記録が残っていなかった。つまり、今回の地震は日本人が初めて体験する中央構造線による巨大地震といえる」
気になるのは今回の地震による他の地震への波及で、島村氏は「中央構造線が通るほかの地域でも同じような直下型地震が起きる恐れがある。特に四国の愛媛県には中央構造線から約30キロの近距離に伊方原発があり、福島第一原発のような事故が起きないか懸念される。また、この中央構造線は心配される南海トラフ地震のプレートと並行しており、今回の揺れが何らかの影響を与える恐れもないわけではない」と説明する。
今回の地震の規模はM6・5だが、島村氏によれば、中央構造線によって引き起こされる規模は最大でM7・0クラスに及ぶ。
「実は解明されていないだけで中央構造線は首都圏にも走っている可能性がある。約3000万人が暮らす首都圏でも、今回と同じかそれ以上の直下型地震が起きる恐れも考えられる。人口が多い大阪なども同様だ」(島村氏) (後略)
[4月16日(15日発行)夕刊フジB版1.3面より抜粋]
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