「オリンピック惨歌」ーまたは「五輪怨み節」
- 2016年 5月 9日
- 時代をみる
- 澤藤統一郎
オリンピックはヤなもんだ
コントロールとブロックの
ダマシがケチのつきはじめ
オリンピックはヤなもんだ
所詮は奴らのメシのタネ
踊らされるはマッピラだ
オリンピックはヤなもんだ
ローマの時代のサーカスが
政権支えによみがえり
オリンピックはヤなもんだ
東京一極盛り上げて
東北・熊本切り捨てる
オリンピックはヤなもんだ
日の丸君が代煽り立て
愛国心を押しつける
オリンピックはヤなもんだ
国威発揚晴れ舞台
主役はナチスか安倍シンゾー
オリンピックはヤなもんだ
渋滞混雑騒音の
東京みんなで疎開しよ
オリンピックはヤなもんだ
猛暑のさなかの我慢会
出場選手は熱中症
オリンピックはヤなもんだ
当初予算がいつの間に
三段跳びやらハイジャンプ
オリンピックはヤなもんだ
ヘイトスピーチ野放しで
オモテナシなど言われても
オリンピックはヤなもんだ
一億一心火の玉と
戦時思わす気味悪さ
オリンピックはヤなもんだ
平和を嫌う政権が
作り笑いのオモテナシ
オリンピックはヤなもんだ
じゃぶじゃぶカネを注ぎ込んで
付けは庶民のオモチダシ
オリンピックはヤなもんだ
宴のあとの荒涼に
責任もつ人影もなし
(2016年5月8日)
初出:「澤藤統一郎の憲法日記」2016.05.08より許可を得て転載
http://article9.jp/wordpress/?p=6856
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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