たんぽぽ舎から TMM:No2801
- 2016年 6月 8日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2801】
2016年6月8日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.事故当時5歳児1名が「悪性ないし悪性疑い」と診断された
6/6福島県民健康調査検討委員会で甲状腺検査結果
渡辺秀之 (たんぽぽ舎ボランティア)
★2.原子力産業と軍需産業とは一体不可分
原発NO!戦争NO!の人たち必見!
講演記録小冊子「原子力産業と軍需産業」を読んで
講師:山崎久隆さん 渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)
★3.新規制基準で安全は確保できない (中)-3回の連載
「適合」できるように作られた新規制基準
木原壯林(若狭の原発を考える会)
★4.新聞より
◆大地震の夢で跳び起きる
(6月4日東京新聞26面「福島作業員日誌・下請け社長」より)
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・脱原発川柳【梅雨しとど 安全神話 カビだらけ】 乱 鬼龍 (転載自由)
【放射能 ロボットまでも 即死させ】 へらずぐち亭 誤字脱字
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※▲6/20(月)菅直人元首相の講演会決定!!▲受け付け中
菅 直人首相(2011年当時)は、浜岡原発(静岡県)を止めた!
安倍晋三首相(現)は、いつ川内原発(鹿児島県)を止めるの?
講 師:菅 直人衆議院議員
日 時:6月20日(月)18:30開場 19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
申し込み:予約して下さい。定員に達し次第締め切ります。
定員に達したらメールマガジンでご案内致します。
ご予約は電子メールか電話(03-3238-9035、月曜~土曜13時以降)で
ご氏名、電話番号をお知らせ下さい。予約受付番号をお伝えします。
当日、受付で予約受付番号をお伝え下さい。
●電子メールの受付は定員にかかわらず6月17日(金)20時で締め切りと
させていただきます。
問い合わせ:たんぽぽ舎(TEL 03-3238-9035)
キャンセルは、極力ご遠慮下さい。
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※6/11(土)2つの抗議行動にご参加を!
★伊方原発再稼働やめろ!第9回四国電力東京支社抗議[全国共同行動第2回]
日時:6月11日(土)16:30より17:30
場所: 大手町東京銀行協会ビル前
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549
★川内原発今すぐとめろ!九電東京支社抗議[全国共同行動第2回]
日時:6月11日(土)18:00より19:00
場所:有楽町電気ビル前(JR有楽町駅日比谷出口すぐ)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549
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※6/23(木)映画「NO」の上映会にご参加を!(無料上映)
日時:6月23日(木)18:00開場 18時30分から20時30分まで
会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
映画「NO」とは:
1988年の軍事独裁政権、南米チリでの出来事。
新進気鋭の広告マンが国民の気持ちをつかんでPRする。
これがピノチェト独裁政権を敗北へと導く。
問い合わせ:たんぽぽ舎 (TEL 03-3238-9035)
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【たんぽぽ舎ホームページ・トピックス】
☆新着情報
◎参加者は4万人 たんぽぽ舎ビラ配布13,000枚
6.5全国総がかり行動の報告・写真など
◎福島原発事故 当時5歳が甲状腺がんの疑い
◎汚染水漏洩事件に関する上申書を提出 福島原発告訴団
新HP http://www.tanpoposya.com/ をご参照下さい。
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※訂正1つあります。
6/6発信の【TMM:No2799】★4.新聞より
正:(6月4日東京新聞27面「金曜日の声-国会前」より)
誤:(6月6日東京新聞27面「金曜日の声-国会前」より)
おわびして訂正させていただきます。
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┗■1.事故当時5歳児1名が「悪性ないし悪性疑い」と診断された
| 6/6福島県民健康調査検討委員会で甲状腺検査結果
└──── 渡辺秀之 (たんぽぽ舎ボランティア)
6月6日の第23回福島県「県民健康調査」検討委員会で3月31日現在の
甲状腺検査結果が出た。
1巡目検査:悪性ないし悪性疑い 116名 (うち良性1名)
2巡目検査: 57名 (前回より6名増)
計173名
1) 前回より、6名増。
2) 2巡目検査で、事故当時年齢5歳の男児1名が「悪性ないし悪性疑い」と
診断された。
これまで検討委員会が「放射線の影響とは考えにくい」としていた根拠の中で、
まともなのは、「チェルノブイリ事故と違って事故時年齢5歳以下に甲状腺がん
が見られない」だけです。
しかし、その「根拠」すら、崩れた。
詳しくは下記をご覧下さい。
◎福島原発事故 当時5歳が甲状腺がんの疑い
たんぽぽ舎新HP http://www.tanpoposya.com/
◎脱被ばく実現ネット 活動ブログ
子ども脱被ばく裁判 第23回福島県「県民健康調査」検討委員会
子ども甲状腺がん及び疑い172人に 新たに事故当時5歳児も
http://fukusima-sokai2.blogspot.jp/2016/06/blog-post.html
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┗■2.原子力産業と軍需産業とは一体不可分
| 原発NO!戦争NO!の人たち必見!
| 講演記録小冊子「原子力産業と軍需産業」を読んで
| 講師:山崎久隆さん
└──── 渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)
山崎久隆さんの学習会に参加すると、いつも思う。
この人の「脳みそ」を覗いてみたいなあと。
その知識の深さ、広さ、普通の人ではない!
その山崎さんの講演記録(2015年12月19日に開催された学習会)小冊子です。
◯これで分かった、私の「何でだろう?」
=日米軍事・原子力同盟=名ばかり同盟、実質は米国の幇間(たいこもち)
・なぜアメリカは日本に原発稼働を強制するのか?
・なぜ東芝はウエスチングハウス社を買収し(粉飾決算をしてまで)、三菱重工業、
日立はそれぞれアレバ社、GE社に出資しているのか?
(東芝は昨年12月、16000人の人員削減による大リストラをすると発表。馘首された人たちは、今どうしているだろう?)
・日印核開発問題=なぜアメリカは日本に核拡散防止条約に入っていないインドと「原子力協定」を結ぶように圧力をかけてくるのか?
◯「国粋主義的政策」と命名された日本の防衛費
先進国では防衛費削減傾向にあるのだが、真逆の安倍政権は3年連続で防衛費を拡大。ついに2016年度には5兆円を突破。
これをSIPRI(ストックホルム国際平和研究所)は「国粋主義的政策」と命名。
・この防衛予算(我々の税金)はいずこへ?
高額な米兵器の爆買い→オスプレイなどの値段(P31)
防衛省から軍需大企業への受注額→トップ20リストの表(P7)
(もちろん、原発御三家も「堂々と」ランク入り)
◯死の商人国家・日本
安倍政権の「防衛装備移転三原則」により、海外に武器を輸出。
→これでは、日本はアメリカに並ぶくらい、世界から嫌われる国になるだろう!
これでは、テロの標的にもなるだろう!
◯日本社会の実態
・福島の人たちを強制的に帰還させる
・「保育園落ちた、日本死ね!」
・非正規労働者の人たち→明日へ希望を抱くことができない
・子どもの貧困→部活に行けない、修学旅行に行けない、進学も諦める
満足に食事もできない
・日本の自死者→年間約3万人、1日平均99人
…まだまだ、あるぞ!
◯これからの日本は「戦争ができる」国→監視社会 私たち市民は国家の従僕
(マイナンバーは無視して大丈夫です。騙されないでね)
◯その他、書ききれない事
・日本の軍需産業について
・原子力産業の構造
・インド原子力産業と米国武器取引
・軍需産業と原子力産業の相似形
・軍産複合体の「家電から軍需まで」
・地位協定
◯マララさんの言葉(P6)
「軍事費を教育や医療に振り向ける事がテロや過激思想に対抗する最善の道」
☆発行:「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016」
連続学習海第5回講演記録 43頁 頒価250円
☆たんぽぽ舎で扱っています。
発送ご希望の方は、郵便振り込みの先払いをお願い致します。
1冊250円+送料100円、発送先のご氏名、ご住所、電話番号を
明記の上、下記口座にお振り込み下さい。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
お振り込み後、必ず、電子メールか電話でお振り込み日と上記の
内容をご連絡下さい。
お問い合わせ先:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035
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┗■3.新規制基準で安全は確保できない (中)-3回の連載
| 「適合」できるように作られた新規制基準
└──── 木原壯林(若狭の原発を考える会)
※(上)は、6/7発信の【TMM:No2800】に掲載。
(4)非科学的な事故対策でも容認
格納容器が破損して空気中に放射性物質が飛散したときの対策として放水設備を用意するという。しかし放水で放射性物質の拡散を防げるのはほんの一部でしかない。放水した水は放射性物質とともに海に流れ込んでいく。汚染水流出にたいしては、吸着剤やシルト(沈泥)フェンスを用意するというが、これらでは効果がないことは福島第一原発事故で明らかになっている。まさに「子どもだまし」の対策と言わざるをえない。
(5)規制委の審査はずさんかつ手抜き
規制委は、原子炉施設やその立地条件にかんして、事業者による評価をそのまま受け入れている。規制委によるチェックや独自調査はほとんどない。重大事故のシナリオも事業者が策定する。そこでは地震による配管破断はほとんど考慮されておらず、したがってその対策も講じられていない。
地震対策についていえば、原発立地表層の活断層の有無が再稼働の大きな判断基準とされているが、大地震のほとんどは地中数十キロを震源としている。これらは「未知の深層活断層」と呼ばれており、その探査は不可能である。
川内原発の審査書では、火山噴火をモニタリングで予知し、原子炉から核燃料を引き抜いて安全な状態を確保できるという申請書を認めている。核燃料の引き抜きをおこなえるだけの時間的余裕をもって地震や噴火の予知をおこなうのは不可能であると、専門家が指摘しているにもかかわらずである。
また規制委員会は電力会社にたいしてストレステスト(耐性評価テスト)を義務付けている。これはコンピューター解析によるものだが、想定外の原因が多い原発事故を、人間が作成する計算プログラムよって解析するのは限界がある。
コンピュータ解析は、前提条件とデータの質に強く依存する。現代科学は原発事故にかんして、実証された完全な条件やデータを持ち合わせていない。したがって、原発を稼働したいという解析者=電力会社の意図が結果に大きく反映されるのである。
(6)設置方針の審査をおこなうだけで、それが実行されるかどうかの
検証はなし
適合審査に実効性を持たせるためには、設置変更許可だけでは不十分である。詳細設計の内容を含めた具体的かつ詳細な工事計画の認可および設備を安全に運転・保守するための保安規定の認可が一体でおこなわれなければならない。
(下)に続く
「未来」第199号(2016.5.19)より転載
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┗■4.新聞より
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◆大地震の夢で跳び起きる
この5年間に起きたことを思い起こすと、幻のように感じる。事故後、余震が続き、夜中に何度も起きた。そのたびに「福島第一にいる作業員は大丈夫か。冷却は止まってないか」とテレビをつけて確認した。
その後、夜中に地震の夢を見るように。「あっ地震だ」と目を覚まし、収まったと思って寝ると、今度はごう音がし、立っていられないような揺れを感じて跳び起きる。玄関まで出て、福島第一が気になり、慌てて部屋に戻ってテレビをつける。「あれ、何もやっていない。夢だったんだ」ということが何度かあった。2年ほど前まで続いた。
一時期、酒を飲む量が増えた。夜、眠れなくて酒を飲んでも、3時間ほどで眼が覚めてしまう。そんな状態が半年ぐらい続いた。それでも朝早くから仕事に行った。仕事があったから救われたと思う。
東電関係の仕事をしていた妻は「私はこれまで『原発は安全です』と言い続けてきた。原発が爆発したのはみんな私のせいだ」と落ち込んだ。電気をつけず暗い部屋の中にいたり、納豆ばかりを食べたり、ふさぎ込んだ。お互い普通じゃない状態がしばらく続いた。
震災から時間がたつにつれ、人に会うのがつらくなってきた。家族崩壊、引きこもり…。どんなに賠償をつんでも治らない「原発患者」が増えている。
(聞き手・片山夏子)
(6月4日東京新聞26面「福島作業員日誌・下請け社長」より)
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