アジア記者クラブ9月定例会
- 2016年 8月 30日
- 催し物案内
- 森広泰平
メディア最大のタブー日米同盟を検証する
辺野古新基地建設と今も生きる核密約
2016年9月28日(水)18時45分~21時
明治大学研究棟4階・第一会議室
ゲスト 春名幹男さん(早稲田大学客員教授)
安倍首相の登場以来、「日米同盟は盤石」、「日米同盟の強化」という言葉が
金科玉条のごとく繰り返されてきた。「中国の脅威」「北朝鮮の核やミサイル」
への抑止力として、米軍が日本に駐留している最大の理由にもされてきた。その
一方で、尖閣(釣魚)諸島の領有権を巡る日中の対立が武力衝突を招いた場合、
米政府の「日本の施政権が及ぶ範囲に日米安保条約第5条を適用」という発言通
りに、米軍が日本を防衛してくれるのか、疑問符が付いたままである。旧安保条
約が締結されてから65年。毎年、1800億円を超える「おもいやり予算」を
組みながら、巨額の負担に見合った同盟の実態が検証されることはなかった。
9月定例会は、共同通信で米国駐在が10年を超える春名幹男さんをゲストに
お招きします。昨年、『仮面の日米同盟』(文春新書)を上梓されました。新安
保法制下で、集団的自衛権の行使が合法的に実行されようとしている中で、春名
さんは米外交機密文書を入念に読み解きました。一例を上げれば、新ガイドライ
ンの作為的翻訳によって米軍関与の印象強化が演出され、実は同盟の実情が米軍
の「支援のみ」にすぎず、米国が半世紀にわたって求めてきたのは、核密約と兵
站基地の提供であったことを外務・防衛官僚のみが早くから把握していたことを
明らかにしておられます。当日は、既存メディア最大のタブーである日米同盟の
実態にメスを入れたいと思います。
春名幹男 1946年京都市生まれ。大阪外国語大学卒。共同通信社ニューヨー
ク支局、ワシントン支局、ワシントン支局長。名古屋大学大学院国際言語文化研
究科教授を経て、現在、早稲田大学大学院客員教授。ボーン・上田記念国際記者
賞・日本記者クラブ賞受賞。著書に『ヒバクシャ・イン・USA』(岩波新書)、
『秘密のファイ ル―CIAの対日工作』(共同通信社)など。
★予約⇒お名前、所属、会員の有無、Eメール、電話番号を記載の上、必ず2日
前までにEメールでお申込み下さい。返信メールでの予約の承認がないと参加で
きませんので注意願います。
■会 場 明治大学研究棟4階・第一会議室(東京都千代田区神田駿河台1-1)
■交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車
■資料代 ビジター1500円、会員1000円、
明大生・教職員無料(予約制)
■主 催 アジア記者クラブ(APC)
■連絡先 アジア記者クラブ(APC)
東京都千代田区三崎町2-6-2
ダイナミックビル5階 たんぽぽ舎気付
E-mail:apc@cup.com
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